
大阪・今里の下町に佇む「グリル太平」。実はこのお店、2つの入口を持つユニークな洋食店なのです。
ひとつは、庶民的で気軽に立ち寄れる入口。もうひとつは、落ち着いた雰囲気のなかでコース料理を中心に楽しめる高級感ある入口。それぞれで食器やサービスまでもが異なるという、なんとも粋な仕掛けが施されています。私は普段アルコールをいただきませんが、それでも一度は試してみたくなるような魅力を感じます。
今回は常連の方にご案内いただき、庶民的な入口から入店。下町らしい温かさに包まれながらも、どこか異空間に迷い込んだような感覚を覚えました。昔ながらの洋食を味わいながら、気さくな空気と非日常の調和を楽しめるのは、まさにこのお店ならではの魅力です。
次回はぜひ、もう一方の高級感あふれる入口から訪れてみたいところ。コース料理が並ぶ空間では、有名企業の方々がお忍びで訪れることもあるそうで、より特別な時間を過ごせる予感がします。
さらに奥へ進むと、知る人ぞ知る隠れたワインセラーが。珍しい高級ワインが並び、これを目当てに足を運ぶ方も多いのだとか。ワイン好きにはたまらない楽しみが待っています。
大阪・今里の「グリル太平」は、まるで一つのお店で二度の体験ができる、そんな不思議で贅沢な洋食店。訪れるたびに違った顔を見せてくれることでしょう。

















