
こんにちは!
日本酒の原材料にある、「醸造アルコール」。これなんだ?って思ってる方多いと思います。
しかも、「醸造アルコール入ってると頭痛くなる!」って言う方も時々いるみたい。
でもね、頭痛くならないですよ。
だって、もしもそれが本当だったら、一般的な料理酒なんてほぼ入ってるんだから、毎回料理食べながら頭痛くなるってことだし。
量が少ないから? 沸騰させてアルコール飛ばしてるし?料理酒ではならないって?
そんなのもあまり関係ないです。アルコール飛ばしたら何が残ってる?蒸留酒なんだから、水か、わずかに残ってる原材料由来の成分ですよ。
まぁ、理詰めするつもりは毛頭ありません!ごめんなさい!日本酒が好きだから誤解をときたいだけです!
とにかく、昔の酒はよくなかった。普通のコメの量から、山ほど酒を造ろうと考えた結果、「三増酒」とかいって、変なアルコールと糖分打ち込んで米の割合が少ない日本酒を作った時代はありました。
でもね、今はもうそんなの無いです。
法律でも定められているし。しかもそんなの作っても売れないし。

まず正しい知識を\(^o^)/
Q 醸造アルコールってなんなんだ?
A サトウキビとかデンプンとかから普通に酒を造って、それを蒸留(沸騰させて湯気を取る)させて、出来た超純粋なアルコール分です。
協和発酵だったかな、2018年に「お米から醸造アルコール造りました!」って記事もありましたね。(福井県の一本義久保本店も自社の本醸造に入れてる醸造アルコールは自社で作った米の蒸留酒です)
これが駄目なら仕方がないですが、これって焼酎やウィスキー・ブランデーとおんなじようなもので、ハイボールやチューハイ飲んでる方は醸造アルコールと似たものを飲んでいます。
あ、第3のビールってのも、小麦スピリッツ、とか使ってるのが多いからあれも、同じようなもの。それらを普段飲んだりしている方は、醸造アルコールが駄目なことはあり得ないです。カクテルとかのリキュールやスピリッツもです。
そもそも考えてください。
身体に具合悪いもんが、未だに日本酒の最上ランク「大吟醸」に使われるわけないじゃないですか~。健全な原材料から造られた蒸留酒を法律で定められた適正な量を使用して出来上がった日本酒ですよ。
そんな具合悪くなんてならないですよ(*^^*)
まぁ碓かに・・・ 名前が悪いwwww醸造アルコールってww添加ってw
これには私も「もうちょっと名前考えたら良かったんじゃない?」と思っています。
イメージ悪いよね。醸造アルコールって。しかも「添加する」って言うし。
正直なところ、昔の良くないことしたことと、この名前で頭が痛くなっちゃうんじゃないかなと思っています。
そんなことより!
Q じゃぁ、なんで「醸造アルコール入れんの?」ですよね。
A 昔と現代はこの用途が違うのでいくつか答え書きますね。
昔(江戸~明治くらい?)は、衛生環境が良くなくって、乳酸菌とか火落菌というので酒が傷んじゃうのを防ぐのに使われていました。
ちょっと昔(第二次世界大戦後といわれている)、日本人が増えたけど、お米が足りないから、お酒を魔法のように倍増させる「三増酒」ってのが出た。(もちろん良くないことはわかっていたので、これをさらに日本酒に混ぜて売ってたらしい)
現代 香りを良くするため。アルコールの調整。品質の向上。
という感じです。
そりゃね、冷蔵庫もクロネコもなかった時代から日本酒はあるわけだから、どうにか健全に保管しようと考えた末の、醸造アルコール添加だったんでしょうね。
それが、漫画の「美味○んぼ」で醸造アルコールをむっちゃ批判してたりしたもんだから、結構「悪者」になっちゃったんじゃないでしょうかね~~
醸造アルコールをでっかいタンクにすこ~しだけ入れると、お酒が香りが華やかになって、味わいがクリアになるんですって。
まとめます!
✖ 醸造アルコール=悪いもの はブブーーーッ✖✖✖✖✖
○ お酒の品質を上げるものです!
なので、いまでも「鑑評会」はだいぎんじょうが多数出品されているんですよ!
僕がお酒を飲んで頭が痛くなるのは「飲みすぎた」ときくらいですね~~
皆さんはどうですか!?
※純米酒をこよなく愛する方や、純米系統のみを造る蔵とかを批判しているわけではありません\(^o^)/誤解をときたいだけですっ










