いつまで続くのかわからないクリスペ初心者個人の感想記事シリーズ、12回目です。
もし今からクリプトスペルズを始めるという方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらの招待コードをご利用ください。ゲーム内でカードを入手する際に使う採掘チケットが20枚手に入るとかなんとか。
招待コード:kZMS
今回も記事が長くなったので目次を作りました。だいたいこんな感じの流れです。
目次
前回のあらすじ
準備2:イラストを用意する の続き
・補足:イラストで意識したところ
カード作成へ
・カード名
・攻撃力/体力
・種族
カード発行!
カード性能について
まとめ
※前提として、メタロッグはイラストもデザインも素人であることにご注意ください。また、このステップはあんまりクリスペとは関係ない気がするので、お急ぎの方は次の「カード作成へ」までスクロールしてください。
ここでやることは(説明する分には)簡単で、用意したVRoidモデルを撮影し、それをクリスタでトレスして加筆修正して色を塗るだけです。
具体的に画像をお見せしますと
これが
こうなって
こうじゃ。
今見直しただけでも何点か修正したいところがありますが、このイラストからカードを作成しているのでこのまま進めます。
VRoidモデルそのままの方が整ったデザインなのは間違いないのですが、ご覧の通り一部加筆しています。
需要の有無は別として、最低限未来の私が記憶を失って「どうしてこういうデザインなんだっけ」と思ったときに記憶を取り戻せるように、意識して加筆した箇所を記録しておきます。
・髪型
連撃を意識した要素その1です。連撃=2回攻撃できるということで、何かを2つ付けたかったのです。最初の候補となったのは髪(というか頭部)でした。頭に角か刃でも付ければそれっぽくなるのではないかと思ったのです。
しかし、角は悪魔っぽいのでナシ。刃は有力かと思ったのですが、「もしかして:東北きりたん」ということに気づいてストップしました。名残として、両サイドの髪を少し尖らせるだけにしておきました。
・天使の輪
連撃を意識した要素その2です。天使の輪といえば天使の象徴的なパーツですが、基本的に、一般的に、たぶんおそらく輪は1つしか付いていません。じゃあ、輪が2つ付いていれば異質な感じを出しつつ連撃要素を盛り込めるのではないか。そして、輪が2つになるなら配置も工夫したいと考えた結果、頭上ではなく尖った横髪の先端に輪がくっついたようなデザインになりました。
2つの連撃要素が最終的に合流した形ですね。
・羽根
天使といえば羽根です。普通の羽根ではあまり面白くない(うえに今の技量ではいろいろ厳しい)と思ったので、SF的な光の翼のようなものを目指しました。イメージの何割かは某ガンダムSEED方面から来てます。色味と線が少ないことしかそれっぽい要素が見当たらないのはここだけの秘密。
出来上がったものをよく見ると、天使というよりはフェアリーに近い質感になっていますが、私がそれに気づいたのはカードを発行した後であった。
スピリットとイラストの準備が整ったので、いよいよゲーム内でのカード作成に進みます。
実際の作成画面はこちら。
入力する箇所は複数ありますが、難しいことは特にありません。
上部の「スピリットを選択」で用意したスピリットを選択することで、カード情報のコスト、キーワード能力、効果も自動的に埋まります。
それ以外の、このタイミングで設定することになる項目についてまとめておきます。
名前です。名もなきカードは作れません。何かしら考えておきましょう。
ここで注意したいのは、日本語名と英語名の両方が必要なこと。
片方を入力したらもう片方が自動翻訳で入力される、みたいなことはないので自力で両方決める必要があります。
片方の名前を決めておいて、翻訳ソフトや生成AIなどの力を借りるもよし、自分で両方決めるもよし。英語名を決めて、日本語名はそれをそのままカタカナ読みさせてもよし。
それでもハードルを感じてしまう方のハードルを下げるために、大手TCGである遊戯王OCGにおける日本語名と英語名の事例をいくつか載せておきます。
遊戯王の素晴らしいカード名の例(日本語/英語)
人造人間-サイコ・ショッカー/Jinzo
サンダー・ボルト/Raigeki
海/Umi
まあ何と言いますか、この辺は自由気ままに行きましょう。
今回私が入力しているのは
連撃の魔天使/Angel of Double Attacker
です。英語名は魔天使の魔の要素がどこかに消えています。まあ、遊戯王ではよくあることです。これは遊戯王じゃないけど。
こちらも名前の通りのもの。カードのステータスを設定します。攻撃力と体力はそれぞれ0~12の範囲で自由に選ぶことができますが、コストや能力と合わせてゲームバランスで許されない範囲で設定すると「パラメータ上限を超えているため発行できません」という注意が表示され、カードを発行することができなくなります。
今回は攻撃力9 体力7にしました。
参考情報として、今回設定したコスト・能力で許されたパラメータをまとめておきます。これらの数値から攻撃力と体力のどちらか一方が1以上大きくなると発行できなくなりました。
許されたパラメータ例
攻撃力8 体力8
攻撃力9 体力7
攻撃力10 体力6
文明や能力がスピリットによって決まるのに対し、種族はクリスペに存在する中から自由に設定できます。今回は天使を選びました。
こうして一通りの情報を入力し、同意事項にチェックを入れることでカードを発行できます。
そうしてできたのがこのカードというわけです。
作成したSカードはNFTやシルバーなどとは別枠になっており、カード→Sの順に選ぶことで表示できます。
この「連撃の魔天使」は今のところ1枚しか発行していないので、いわゆる「世界に1枚しか存在しないカード」になります。デジタルゲームの中で、カードゲームアニメのノリが実現している……!
ここまでテンション高めで話を進めましたが、連撃の魔天使は初心者が限られたリソースと知識で作成したカードです。強いカードを目指すと、存在するかどうかもわからない正解を意識するあまり全てを間違いだと思い込んで何もできなくなる可能性を感じたので「実用的な強いカード」は最初から目指していません。そのため、上級者の方々から見たらいろいろと残念なスペックに映っていると思います。
そこで、皆様の「どうしてこうなった」に答えておきたいと思います。
コスト9/白
スピリット取り出し元が神威の化身だったため
種族:天使
スピリット取り出し元へのリスペクト
連撃
高コストユニットのため、フィニッシャーとしての攻撃能力が欲しかった。また、個人的に連撃って強そう(強いかは別)でいいよね、という感情があるため。
速攻の方がよかった可能性は否定できません。
死亡時:相手リーダーに3ダメージ
高コストユニットであり貴重なSカードであるこのカードが瞬殺されると悲しくなることが予想されるため、死亡時にダメージを与えられるようにすることで瞬殺されても仕事をした感じにしたかったため。強さよりも精神衛生が優先されたスペックです。
ここに「手が届く価格で入手できたから」が加わります。
攻撃力9 体力7
もっと尖ったステータスにした方が強いであろうことは承知の上でこの数値になりました。死亡時能力を付けたものの、やっぱり体力が低いのは少し気になったのでこのバランス。
白なら攻撃力を体力と同じにできるカードが複数あるので、それらと組み合わせる前提で攻撃力を下げて体力を上げる手もありましたが、このカードはTAVを上げるための戦力としての側面があるので、ある程度デッキ内容を問わず組み込める方がよいと思ってこうなりました。
自分だけのカードを作って対戦で使えるというSカード作成のシステム、とても面白いと思います。前回の記事でも書きましたが、やはり小学生キッズマインドに刺さります。楽しかったです。
望む能力のカードを作ろうとするとスピリット集めというゲーム内努力が必要になり、望む見た目のカードを作ろうとするとイラストのためにゲーム外努力が必要になるので、なかなか奥深いコンテンツな気がします。
さて、最後に書いておくべきことがありますね。
未来の初心者向け資料を兼ねていたはずなのに長くなり過ぎました。申し訳ありません。