大人の私でさえ、食べるものを選んでいるように、見えて実は、あるものからしか選択できない。本当は、どんなものかわかって食べている人は、農家をはじめごくわずかな人々なのだろう。
そんな現代社会の食の闇に刺すドキュメント2021年7月3日公開『食の安全を守る人々』。
日々の食卓を真剣に考える予告編をどうぞ。
もう何年もの間、ゲノム編集、遺伝子組み換えの脅威や農薬の危険性について話題は出てくるが、そのどれもよくわからない。解決しているのか不明。何が問題で、なぜそのようなことが行われているのか。そのほとんどを私たちは知らない。
今作は、食という身近なものでありながら、専門用語が多々出てくるため、少し難解な作品となるかもしれない。無農薬やグルテンフリー、オーガニックといった日々目にする言葉の意味する価値がどこにあるのか。そのほとんどをなんとなくの理解で摂取していることでしょう。
かくいう私は、ほとんど無知であります。日頃目にするものの大半は、すでに加工済みであるとするともはや何を食べているのでしょうか。食べていいもの悪いものの判断をしているか。お恥ずかしながら、私はほとんど見た目と裏にある成分表示くらいしか見ていないでしょう。成分表示をどこまで信じていいのかすらもわからずに見ていること自体、無意味に近いもの知れません。
そんな、毎日の欠かせない食について扱う本作は、食べ物について考える良い機会となるのではないでしょうか。
それでは、それでは。