長崎のうなぎの有名どころと言えば諫早。
諫早市の中心を流れる一級河川の本明川にはかつて良質なうなぎが生息していたらしく、そのうなぎ料理によって江戸時代から鰻処として知られていたとのこと。
旅行に行くまでそんなことは全く知らず、「日本全国山でも川があるあたりにはその地域で有名なうなぎ屋さんって必ずあるよね?」程度にしか考えていなかった自分を軽くぶん殴ってやりたいくらいの美味しさ、そして驚いたのはその供され方でした。
焼いたうなぎを楽焼の器に入れて蒸して提供されるうなぎ。楽焼とは赤土を素焼きにして二重構造にした陶器であり、その二重底になった部分に水を入れて蒸し上げることでうなぎがふっくら蒸されるのだとか。
今回伺ったお店はこちら
こんな感じで諫早から車で5分。徒歩でも20分程度歩けば着くところに位置する100年以上営業を続けている由緒あるうなぎ屋さんです。
お店は本明川の目の前に建っています。
さっそく頼みましょう。
うなぎ丼とかひつまぶしとかせいろ蒸しとか、はたまたうなぎと出し巻き玉子が乗った鰻福丼(まんぷくどん)とか蒲焼にお刺身がついた御膳等色々ありますが、頼むべきは諫早名物の「楽焼うなぎ」一択でしょう。
楽焼うなぎには蒲焼きが3切の「楽焼膳」、4切の「梅膳」、5切の「竹膳」、6切の「上蒲膳」(フルーツ付き)がありますが、おひつで供されるご飯のお代わり自由のこのお店では是非「上蒲膳」を頼んで心ゆくまでとろけるうなぎを満喫して欲しい!
楽焼で蒸されたうなぎはふんわりとろける感じ。
薄めのタレは控えめでくどさがないため主役のうなぎの美味しさを引き立てます。
しかもこの上品で絶妙な加減のタレも「足りなかったらお使いください」的に湯筒みたいな漆器で出てくるものだから、おひつのご飯をいくらでもうなだれ丼に変身させる魔法使いになれてしまう特権付き!こんなのご飯何杯でも食べちゃうに決まってる!でぶ万歳!!
お昼に食べに行くと夜ご飯が食べれなくなるので皆さんは気をつけてくださいね。
店名:うなぎ・割烹北御門
住所:長崎県諫早市八天町4−3
電話:0957−22−0167
営業時間:11:00〜20:30
定休日:月曜日