あれは忘れもしない11月11日
の昼のこと。
一泊二日札幌旅行の二日目は、ちょっとは自然を感じられそうなところへ、と、札幌から快速のバスで60分ほどで行かれる定山渓、豊平峡温泉へ行った。
豊平峡温泉を出てから定山温泉街で名物店の温泉まんじゅうを買おうと思い、豊平峡から定山温泉に向かうバスに乗りたかったが、30分くらい待たなければならなかった。せっかくだから散歩がてらに歩いて行くことにした。ちなみにバスだったら6分くらいだったかな。
茶色の世界とはいえ、たまにはこういう野山っぽい風景を楽しもうと歩きつつも、バスが来て抜かれたらやだねとか、言ってたら、
宇宙最大の温泉大浴場!!!(単に看板萌え)
・・・しばらくすると、定山渓のパンフレットに書いてあったホテルのようなものが左手に出てきた。・・・これかなぁ、絵の建物と似てるけれど、廃墟っぽいよねとか言いつつ、その建物の脇の道へ入った。
地図によると、それが、まず目指す、定山渓の二見吊り橋への近道だった。
その日の連れは・・・というか、女子友(年齢幅、リアル女子からアラフィフ女子含め)は、みんな、私といる時、道は全部私任せである。
み、ん、な、
「今どこ歩いてるの?」「ここどこか全く分からない」
と言う。そしてみんな、道を調べる時はGoogle mapを使うのだが、例えば大親友などは、もうずーーーーーっとiPhoneユーザーなのだが、いつまでたってもGoogle mapの地図が読めない・・・最近なんとか使えてるようだが・・・とにかく、Googlemapあっても、スムーズに使いこなせてなくて、男友達がそれを使っている様子と全く違う。
さて・・・私は、なぜか、地図、紙の地図が好き。紙の地図を見ながら歩くのが好き!
ちょっと前までは、パソコンで調べた地図を、メモ帳(紙の)にメモって(手描き)、それをもとに歩いたりしていた。しかしそうするとスムーズに道が頭に入り、すいすい歩ける。
パンフレットの簡易的な地図の通り歩いていたら、足元ちょっとやばくなってきた。
解けた雪で濡れた落ち葉が滑りやすく、道もあいまい。
「map見た方がいいんじゃない?今どき紙のそんな地図で行こうって人、珍しいよね」などと言われていた時、私の内心、心配だったのは、違うことだった。
豊平峡温泉出る時に見かけた張り紙。
”熊目撃情報多数”
以下読んでなかったが、注意を喚起していた。
まさかなーーーまさかなーーー遭わないよね・・・
たまーーに、人を見かけた。木の枝を落として何か作ろうとしていた男性と、釣り竿持ってた男性。
釣り竿持っている男性の方から、クマよけ鈴の音!!!
やっと普通の道路に抜けた時に自分たちが歩いていた林道の入り口を見ると
”遊歩道通行止め”と侵入禁止の黄色いテープ・・・・。
”落石注意”
連れはついにmapを見出していて、その注意書きに気づかず。
ちょっと歩いたら、パンフレットに書いてあったのと似たような建物が!
今度はちゃんと営業してるホテル!・・・・なんだ、これだったのか、さっきの廃墟じゃなくて。しかしこれの裏にすぐ二見吊り橋があるはず!と、ホテルの裏道にまた行こうとすると、
「そっちじゃないってmapには出てるよ、ぐるっと回って行って、20分だって。」
mapは時として、遠回りを教えるらしい。こっちに道、あるはず!と裏道方向へ進んだ。
「目的地まで1分だって!w」
ふふん。と得意気になりつつ、やはり足元微妙な階段を降りて、二見橋への小路に行こうとしたら、目の前に黄色いテープがまたあった。
「この道、立ち入り禁止じゃん!shumが通る道って進入禁止とか立ち入り禁止ばっかりじゃないの?」
・・・・とりあえず到着。
定山渓のサイトに出てるのとは大違いの背景である。
歩いてきた方向。周り茶色っぽいけれど、水面が綺麗。
温泉街の方。
定山渓温泉には、結構大型ホテルがいくつもあって、例えば、玉造温泉や、四万温泉などよりずっと規模のある温泉街。名前知らなかったくらいだったのに、立派な温泉街だったので、驚いた。
とはいえ、店は少ないけれど。
河童伝説があるらしい。いい河童の。
観音堂があったので、旅の安全を感謝した。
右にあるのは足湯。
観音堂の中で発見。
この手の好きで、写真を撮りたくなる。
帰りのバスの時間が近づいてきていて、しかしバス停がひとくくりでまとめられて、同じ時間を書かれていたから、どのバス停に行けばいいかわからない!と焦った。
まずは温泉まんじゅうを買わないと!と目当ての店に行ったら、もう売り切れて閉まっていた。午前中にバスで前を通ったときは、人でにぎわっていたから、朝行かないと売り切れる店だったのだな、しまった・・・と。
仕方ない、とりあえず札幌に戻るか。
さて、バス停は・・・と思っていたところ
アップルパイと書かれた幟と、パフェの写真が目に入った。
どうする~?と言いつつ、気になったので入ってみた。
メニューにあったサクランボパフェがおいしそうだったので、そのサクランボは、地元のか聞いたら、近所の農家のと言うので、それなら!と思い、注文。
ふと見ると、おススメらしきアップルパイも良さげだったので買ってみた。
急いでいたので、写真適当に撮ったら、あとで、「餃子みたい」と言われた。
後でわかったのだが
ガイドブックに載っていた、人気店だった。
温玉パフェってのもあるらしく。
アップルパイ、中のリンゴの味付けが、甘すぎず、バランスが良く、食感もとてもいい!
リンゴたっぷりで美味しかった!(シェアした)
そして、パフェは、550円位だったかなぁ。
サクランボの煮たのが、今まで食べたことのない、ほんのりふっくら、やさしい甘さで美味しすぎ!
パフェの上のクランブルも、サクサク、バター味。パイのかけらかな。
そして、ソフトクリームは、ミルク味でしっかりクリームなのに、さわやか!
甘さも飽きない甘さで、シェアして食べたのだが、二人とも、
これは、今回の旅で食べたアイスの中で最高レベルの美味しさだと認定!決定!!
最後に、下の方にスポンジが少し入っているのも、味わいのグラデーションを楽しませてくれたし、スポンジ自体、ケチ付けるところのないスポンジだった。
札幌旅行の1日目は小樽でスイーツホッピングしたのだが、その小樽のソフトたちが足元にも及ばない完成度の高いパフェだった。
・・・これって、トラベルカテゴリー?・・・とりあえず伝えたいのはパフェのことなので、グルメ、でいいかな・・・