好餃子(ハオチャオズ)は餃子専門店です。「ハオチャオズ」と中国語読みです。そのために本場の感覚がありますが、スーパーの一角の餃子の実演販売から出発しました。「最上級のフツーの味」をセールスポイントとしています。奇をてらわずに普通を打ち出す点が評価できます。食物は毎日食べるものであり、リピーターが重要です。リピーターには普通の味が向いています。
セールスポイントはスパイスです。青森県産ニンニクや高知県産生姜「黄金の里」(こがねのさと)を利用した独自のものです。「黄金の里」は生姜特有の辛味成分や香り成分が従来の生姜より多く含まれています。この生姜の辛味成分にジンゲロールがありますが、これは血行促進や発汗作用があり、冷えの改善に効きます。スパイスをセールスポイントとする点はケンタッキーフライドチキンと重なります。
ハオ餃子は基本メニューです。餃子の皮は、もち米を混合し、弾力があります。具は豚肉とキャベツなどの野菜です。肉餃子の印象が強いです。
九条ねぎ餃子は野菜餃子の印象が強いです。九条ねぎは京野菜です。風味豊かな九条ねぎのシャキシャキ感がたまりません。
しそ餃子は、しそが濃いです。しそを強烈に感じます。野菜を食べた感があります。餃子は野菜を摂取できるところがB級グルメ好きには嬉しいところです。
好餃子アトレ浦和店は焼き鳥などを販売する銀座縁アトレ浦和店と同じブロックにあります(林田力「銀座縁の焼き鳥」ALIS 2021年1月3日)。焼き鳥にしようか餃子にしようか悩みます。
餃子は美味しさがギュッと詰め込まれています。異なったものを一つにまとめて食べられる美点があります。ハンバーガーや寿司が好物な私に向いています。
餃子には焼き餃子と水餃子があります。日本では焼き餃子、中国では水餃子が主流です。焼き餃子は固さと柔らかさのアクセントを楽しみますが、ゆで餃子は全てが柔らかく、とろけます。焼き餃子も良く焼けてパリパリした皮を楽しむものと、ふにゃりとした皮を楽しむものがあります。
餃子と言えば林田球の魔法ダークファンタジー漫画『ドロヘドロ』を想起します。主人公カイマンの好物は大葉ギョーザです。殺伐とした世紀末的な世界でありながら、料理の細部に凝っており、美味しそうです。
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◆林田力の著書◆
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飽食の時代から脱却