オランダの伝統料理はたくさんありますが、私が一番好きなのは「Erwten soep(エルテンスープ)」というスープです。
今までは外食したり、スーパーや雑貨屋さんの食品コーナーの出来合い(温めるだけの物)やレトルトパックを購入していたのですが、今回初めて作ってみました。
初めてなので、スーパー「Albert Heijn」で購入した、簡単に作れるキットを使用しました。
こちらは€2.79(約335円)でした。
*キット以外にも必要な物があります。
まずエルテンスープとはどんなスープでしょうか?
「Erwten」とは、オランダ語で「豆」を意味します。
豆はエンドウ豆(グリーンピース)が使われることが多いです。
豆の他には、お野菜がたくさん入っています。
キットの中身を見てみると、ネギ、人参、玉ねぎ、セルリアック、セロリの葉、エンドウ豆、ローリエ(見えていませんが)。
お野菜はこれ以外に、ジャガイモやセロリを入れたり、何でも良さそうです。
エンドウ豆と色々な野菜の入ったスープといった感じです。
今回はその他に、ポークリブとROOKWORSTという燻製ソーセージを使っていますが、ヴィーガン対応のエルテンスープなどもあります。
<キット>
・エンドウ豆 350g
・ネギ 1個
・にんじん 1個
・セルリアック ¼
・玉ねぎ 1個
・セロリの葉 1〜2束
・ローリエ(月桂樹)の葉 1枚
<キット以外で用意する物>
・ポークリブ 400g
・燻製ソーセージ 1本
・水 1.5リットル
1. 1.5リットルの水を鍋に入れて、エンドウ豆を入れます。
エンドウ豆はSplit=細かく刻んであります。
この方が早く煮えそうですね。
2. ポークリブとローリエを入れ、蓋をして60分煮込みます。
灰汁が出るので、都度取り除きます。
3. ポークリブを取り出し、細かく切ったお野菜を入れます。
取り出したポークリブは、骨を外し、お肉を細かく切ります。
4. 細かく切ったお肉を入れ、約20分間煮込みます。
→少し足りなそうだったので、約40分間ほど煮込んでいます。
5. スライスしたROOK WORST(燻製ソーセージ)を入れます。
今回使用した燻製ソーセージはこちらです。
スーパーや雑貨屋さんの食品コーナーで購入できます。
これはパッキングされていますが、そのままの状態でぶら下がっていることもあります。
6. 塩胡椒で味を調節して完成です!
ここまでは素材の味のみなので、塩は結構入れました。
煮込み時間を入れると2時間ちょっとかかって完成しました。
最初はあまりドロッとしていませんでしたが、2日目の味が馴染んだスープがこちらの写真です。
理想は、スプーンがピッと立つくらいドロドロらしいのですが、個人的には少しトロッと水分があった方が食べやすく感じます。
出来上がりはお店のようにちゃんと作れていて、エンドウ豆の味がしっかり、それと最後に入れた燻製ソーセージがポイントになっていました。
オランダ人に「エルテンスープが好き」と伝えたところ、「Snel soep」と言うんだよと教えてもらいました。
Snelとはオランダ語で「早い」と言う意味です。
お肉やお野菜の栄養を素早く吸収できることから、そう呼ばれているそうです。
とっても美味しかったエルテンスープ。
材料はスーパーで手に入る物ばかりなので、次回はキットではなく、お野菜などを揃えて作ってみたいです。
今回の動画はこちらからご覧くださいませ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。