最近は、大きい会社をつくりたいという思いがあるものの、何の事業をやるのかという問いに悩まされ続けて、なんとも言えない時間を過ごしている。
本当に、起業をするという選択肢でいいのか、そもそも起業が目的になりつつあるのがいいのかと悩みの種はたくさんある。
そんな中読んだのが、
Cyber Agentの藤田晋さんが書かれた「渋谷ではたらく社長の告白」という本だった。
藤田さんは、わずか2年で上場までたどり着くという偉業を成し遂げている。
だから、さぞやすごい才能を持っている人なんだろうなと勝手に思っていた。
けれど、この本を読んで思ったのは、最初から天賦の才を持つわけではなく、
「21世紀を代表する会社を創る」という志をもとに、常に一歩一歩進んでいく実行力と行動力が優れている人なんだと感じた。
藤田さんの行動は、緻密に計算された結果導き出された行動というわけではなく、機会を見出すとすぐに、行動をし、そこでなんらかの障害があらわれたとしても、乗り越える実行力があった。
急に大阪支店を創ったり、
大きなオフィスに移ってみたり、
さらには、上場までをその思い付きともいえるところから成し遂げている。
その行動力がすごい。
そして、その経験によって、このように大きな成長を遂げた会社を創った経営者となったのだなと感じた。
もう一つ思ったのが、大きい会社を創りたいという思いでもいいんだということだ。
今までは、事業にビジョンが伴わなければいけないと思い続けていた。
しかし、そこまで負の体験をしたことがないために、今ビジョンを持てるような事業は一切思いつかなかった。
それで、大きい会社を創るということを結果として求めていこうとちょうどこの本を読む2.3時間前に決めていた。
それでも、続けられるのであればいいと納得できた。
藤田さんがここまで短期間で大きな会社を創ることができた理由は、
・インターネットバブル
・人材を大切にする経営
・営業力
・行動力とやりきる力
だと思う。
ここを学びとして活かしていきたい。