8月27日公開されたばかりの映画「岬のマヨイガ」を観てきました。
元々は柏原幸子による児童文学作品でした。
映画は東日本大震災で被災した東北3県を舞台とするフジテレビの企画「ずっとおうえん。プロジェクト2011+10…」の一環として制作されました。
ある理由で家を出た17才のユイと、事故で両親が他界したショックから声を失った8才のひよりは、不思議な老婆際キワさんに導かれて、岬に立つ古民家マヨイガで暮らすことになります。
そこに訪れた人をもてなすという岩手県で言い伝えられている伝説の家でした。
最初はユイはキワに心を許しておらず、「食べられるんじゃないか」など疑いの目を向けて警戒していました。
マヨイガですが本当に不思議な家で勝手に料理が用意されていたりするあり得ない天国です。
それでもユイはキワに対する不信感から逃げ出そうとしたりもしました。
しかし徐々にキワの温かさに触れて心を開いていきます。
田舎での暮らしをほのぼのと描いていて癒やされる作品なんですが、一転して恐ろしい化け物との戦いもあります。
妖怪大戦争って感じでした。
カッパが沢山出てきます。狛犬が動いています。
バトルもあるけどほのぼのとしているという相反する2つの要素が共存している作品です。
それにしてもキワさんって本当に人間なの?って思いました。キワさんの声ですが大竹しのぶが演じています。そしてユイの声は芦田愛菜です。
田舎のほのぼのした雰囲気、そして人情を感じたい人やゲゲゲの鬼太郎が好きな人にはお勧めです。
最初、マヨイガって何?と思いましたが迷い家なんですね。人生に迷っている人、道に迷っている人を導き、疲れた人をもてなして癒やす家です。
ただし座敷童子なんかも普通に出てきます。