今日の朝食
ホットコーヒー、ミネストローネ、サラダ、マフィンがついて580円。
毎日の出費としてはきついが、たまに優雅な朝を過ごすのは一日の幸福度上げるのでおすすめ。
この中の一つを見ると苦い記憶を思い出すものがある。
それはマフィンだ。
これはただのマフィンではなく
ブルーベリーが使われているのがキモである。
マフィンの断面である。
パウンドケーキのような卵、バター多めのしっとり生地に果肉感たっぷりのブルーベリーが嬉しい。
とてもコーヒーと合う素晴らしい出来である。
さてこのブルーベリー、ある性質をもっている。
この写真はわかりにくくなっているが、果汁が染みているところが一部緑ぽくなっているのがわかるだろうか?
これが非常にくせ者でブルーベリーの色素(ムラサキイモとかにもある)は周りのpHによって変色してしまう性質があるのだ。
特に中性~ややアルカリ性のときに緑に変性してしまう。そしてこれは
に見えてしまう。
卵も弱アルカリ性ですし、ふんわりを演出する重曹もアルカリ性なので気をつけないとこうなってしまいます。
今の仕事柄お菓子を作る機会があるのだが、これで一度ひどい目にあった。
作りたてのものなのに緑色のケーキができてしまい急遽取り下げた過去があります。
あん時は冷や汗止まらなかったわ。
対処方法としてはレモン汁をいれるなどして、生地を酸性にふること。
強いアルカリ性にふってしまえばやや変色はマシになりますが食味の面からも推奨はできません。
ゆっくり朝食タイムでさえこういうこと考え、思い出しちゃうのは職業病ですね。
好きだからいいけどね。
将来、子供の夏休みの自由研究の題材に困ったらわかりやすいのでいいかと。
どうぞよしなに