選ぶならこれ一択というのは私にはむつかしいことが多い。可能性を捨てきれなかったり個性を楽しむことに傾倒するばかりに一番を作れないことになるからだ。
しかし今回辻利ヨロイヅカの驚シリーズから選ぶなら迷うことはない。ポンデパイショコラでいい。
今回辻利抹茶とヨロイヅカチョコでダブルコラボのミスドであるが、今回限定の中の限定として登場したのは2系統4種類である。抹茶生地のポンデリングの下にパイを敷いてホイップを付けたものとチョコか抹茶のパイにホイップをつけたものだ。この段階で私は可能性を一つ奪われた。それはクリスプという系統に分けらた2種を楽しむことはないということである。ミスドは幾度となくパイを前面にしたスイーツを出しているがパイが成功していたことはほぼない。とはいえ食感にパリパリやクリスプ要素がないというだけでこの食感が目指したゴールだというなら味としてなしということはないのかもしれない。まあ私はそれでもお勧めしないのであるが。
パイ使っていることもあり包装は今回初お目見えのものである。食べる瞬間までちらりとしか目にできない状態は唾液を呼ぶことになるだろう。
今回の一押しでもあるポンデパイショコラは抹茶ポンデに抹茶チョコがコーティングされポンデの下にはパイ生地を座布団のごとく敷きドーナツの穴にチョコホイップをトッピングしてある。
普段のチョコとは違う茶色のチョコホイップとパイ生地は見た時点で相性がいいことを思わせた。
一口噛み切ってみればポンデのもっちりとパイの食感もぱりぱりと生きていてねっとりと混ざってくるチョコが最高である。さらにもう一口もいけばチョコホイップもたっぷり含むことができるだろう。ねっとりもっちりぱりぱりと食感が楽しいことはおいておき味である。抹茶はチョコはポンデはホイップは、いい塩梅である。それぞれは打ち消しあうこともない安定したメンバーであるがそれでもミスドはチョコの香りを消すのも得意であるし食感を消すのも得意としている。が今回は安心して選んでいい。
実は今回一応クリスプ宇治抹茶ショコラも入手したが特別伝えることはない。