今ALISISTAの間で話題になっているCRYPVO、もうチェックしましたか?
ボランティア活動をして、それを記事にして投稿すると仮想通貨の投げ銭をしてもらえる(かも⁉)というサイト↓ができたのです。ALISから生まれました!
私は貧困や難民に関する記事を書いたことがあり、いかにも何か立派なボランティア活動をしていそうな雰囲気を出してます。が、
募金も、赤い羽根共同募金や赤十字への義援金くらいしかやっていません。しかも町内会でやっているから参加しているだけで、金額も微々たるものです。
そんな私ですが、自分の中で「これはボランティア活動」と位置付けて行動していることがあります。かなりゆるいです。
私が行っている、ゆるゆるボランティア活動は4つあります。
1 海外の友達の日本語学習支援
私のfacebookの友達は、ほとんどが日本語を勉強している外国人です。彼らが日本語や日本文化に関して質問してきたら、どんなに忙しい時でもできるだけ早く調べて答えることにしています。ALISラジオやDiscordでのチャットは参加するのが厳しい私ですが、Skypeで日本語の会話練習をしたいと希望する友達がいれば、夜中でも早朝でも(週末に限りますが)つきあいます。
2 同じマンションに住む高齢者のゴミ出しのお手伝い
私の住むマンションは築年数が古いため高齢者がたくさん住んでいます。マンションにはエレベーターがありますが、杖をついている方や、腕の力が弱いため台車にゴミ袋を積まないと運べない方もいます。私は出勤時についでにゴミを出していくのですが、途中でお年寄りの方がゴミ出しをする所に出くわしたら、声掛けして代わりにゴミ捨て場まで持っていくことにしています。
これは、ゴミ出し日は常にお手伝いをするのではなく、たまたま目にした時だけやっています。毎回ゴミ出しの手伝いをするのが一番いいのでしょうが、そのように約束して自分にもできない日があったり、万一うっかり忘れてしまった場合相手に迷惑がかかってしまいます。自分がゴミを出すときに会った人の分も一緒に出すだけなら必ず実行できますし、頻繁にあることではないため相手にもあまり心理的負担をかけることがありません。
3 猫の保護活動の支援
知り合いが、迷子になったり捨てられた猫を保護して里親探しをすることが時々あります。私自身はすでに猫を飼っているので引き取ることはできませんが、猫を保護したと聞いたら支援金を出します。金額的には家計に響かない数千円程度です。
また、我が家で使っている猫の砂や餌を変えた時、余ってしまった分を地域で継続的に保護活動をしている方に連絡をして使ってもらうようにしています。猫の砂が段ボール一箱分まるまる余ってしまった時は引き取ってもらえて逆に助かりました。
4 バスで外国人に声かけ
私は、一昨年から雨の日は通勤にバスを利用するようになりました。バスを使うようになってしばらく経った頃のことです。
K団地に住んでいる外国人は中国・ベトナム・バングラデシュ・ネパールなど様々な国から来た人達です。日本語は外国人にとって習得が難しく、中国人以外のほとんどの人達は簡単な会話ができるくらいで読み書きはできません。バスの路線図を見ても理解できないので、彼らはただ『T高校』を通るバスに乗って『T高校』で降りれば家に着くとだけ覚えてバスに乗っているのです。
どうしたら、外国の人がもっと便利にバスを利用できるでしょう?
①運転士さんがその都度説明する →業務に支障が出ますし、日本語を完全に理解できず道に迷ってしまうかも知れません。
②路線図にローマ字表記も載せたら理解しやすいのでは? →路線図を印刷し直したり停留所の表記を変えるのにはお金がかかります。
実は、このバスはT市の公営バスで、K団地は隣のK市の市営住宅なのです。K市の人達のためにT市の税金を使うのは難しいでしょう。
では、どうしましょう?
…………
自分で教えることに決めました。
それからは、バスで一緒になった外国の人が運転士に行き先を尋ねているのを見たら「K団地に行きますか?」と聞くようにしました。中にはS公園で降りれば近いことを知っている人もいましたが、やはり知らない人もいたので、そういう人は一緒に降りてK団地まで道案内します。
私がバスを利用するのは雨の日だけなので、この2年で外国人に声をかけたのはまだ4回です。回数は少ないのですが、外国の人達は同国人でコミュティを作っていますので、一人に教えてあげれば他の人にも情報が伝わるでしょう。
3月に、ネパール人の親子とバスが一緒になったので、声をかけてK団地まで一緒に歩きました。まだ若い母親は保育園に通っているという男の子の手を引きながら「前、このバスに乗ったらとても時間がかかって驚いた。今日は団地の近くに来たと思ったら降りようと思ったけど、どこが一番近いかわからなかった」と言いました。(実際、彼女は一つ手前の停留所で「ここで降りますか?」と聞いてきました)そして、別れる時に「お礼です」と買い物袋に入っていた大きなザクロを一つくれました。
私は素直にいただいて、家に帰ってから食べました。とても甘くてみずみずしいザクロでした。
これらの活動は本当に小さなことで、たいして役には立っていません。「それはSNSを楽しんでいるだけだよね」「それ、ただのご近所づきあいだよね」というようなもので、私自身もその程度の認識です。CRYPVOに参加しなければ、こうして人に話すこともなかったでしょう。家族にも言ったことがありません。
人から見たらただの自己満足かも知れませんが、私にとってはこれが無理なく楽しくできる持続可能なボランティア活動です。今後もゆるゆると続けていきます。