パフォーマンスの高さ、それは人によって違うだろう。カロリーを求めることもあれば自分好みの味であることもある。金銭だって重要な要素の一つである。
その上味も足りるものというのはそれだけで十分に幸福であることを認識しなければならないだろう。
いつからだろう。私達はそこにあるものにケチをつけることに主眼を置きそれに反応してしまうようになった。それが人というものかと思うことも合ったがそうでもないらしい。我々はあるものがすでに足るということを認識し直さなければならない。この大きさにもこの内容にも味にも。
もっちりフルーツスティックは何が足るであろうか。シナモンとドライフルーツ、そしてしっかりっした歯ごたえの生地。フルーツスティックのドライフルーツはネチネチと歯に強く当たり風味を残すだろう。シナモンは賛否のあるフレーバーであるが冬にはその効果もあって好まれている。
もっちりフルーツスティックは単純な量よりも長い時間をかけて楽しめるドーナツである。もっちりとはいえしっかりとしたその歯ごたえが噛む回数や時間を増やすのである。そのことはコストにもカロリーにも関わってくるだろうがそれ以上に重要なことは噛むことによって生まれる味わいである。食材は全てしばらく噛んでいると口の中で馴染み変化する。しかし近代の咀嚼回数はそれを阻害していると言ってもいい。その点もっちりフルーツスティックはしっかり噛める。味わえる。
我々はこの他にももっちりフルーツスティックから足りることを知れるだろうか。そしてミスドから他のことをもっと知ることができるだろうか。