マルコさんのブロックチェーンセミナーに参加してきたレポートをお届けします。
場所は、名古屋市笹島にあるコワーキングスペースwework。
◆マルコさん プロフィール
暗号通貨・ブロックチェーンを活用した地域振興や集客アップの可能性に着目し、 一般への普及活動に各地を飛び回るエバンジェリスト。
青年会議所等での講演やセミナー、コンサルティングも積極的に開催。 暗号通貨で秋葉原や地方を盛り上げるプロジェクトに参画中。 暗号通貨決済導入支援をした某農家のTwitter初投稿はインプレッション約10万を叩き出す。売上も順調に拡大。
最近はゲーム業界におけるブロックチェーン活用による付加価値創出ビジネスに取り組む。
◆ブロックチェーンとの出会い
元々、2011年にある中国人との出会いから起業。
2012年頃に中国のGDPが日本を抜いた時、これからは中国の富裕層が増えるので、その人達に日本の良いものを売っていく必要があると思った。
そこで、まず目につけたのはインフルエンサーマーケティング。
インバウンドプロモーション事業で活動をしていた。
2016年の終わり、動機はお金儲けしたいなと思っていたら仮想通貨と出会う。
bitcoin以外にもたくさんコインがあり、いろいろ調べてみたら、おもしろい事がわかってきた。
それからブロックチェーン、VR空間の広告ビジネスに力を入れるようになっていった。
それから、参加者での自己紹介を行いました。
自己紹介を伺うと、業種は様々な方がいらっしゃいました。
数名は、マルコさんが話すからでこられたようでした。
◆セールスファネルとブロックチェーンの関連
セールスファネルは、認知・興味・検討・購入・顧客維持ですが、ブロックチェーンとの相性がとても良い。
◆モナコインから見る活用事例
特にお金をもらわない中、モナコインを広げようと動く人がいた。
発祥は2ちゃんねる。オタク属性の方が多かった。
スタートは2017年、決済手段として使われるようになり始めた。
あるメイド喫茶で決済するようになったと知り、マルコさんがお店にいったら、同じ時間に知人(岐阜県在住)と遭遇。
twitterで情報を見てきたとのこと。
話をする中、メイドがドンペリいれて〜と言ってきた。
しかし、現金もモナコインをない。
そこで、やったのがTwitterで投げ銭をお願いする。
この頃は、twitterで投げ銭ができた事から、みんなにモナコインを投げてもらおう。(お金をいただいちゃおう)
投稿した所、みんなからモナコインが集まり、ドンペリを注文できるまでのお金が集まった。
◆某農家さんのNEM事例
マルコさんのtwitterを見て、連絡があった九州の某農家。
直接現地に伺い話をし、twitterをはじめましょうと提案。
早速Twitterを開設。フォロワーはマルコさんのみ。
その農家さんが自分のアカウントである投稿をした所…インプレッション(表示数)が98000件を超えた。
多くのリツイートも起き、話題になった。
◆ブロックチェーンの特徴
・コンピューター上なのに、改ざんができない。
・すべての履歴が残る
・電子データなのに信用できる
→デジタル上に、有限性・希少性をもたせる事ができる。
自分で、通貨を創り出す事ができる。
◆ブロックチェーン技術を使った送金の流れ
通常の送金とブロックチェーンでの送金は、中間が少ないためマージンが少ない。結果、手数料が安い。
送金対応をする人をマイナーと呼ぶ。
マイナーは、ブロックチェーン技術を管理してくれている人であり、共同管理をしている。
仮想通貨の送金手続きを、特定の企業や個人が行うのでなく、みんなで行う形式。
ただし問題もあり、送金する人や金額が多くなると送金づまりが起きる事がある。
・仮想通貨の改ざんはできるのか?
改ざんは不可能ではないが、すごく難しい。
ブロックチェーンのお金を書き換えをする場合、莫大な費用と手間がかかる。
またマイナーは、手数料が収入となるため、独り占めするのは嫌う。
よほどの事がない限り、改ざんは難しいと言える。
◆中国の評価制度
中国で始まっている人間の評価制度。
アリババのアリペイの使用履歴等をもとにスコアリングされる評価制度が始まってから、中国人の生活は変わった。
例えば、縁談の際、昔は親が聞く事として出身校や経歴などだったのが、今はスコアを聞かれるようになった。
行動が監視されスコアがつけられていく。
また、低ランクだと結婚できないニュースもあるほど。
ただ、この制度は通常のデータベースでアリババが管理権限を持っているので、改ざんされる恐れがありますが、ブロックチェーンにすると改ざんがほぼ不可能で公平性を保てます。
もし、日本で評価制度が始まるなら、ブロックチェーン技術を使ってほしい。
◆電気に顔が見える「みんな電力」
世界の電力に、選べる自由と楽しさを。
電気を使う際、誰が作った電気を使っているかを知る事ができる。
顔の知る事ができる電力という事が魅力。
それを可能にしているのがブロックチェーン技術。
多少値段が高くても、環境に良い電気を使っているアピールができる。
◆イラストの所有が可能「進撃の巨人」
進撃の巨人のイラストの一部をデータとして所有できる。
所有者が決まったら、製作者側で同じデザインを増やす事はできない。
◆カードゲームでの販売事例
クリプトスペルズというブロックチェーンのカードゲーム。
2週間、販売を行い売上3000万円。
将来の希少性に期待が高まり、カードを買う方が多かった。
高いカードは1枚30万超え、安いカードでも1枚5,000円前後
マルコさんも、4枚購入している。
しかし、希少性だけで売れたのではない。
ゲーム事態が、カードゲームとしておもしろいからここまで話題になり売上にもなった。
またゲームが良いものなら、口コミが起きるため、ユーザーが広めてくれる。
無料でもそこそこ楽しめるゲーム性があり、カードの有料販売で売上が上がる。
良いモノとブロックチェーン技術の活用事例の一つ。
遊んで稼ぐ事ができる。
◆ブロックチェーンブログ
今あるブログは、情報発信するかアフィリエイトでお金を稼ぐタイプがほとんど。
その中、ブロックチェーンを使ったブログがある。
特徴は、広告がなく、記事を書いていいねを押されると通貨がもらえるシステム。
単純に稼いだ人が一番ではなく、通貨をもらいながら評価にも関わる。
steemitを事例に話されてました。
いいねを押されるとsteemという通貨が手に入る。
記事で獲得した通貨が信用スコアにもなり、たくさん通貨をもっている人=信頼性があるとなる。
ただし、たくさん通貨が付与されるかは、いいねを押されたタイミング、いいね押す人が誰なのかなど、様々な要因があり、自動的・不作為に押しても通貨はあまり獲得できないようになっている。
一番のポイントは、書き手と読み手が共に稼げること。
◆さいごに
サーファーに例えて話がありました。
サーファーは、小さな波に乗り、大きな波を見極める目をつけてビッグウェーブに乗る。
ブロックチェーンも、今は知っている方が少ないですが、流行ってから
世の中、戦術だけ学んでも迷子になります。
自分の内側から出るものを見極めて、戦略をもち一貫性をもった行動をしていってほしいです。
また、世の中がどのように動いていくのか?
チャンスの波を見つけたら、ビッグウェーブに乗りましょう!
◆個人的な感想
僕はマルコさんと付き合いが3年上あるので、聞いた事ある話が多かったですが、知らない方からすると、まだまだ真新しい内容である事を見て感じられました。
改めてマルコさんの話を聞いて、遠くない内にブロックチェーン技術は普及するなと個人的に強く思いました。
マルコさん、ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました!