いつもの景色が少し時間を買えるだけで素晴らしい夕日を見せる。いつもの道が雨で濡れて幻想的な気持ちを生む。いつもの仕事やいつものことが少しのことで変わることを我々は知っているが積極的に求めることは少ない。
私は小さい頃アップルパイを食べることができなかった。よくあるシナモンがだめだったということと調理りんごが許せなかったためである。しかしいつの頃からか食べ物に対しても寛容になり多くの気分で避けていた物を食べるようになった。そしてその多くを現在では好んで食べるのである。アップルパイもまたそう、とは言えない程度に食べるだけであるがミスドのアップルパイは静かにバージョンが変わっていたりしていて現在のものは好んで食べることができる。
苦手であったシナモンはなく調理りんごの感じもどちらかというとジャムのようで気にならない。パイはサクサクで中のフィリングの具合も程よい。そのぶん香りや食べごたえは物足りないと思われるのかもしれぬが私のようなものにとってはベストの状態である。
また今回はホイップを追加しているがそれがまたいい組み合わせである。公式にもホイップの組み合わせのおすすめとしてアップルパイは並んでいるがこのバージョンならではの相性であるとも言える。物足りなさや濃厚さをホイップで追加することが真の完成であるとまでいえる。あえてそうしないことであっさりと食べることもできるという選択であるのではないだろうか。
唯一私は長居をするタイプの冒険家でありなおかつ温めて食べるものが冷えるのが嫌いであるためにパイを得るために別のドーナツにも登場願わなければならぬ点が私にとっての欠点と言えるだろう。
ミスドも例にもれず消費増税している。しかしポイントは表示である。わざわざ混乱を招く税抜き8%10%全て書いてあるのである。私の提案としては安く見せるのは諦めて10%表示にし持ち帰り客には2%引いて持ち帰らせるのである。混乱はないし店も楽だし持ち帰りが少し特に見えるのはいいことである。