前にアップした世界遺産の街「エッサウィラ」で、モロッコ料理を教えてもらいました。
モロッコ料理といって思い浮かぶのは、「タジン(鍋)」もしくは「クスクス」ではないでしょうか?
私もざっくりとしか知らなかったので、2つの料理について調べてみました。
北アフリカ地域(モロッコ・アルジェリア・チュニジア)の鍋料理で、とんがり帽子のような形の蓋が特徴の独特なタジン鍋を使い、肉や魚・お野菜を煮込んだものをいいます。
どんな食材やスパイスを使ってもタジン料理というので、家庭やレストランなど使用している具材や味が異なり、モロッコ人は日常的に食べている料理です。
今回、4回ほど食べましたが、どれも違っていて、飽きのこない家庭料理の様な感じでした。
個人的には一番最初に食べたタジン鍋がお気に入りで、塩レモンやオリーブ・ドライフルーツ・ナッツなどが入っていました。
クスクスは、デュラム小麦から作られる世界最小のパスタで、またそのパスタを利用して作る料理もクスクスといいます。
日本でいうと「ごはん」のような感じですね。
クスクスという言葉は、「よく丸められたもの」「一番よい食べ物」「食事」という意味で、主食としての位置づけになります。
現在、クスクスは発祥地のアフリカやアラブ各国はもちろん、パスタ大国であるイタリアやフランスをはじめとするヨーロッパの国々、 アメリカやブラジルでもよく食べられています。先ほどのタジンより広範囲で食べられているようです。
スープやシチューなどソース状のものと混ぜながら食べるのが一般的で、カレーのような感じで食べられています。
クスクスがパラパラしているので、汁物が相性が良いです。
サラダに入れるのも人気で、細かく切った野菜と合わせて食べると、意外とお腹が膨れます。 「タブレ」と呼ばれており、ヨーロッパのスーパーでは、お惣菜コーナーでも購入できるほど一般的です。
クスクス鍋とは蒸し器のような2層式の鍋で、下の鍋でスープなどを煮込むと同時に、上の鍋ではクスクスを蒸すことができるという便利な鍋です。
毎日のようにクスクスを食べる地域では、時短調理器具として愛用されています。
今回の旅で初めて本場のタジンとクスクスを食べ、美味しさに驚きました!
タジン鍋は、日本でも作っていたのですが、どちらかというと油を使わずに、お野菜をたくさん食べれるという目的で作っていました。
(よく作っていたのは、豚バラ肉と白菜をタジン鍋で蒸して、ポン酢で食べていました。)
そして2007年頃に日本でブームになった頃には、実はヨーロッパではあまり知られていなかったそうです。
モロッコの人口の40%は先住民のベルベル人です。
ベルベル人はあまり聞きなれないかもしれませんが、サッカーのジダン選手もベルベル人です。
さて、今回はそのベルベル人でエッサウィラに住んでいる、ファティマ先生にタジンとクスクスを教えてもらいました。
作り方は動画にまとめましたので、下記をごらんくださいませ。
ファティマ先生は、日常的にタジンやクスクスを作っているのもあり、手際がかなり良いです。
まな板を使わず、鍋の上でお野菜を切るのは高度ですね。
今回の旅で初めて本場のタジンとクスクスを食べて感動し、ぜひ自分でも作ってみたいと思って、料理教室をお願いしました。
お肉やお野菜、スパイスなどは簡単に手に入るものばかりで、調理方法も難しくなかったので、自宅でもぜひ作ってみたいと思いました。
タジン鍋とクスクス鍋はありませんが、鍋やフライパンでもできなくなさそうなので挑戦したいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。