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就職活動をした時のお話

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  • nakamaru
  • 2019/04/23 01:08

こんにちは。なかまるです。

 

今回は私が何年も前に就職活動をした時の話を記事にしようと思います。

 

私は、大学では経済学を専攻していました。経済学を専攻した一番の理由は、経済や金融の知識を持っていて損はないと思っていたことです。実際のところ、現在のマイナス金利のご時世では経済や金融の知識がないと逆に損をしてしまうことが多々あるので、学んで良かったと思います。

また、私は人に何かを教えることが好きでした。勉強でもいいし、経済の話でもいい。何でもいいから私の持っている知識を他人に教えるということが楽しかったです。そのため、大学時代は塾講師のアルバイトをしていました。アルバイトを経験していく中で、大学卒業後は何かしらを教える人になりたいと感じていました。

 

そんな大学生活を送りながら就職活動が始まります。正直な所私は、知識を得たり教えたりするのは好きでしたが、上司との人間関係の形成などは大の苦手で就職はあまりしたくありませんでした。もしこの記事を読んでくれている方の中で、就職活動を控えている方がいたら、私を反面教師にしてほしいと思います。

 

私は、自己紹介の通り自称社会不適合者です。できるのならば働かずに生きていく術を研究したいくらいにです。笑

そんな私が、漠然と就職活動をするとどうなるか、そりゃあ失敗しますとも。

 

具体的に失敗したことを振り返ってみると、以下の三点が浮かびました。

■会社の規模

■業界・社風

■最終的な会社の選び方

……こうして並べると就職活動における要素のほぼすべてですね。

要は私が行った就職活動はほぼすべて誤りだったわけです。

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少し具体的に思い返してみましょう。

 

■まず一つ目。会社の規模。

人間関係の形成を苦手としている私は大きな会社になるほどそれが厄介なものになると考えていました。大企業になればなるほど多くの人が所属していて、それだけ多様な人がいるからです。そのため大企業には全く関心がありませんでした。しかし人間関係に関しては逆の場合もデメリットがあります。(冷静に考えれば当たり前なんですけどね。笑)

私の間違いは就職後、直属の上司に関して具体的に考えていなかったことです。やはり上司も私も人間ですから合う、合わないがあるのは当たり前です。問題は合わない人が上司になった場合です。大企業なら定期的な異動によりその上司と接することもなくなるでしょう。多くの部署・人を抱えていると一度異動してしまえば、再び同じ部署になる確率も低いですからね。逆に比較的小さな規模の会社で合わない上司と出くわしたらどうでしょう。長期間仕事をともにしなければならず、最悪の場合上司が退職するまでそれが続くなんてこともあり得ます。

私にはそれが現実となってしまったわけです。そうなってしまったら未来は絶望ですよ。

 

■そして二つ目。業界・社風。

私は経済に関心があるため、これを活かすことしか考えていませんでした。「金融リテラシーの低い日本で、金融知識を多くの方に教え・伝えることでWIN-WINの関係になれるのなら頑張れるかも。」そう考えました。興味のない仕事なんて続かないという考えもありましたし、私自身に得意なことがないため、できることが見当たらなかったというのも理由の一つに挙げられます。興味のある分野へ向かうというのは今でも間違いではないと思います。ただ、得意なことがないからと、自分の進路を自ら狭めてしまっていたのは間違いでした。

今になって痛感していることは、よほど専門的な内容で、資格等が必要な仕事以外は、誰にでもできるような仕事しかない、ということです。たしかに、仕事を覚え、うまくこなせるようになるまでに時間がかかってしまうかもしれません。しかし、基本的には特別な能力がないと出来ないような仕事は稀です。そもそも、極端な話、日本ではどの大学のどの学部を卒業していてもほとんどの企業の就職試験は受けることが可能ですし、受けることが可能ということは業界や仕事の知識など入社後にどうにでもなるということです。(そんな社会の方針は変えていくべきのような気もしますが。)

何が言いたいかというと、得意なことでなくても大抵の企業で仕事はやっていけるから自分の可能性を否定してしまうようなことはやめましょうということです。私はまさにこれをやっていたわけです。これによって業界を大きく絞ってしまいました。

また、社風に関しては入社してみないと分からない部分が非常に多いです。ただ、入社した会社の社風が合わないというのは致命的です。そのため、OBへの接触機会や現場の人の話を聞く機会というのがあれば、必ず利用するべきです。これに関しては社風が合わない確率を少しでも下げるべきということですね。もちろん私はこういった機会をことごとく見過ごしてきました。結果として私は、よく考えず社風が合わない会社に入社したわけです。

 

■最後に三つ目。最終的な会社の選び方。

上述している通り、私は働くことへの意欲が極端に低かったわけです。すなわち就職活動への意欲は皆無でした。私は周りの学生に比べ、はるかに浅はかで甘い意識のもと就職活動に取り組んでいたと今は感じます。「どこでもいいから内定出れば良いや」くらいの感覚でした。こういう考えを持つだけならまだしも、私の犯した最後の過ちは実際に行動にしてしまったことです。要は、内定を一つもらったところで満足して就職活動をやめてしまったのです。いわゆる燃え尽き症候群みたいなものではあるのですが、「あっさり内定出たしもうここにしよう」と考えてしまったのです。正直こんな学生は他に見たことがありませんが、少しでも共感してしまった方は要注意ですよ。

優秀な人材は内定を何社も取ってくる、という日本の就活における常識みたいなものってありますよね。それって優秀だから何社も内定が出る、というだけではないと思うんですよ。優秀な人、聡明な人は、最後の最後まで自分自身の可能性も模索し続けるのではないでしょうか。「希望の会社の内定が出た!就活を終わりにしよう!」ではなく、「希望の会社の内定が出た!次はどこの会社を受けようか?この業界はどうだろうか?このくらいの規模の会社はどうだろうか?外資系企業はどうだろうか?」といった具合に次へ次へと思考を止めない、歩みを止めない。だから何社もの内定を勝ち取ることが出来るのではないでしょうか。むしろ、そういった考えを持って行動に移せる人こそが優秀な人材な気がします。結局のところ、私は優秀な人材ではなかったわけです。「自分は優秀な人材じゃないから内定は1社出れば良い」と考えずに、自分の考え方次第で優秀な人材になれるのだから優秀な人材になれるよう考え方を改めるべきだったと思います。

 

以上のように、浅く愚かな就職活動をした私は、最初の社会人生活をぱっとしない形で始めました。正直ひどく苦しみました。

私と同じ後悔をする方が減ることを祈って、この経験を記事にさせていただきました。少しでも参考になればと思います。

 

今度はそれなりに壮絶だった「就職後」の話を記事にしてみようと思います。

では、今回はこのあたりで。

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◆体験談や日常を書きます◆投資・睡眠・スイーツにしか関心がないです◆社会不適合者ですが、金融機関・学習塾にてそれぞれ数年間勤務

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