まず、仮想通貨がもたらした事は、中央集権から非中央集権への変革でした。個人の財産をブロックチェーン上で記録し管理する。送金の手数料は格段に安くなり、送金時間も短縮できました。ただ、店舗での決済に仮想通貨を使用するメリットはまだ少ないと感じます。
その通貨を保有しているということは、今後その通貨がさらに価値をもつと信じ投資や投機目的での保有している方が多いと予想します。そのため仮想通貨の発行元は、バーンやロックアップをするのではないでしょうか。今後、使用した仮想通貨が100倍になったなんてことになれば、その買い物はとても高価な買い物だったと後々、思う日が来るかも知れません。日本の税制面からも仮想通貨での決済はまだまだ豊かなものとは言えないでしょう。
あとは手数料がごく少額だったとしても、例えば1000円の買い物をしそれを1000円分の仮想通貨プラス手数料を払うのはナンセンスに感じます。1000円札をサッと出したほうがスマートと言えるかもしれません。決済がメインの通貨は今後苦戦を強いられるかもしれません。
私が予想する未来は、様々なコミュニティでブロックチェーン技術を応用したコイン(トークン)が乱立し、それを信じる者同士のコミュニティ形成にシフトするのではないかと思います。そのコミュニティを応援することで生活をするようになる。このALISコミュニティもそうではないでしょうか。
例えばファンが多い人と言えば、有名人やアイドルが最初に思いつくのではないでしょうか。例えばジェニーズ事務所がジャニーズコインを発行したとします。このコインはジャニーズ所属グループやアイドル個人に送金(チップ・投げ銭)することができます。総発行量などが決められており、ICOによる購入、そのコミュニティを支援することによるエアドロップや、取引所での購入などができます。ジャニーズ事務所はグループの人気順をコインの獲得量で決めることができ、メンバーの給料の指標をメンバー個人がファンより獲得したコインにより割合の変更やボーナスとして支払うことができます。またCDの代わりにブロックチェーンに楽曲を載せ、独自のアプリにより再生可能にすることでコピー、海賊版の大幅減少が起こるかもしれません。
これは一つの例ですがAKBや乃木坂といった女性のアイドルグループでも同じことが言え、アイドルだけでなくスポーツや音楽すべての団体、すべての個人を応援しているファンが個人とつながる機会が設けられると思います。
有名人でなくても構いません。
どこかで難病で患った女の子の存在をあなたが知りました。あるいは、メジャーリーガーを夢見る少年の存在をあなたがどこかで知ったとしましょう。イメージは『あしながおじさん』です。自分のできなかった夢を代わりにかなえてくれそうな若者でもいいんじゃないでしょうか。そんなすべての個人をブロックチェーン技術で支援できる世の中が来ると信じています。
少子高齢化で政府が維持する現行のシステムに負荷がかかり、そこを補うかのように民間の大企業がコミュニティで様々な取り組みを始めるのではないでしょうか。AIが人の代わりに仕事を始め、企業が無料で食糧の供給を始めます。まずは貧困地域から、子ども・お年寄り、次に社員などのコミュニティ、それにかかわる人々。これが次の世界での企業のミッションでありステータスなのです。全ての物は極限までコスト削減され、あと少しで無料の領域までたどり着きそうです。ベーシックインカムにより国民は等しく現金(国の発行する仮想通貨)を受け取り、自分の好きなことを好きなだけできるようになりました
紙幣・硬貨は姿を消し、改竄不能なブロックチェーン技術により信頼を数値で表す時代。人々の生き方はこれまでのような今現在の生き方をする者とコミュニティ内で生きる者に分かれます。
その端々が今現在にも見られます。ニュースはTwitterなどSNSが最初の発信源になり、ネット、TVと時間もコストもかかるものが後者になります。
①社会での団体に属し仕事をして生計を立てる者
②仕事はせず、SNSなどコミュニティで生計を立てる者
生き方を考えるとき、この二択が仮想通貨界隈でも頻繁に論じられますが
働き方革命で政府は労働時間を短縮し、その分副業を後押ししていきそうです。
これまで私は仮想通貨に投資し、ブロックチェーン技術を学び、そのことにより成功を手にして仕事などのストレスから解放され自由となり、豊かな生活を送りたいと考えていました。しかし、今は仮想通貨での成功は一つの通過点でその後、これまでの社会での仕事を通しての自分の役割、責任、キャリア形成を考えると同時に、コミュニティで生きる事にもシフトすることが私の目指す生き方だということに辿り着きました。まだまだ仮想通貨やブロックチェーン技術が未成熟な現在でどちらかの生き方を二者択一で決めることは私にはできませんでした。多くの種類の通貨を保有していますし、どれか一つを信じ、他を否定することもありません。今後、私の活動を目にした方がいてファンができたとすれば、そんなファンに支えられ生きるコミュニティでの私もとても面白い存在になるでしょう。文才がなく、長文で伝わりにくい中、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。