ゴールデンウィークを家でぼんやり過ごしていたので、Netflixでとても良かったドキュメンタリーを紹介したいと思います。『ストリート・グルメを求めて』です。概要はこんな感じ。
ストリートフードである屋台料理と、伝統を守りながら自分らしさを打ち出せる料理作りに情熱をそそぐ人々の物語を求めて世界をめぐるドキュメンタリー。
このドキュメンタリー何がいいかって、まずはとにかくアジア各国の屋台料理がとても美味しそうだし、映像が美しいです。そしていいなぁって思ったのは、"屋台"という文化を切り取って、更には屋台に情熱をかけて営む人の”人生”にまでスポットをあてて深く掘り下げることから、現代社会は"屋台"っぽい何か、が抜け落ちちゃっているよね?という問題提起までしているところです。普段の生活の中で、自然と美味しいご飯を外でみんなで食べる、これって実は物凄く尊いことなんじゃないの?っていう。人々をひとつにする最も庶民的な場所の一つであり、格差が広がる一方で誰もが自分の世界に閉じこもっていて、屋台のように人々を結ぶものは少ないよね、と。