ロッテルダムには、週に1~2日開催されている街のマーケットが、地域ごとにいくつかあります。
日常生活に根付いた、野菜や果物、肉や魚、お花、洋服や日用品を売っていたり、スナックと呼ばれる、気軽に食べられる軽食が販売されています。
海外の蚤の市、ヴィンテージの洋服や雑貨、古書などを販売しているような、おしゃれなマーケットとは異なりますが、活気があり、町の雰囲気が充分に感じられる”街のマーケット”が私は大好きです。
今日は毎週水曜日と土曜日にやっている「Afrikaander Markt」に行ってきました。
もう5月ですが、まだ10度超えるか超えないかの寒さが続いています。
「Afrikaander Markt」はロッテルダムでは2番目に大きなマーケットです。
(1番大きなマーケットは「Binnenrotte Markt」です。こちらもまた今度紹介しますね。)
さて、今日のマーケットでも色々購入しました。大体1週間分の野菜や果物をマーケットで購入し、肉・魚・パン・調味料などは、ほとんどスーパーで購入しています。
マーケットでは、1個単位の物や袋単位のものもありますが、量り売りが多いので少量で買うことができて便利です。
今が旬の「白アスパラバス」も太くて大きなものを購入することができました。シンプルに塩茹でするだけでも美味しいですし、スープも絶品です。
日本で見るものも多いと思いますが、オランダは移民が多いので、色々な国の料理に対応した野菜などを購入することができます。日本では手に入りにくい西洋野菜も気軽に買うことができます。
今回はこちらの大きな豆「zoetbonen」を購入してみました。(サイズ感は、上の写真をご覧ください。)
こちらはアフリカ系のお店で購入したのですが、このお店には見たことのないような野菜がたくさん並んでいて、少しずつ挑戦しています。
今日は、マーケットで見つけた珍しい野菜や果物などを紹介したいと思います。
こちらは世界三大芋といわれている「キャッサバ」です。
じゃがいもに比べて、約2倍のカロリーがあると言われていて、食べてみると同じ量でもずっしりとお腹にたまります。
また天然の毒があるので、下ごしらえには時間がかかりましたが、茹でてよく焼くととても美味しかったです。
こちらは上がトマトの様な形をしたナスで、下は「マシシ」というウリ科の野菜です。
ナスの方は苦みが多めで、マシシの方はトゲを削って食べるのですが、種が大きめのキュウリでした。
こちらは西洋野菜の「アーティチョーク」です。朝鮮アザミの若いつぼみで、食べるところはほんのわずかなのですが、お芋のような甘くもったりとした食感が絶品です。
半分に切るとこんな感じになっています。葉のような部分はトゲがあるのでハサミで切っておきます。また紫の部分はお花なのですが、この部分も食べられないので、スプーンでくり抜きます。
アーティチョークは先に20分ほど茹でて、他の野菜といっしょにオリーブオイル・塩・ブラックペッパーをかけて、オーブンで焼きます。
そして葉を1枚ずつはがし、葉の元についている部分をこそげとるようにして食べます。茎の上の部分は全部食べられます。
茹でる方法も試したのですが、このオーブン焼きが個人的にはベストでした。
他の野菜もすべてマーケットで購入したものです。
こちらは「セルリアック」という、セロリの根です。切るとふんわりとセロリの香りがします。
お肉料理の付け合わせとして、オリーブオイルで焼いたものをよく食べています。マッシュポテトのようにする食べる方もあります。
ミネストローネなどのスープに入れてもとても美味しいです。
こちらはオーガニックマーケットで購入した「ビーツ」です。
通常のビーツはすべて赤色の物が多いですが、これは切ると赤や黄色と白の模様になっています。
ビーツは生でも食べられるので、サラダに入れると華やかになりました。
こちらは「サバの燻製」です。
脂がのっていてとても美味しく、ごはんを合わせて和食で食べたりもしています。
これは「アテモヤ」というフルーツです。日本では”森のアイスクリーム”といわれ、とても希少で高級品だそうです。
2つに切って、中をスプーンで取りながらいただきます。
糖度が高く、甘いのですが、酸味もあり、ヨーグルトのようなさわやかさがあります。
少し凍らせて食べると美味しくて、また食べたいと思っているのですが、以来売っているのを見たことがありません。
マーケットは、スーパーより安く買えるということもありますが、お店の人や地域の人とふれあうことができる場所でもあります。
購入した野菜を使って料理するのも楽しみの一つです。
また他のマーケット情報やマーケットで食べられるスナックのこと、料理などもアップしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。