過日自分の記事で「泣ける沁みる」という事でアニメ作品紹介したのですが、
今回は漫画です。
ビックコミックスピリッツで連載していた漫画です。
もう既に連載は終了しておりますが、単行本を所持しているので、たまに読み返してます。
国民に生命の価値を再認識させることを目的として制定された法律「国家繁栄維持法」。この法律の名のもと、1000人に1人の確率で国民に注入される特殊カプセルは、対象者が18~24歳の期間に破裂し、その者の命を奪う。そして、その「死」の24時間前に対象者のもとへと届く死亡予告証こそが、通称“逝き紙(イキガミ)”と呼ばれる一枚のカードである。この“イキガミ”の配達員・藤本賢吾が、イキガミを届けてその対象者の葛藤を描いた漫画。
基本オムニバス形式で1冊で2つのエピソードが入っています。
13冊です。
私が気に入っているのは、
「忘れられた歌」と「最愛の嘘」
「忘れられた歌」
これは ゆずがモチーフ?って感じですが、自分たちの夢をどう現実と擦り合わせるか。繋がっている友情。
「最愛の嘘」
嘘ばっかりの兄ちゃん。
でも 目の見えない妹には一所懸命で
読んでるとブワッてなります。
良いです。せつないです。
この二つ以外のエピソードでも
家族愛が溢れています。
人によって琴線に触れる部分が違うと思うのですが、
かなりボロボロ泣けます。沁みます。
10数年前にMSNでブログをやっていた当時、女性科学者で准教授のSachiさんとやりとりが有り、この「イキガミ」をSachiさんに紹介したら気に入って貰えて、彼女の研究室に置いてある本の仲間入りしました。笑
(探したらアーカイブキチッと残されていたので、見つかった。)
ただ良い本ですよって言っただけですが、気に入って貰えたのは嬉しかったです。
正直言って漫画の設定なのでしょうがないのですが、国家を繁栄させたければ若者死なせちゃダメでしょ。ってツッコミを入れたい部分は有りますが、そんな事どうでもいいくらい考えさせられます。
基本この設定の根底には、世の不条理さが流れており、そこから命の価値を見つめ直せます。
お勧めです。