日本ではまだまだ残暑厳しいという感じですが、台湾も毎年、暑い夏をみなさん過ごしています。
熱中症対策ということもあって水分補給が奨励される昨今、台湾には街中の至るところで、簡単に水分補給ができる素敵な場所があります。
それが「飲料店(ドリンクスタンド)」です!
日本でも駅の構内やショッピングモールのフードコートなどに、フレッシュジュースをメインに販売しているお店がありますが、台湾のドリンクスタンドは独立店舗として本当に至るところにあります。
たとえば、僕のイチオシのお店、「COMEBUY」はこんな感じ。
普通に街を歩いていて、「喉が乾いたな〜」と思ったらフラッと立ち寄れる感じで営業しています。
大げさではなく、日本で言う「自動販売機でジュースを買う」ぐらいの感覚で立ち寄ります。
しかも、取り扱っているメニューも多いんです!
たとえば「COMEBUY」の場合、下記のウェブサイトに掲載されているメニューでは50種類以上のドリンクが提供されています。
しかも、COMEBUYはメニューの半分がお茶!
お茶をベースとしたバリエーションだけでこれだけの種類があるんです!
台湾といえばお茶を思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん本格的な専門店に行くのも良いと思いますが、気軽に台湾のお茶を楽しむという意味でも、ドリンクスタンドはオススメです!
ただ、ドリンクスタンドで飲み物を注文するには、少し段取りを覚えておく必要があります。
注文するときに必要なことを順番にあげると…
1.ドリンクの名前
2.ホットかコールドか
3.甘さの度合い(砂糖の量)
4.氷の量
以上の4点を伝える必要があります。
なかでも3と4(特に3)は、日本ではほとんど注文することがないだろうと思います。
しかも、上に書いたように、メニューの半分がお茶なんですけれど、お茶(紅茶だけではなく緑茶なども)の注文をする時にも、「甘さの度合い」を指定する必要があります。
上に挙げたCOMEBUYのメニュー表には、この部分について、以下のようなレベルが提示されています。
甘さの度合い(左から右へ少なくなっていきます)
標準糖、少糖、半糖、無糖
氷の量
標準冰、少冰
表現の仕方や区切り方はお店によって異なりますが、レベルの設定はだいたいこのような感じで設定されています。
特に甘さですが、「標準糖」は 日本の人にとってはかなり甘いです。「少糖」でも「標準糖」の70%ぐらいなので、まだまだ甘いかも…
ということで、僕が注文するときは、必ず「無糖少冰」です。
以下の写真はCOMEBUYではなく、台湾で一番有名?なチェーン店「50嵐」の「四季青茶」というお茶です。
一杯30元。日本円で約110円。
ヴォエトート・アリスちゃんバッジとともに。
「無糖」で頼むと、お店によっては、もしくはスタッフさんによっては、「なんで?」という表情になることもありますが、そこは気にしません^^;
ちなみに、以前は、緑茶に砂糖なんて信じられない…と言っていた日本人の友人がいますが、彼にある時、僕が間違えて「標準糖」の緑茶を渡してしまったことがありました。
そのお茶を一口飲んで、その友人…
「わ!」
「ウマッ!ヤバッ!」
と、すっかりハマってしまい、それ以来、台湾でお茶を飲むときは必ず「標準糖」、日本に帰っても砂糖を入れて緑茶を飲むようになってしまいました。
糖分の取りすぎに加担してしまったのではないかと心配していますが、今のところ元気に過ごしています^^;
台湾の夏には欠かせないドリンクスタンドですが、ドリンクに欠かせない「あるもの」に関するニュースが流れて、あらためて注目を集めるという出来事がありました。
それは、以下のニュースです。
そう、世界的に問題になっている「使い捨てプラスチックストロー」を使い続けるかどうか、ということに関するニュースです。
上のお茶の写真を見てもらってもわかるとおり、ドリンクスタンドのドリンクにストローを欠かすことはできません。
特に、日本でもすでに有名な「珍珠奶茶(タピオカミルクティー)」は、大粒のタピオカを吸い込むために、太めのストローがどうしても必要になります。
上のニュース記事では、ドリンクスタンドのストロー提供禁止は2025年ごろになるだろうという見通しが語られていますが、台湾社会に完全に根付いているこのビジネスを支えるストローが今後どのようになっていくのか…注目です。
近年の夏の暑さを思うと、日本にもあったらいいなぁ…と思うお店のひとつです。
こういうところからもぜひ、台湾らしさを感じてみてください!
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