ALISがLDCと交換できたり統合すればの話だけど、ALISが今後上手くいくにはLDC(ライブドアコイン)の価値が上がらないといけない。
そしてLDCの価値を上げるには、LDPがどれだけの実用性と優位性を備えるかがカギになる気がする。
今のところは飲食店で使える?用になりそうだけど、それは別に仮想通貨を現金化すれば今まででもできた話で、実用性はあれどLDPの優位性は特になさそう。
ミンカブはライブドアのクリエイターを推していたけど、基本的にはライブドアブログはクリエイターがいい意味でも悪い意味でもアマチュアという感じが強く、クリエイターのコンテンツ力を持ってして、LDCの価値を上げるのも難しそうだ。
あとゲーム散歩騒動をみるに、ミンカブがいわゆるクリエイターと上手くやっていける気もしない・・・。
そうなると、期待したいのはミンカブの本業の金融だ。金融に関するサービスや商品をLDPと交換可能なものにし、それが現金を使うよりもお得なシステムであれば、かなりLDPに優位性ができると思う。
例えば貯めたLDPの何%かを投信に積み立てできるとか(SBIとかがやってるような奴)のサービスを展開すれば、LDPを目的にライブドアのエコシステムに加わろうとする人間も増えるのではないだろうか?
最近上場したnoteなんかは今はどうなっているか知らんけど、一時期売上の主力は情報商材だったし、現在一番人気の元日経記者の後藤さんのnoteが金融情報のまとめであることからも分かる通り、結局一般人はコンテンツにはお金は払わないが、お金がより儲かりそうな話にはお金を払ってくれるわけなので、そもそもクリエイターより儲け話の方がトークンエコノミーのエンジンとして最適な気もする。
ここまでALIS理念とはだいぶ離れた話をしているわけだが、結局トークンエコノミーはなにかしらエンジンがないと回らない。理念だけがいくら高尚であろうと、それが夢物語で終わることを仮想通貨の死んでいったプロジェクトたちが嫌になるほど教えくれた。
ミンカブの決算説明動画では瓜生CEOはだいぶ夢の詰まった(一昔前ならワクワクするような)構想を話していたが、自分的にミンカブにはどんなに泥臭くてもいいからエコシステムのエンジンに力を注いで欲しいと思うし、なんとなくしたたかにそんなことをしてくれるんじゃないかという期待がある。
まぁしたたかな感じで、ALISがいつのまにか消えていく可能性もなきにしもあらずだが、とりあえず本決算を楽しみにしましょー。