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社員旅行で京都に行った⑥庭満喫。宝筐院、退蔵院。

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  • shum
  • 2025/02/13 04:44

2024年10月の記事、書きかけになってたよw

続きです。
清凉寺方面に向かう道。

急に人いなくなった。

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清凉寺好きなので寄りたかったが時間押してたので、目的地に向かった。

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宝筐院に到着。一瞬、開いてないのかと思った。

宝筐院は、平安時代に白河天皇(1053~1129)の勅願寺として建てられたそう。


勅願寺とは、勅願によって鎮護国家・玉体安穏のために建立された寺のことをいい、東大寺・大安寺・薬師寺などがこれに当たります。
宝筐院HP参照。)

 

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ここはもみじの時期が超人気っぽいが

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誰もいなくて独り占め。

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本堂の仏像の前に座って目を閉じていると、身体全体から、庭を感じられた。

目を閉じているのに、美しい庭の風が吹き抜けていく中に座っているのを感じる。

鳥の声や、葉の音が賑やか。

凄く澄んだ気持ちになって気持ちよくて、しばらくそこにいた。

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全然違うどこか遠くに来たような気分になる。もちろん、京都自体が、自分の日常から離れているのだが、それ以上に別世界感。この場所が切り離されてるみたいに。

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河内の国の南朝の武将楠木正行(くすのき・まさつら)の首塚。

 

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たまに紅葉した葉が。

 

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これなんで置いたんだろう。

 

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本堂が苔庭に囲まれていて、涼しげ。

 

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ほんと、やってるんだかやってないんだか、、、中の人もいるのかいないのかってくらい存在感ひっそり。

しばらく歩いてバス停を目指し、最終目的地の妙心寺、退蔵院へ。

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しっかりとした雨が降ってきて、しかも夕方で、焦る。

 

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退蔵院はまだ開いていた。

 

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ぽつぽつと人がいた。閉門まで1時間といったところ。

 

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_退蔵院の歴史

今から600年ほど前(1404年)、室町時代の応永年間に当時の京洛に居を構えた波多野出雲守重通が高徳のきこえ高い妙心寺第3世をつとめる無因宗因禅師への深い帰依によって、無因宗因禅師を開山として建立されました。これが退蔵院のはじまりです。

そのころ妙心寺は足利義満の弾圧で名を竜雲寺と変えられ、 関山一派の人々も祖塔を去る悲運に見舞われました。無因宗因禅師は高徳を惜しまれて大徳寺へとの誘いがありましたが、固く辞して西宮の海清寺に隠棲し、ついに時の有力者たちに終生近寄ることがありませんでした。

退蔵院は応仁の乱で妙心寺とともに炎上しましたが、1597年に亀年禅師によって再建され、今に至ります。

 

_退蔵院の名前の由来

「退蔵」という言葉には、「価値あるものをしまっておく」という意味があるように、陰徳(人に知られないようにして良い行いをする)を積み重ね、それを前面に打ち出すのではなく、内に秘めながら布教していくということを示しています。
(退蔵院HPより)

・・・今これ読んだ。↑

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雨降っているが空は明るくなってきた。

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人いない。

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室町時代の画聖・狩野元信による庭がある。

 

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退蔵院の目玉で国宝に指定されている『瓢鮎図(ひょうねんず)』。原本(国宝)は京都国立博物館に寄託。この絵は山水画の始祖といわれている如拙が、足利義持の命により心血注いで描き、現存する彼の作品の中で最高傑作といわれています。

「ただでさえ捕まえにくいなまずを、こともあろうに瓢箪で捕まえようとする。」この矛盾をどう解決するか、将軍義持は当時の京都五山の禅僧31人に賛詩を書かせました。高僧連が頭をひねって回答を連ねた様子は正に壮観です。
(退蔵院HPより)

 

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方丈。応仁の乱後、1597年に再建。

江戸時代には、宮本武蔵も滞在して修行していたそう。

 

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自分が来た時に一人だけ人がいたが、いなくなり、またしても独り占め🎵

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狩野元信が画家としてもっと も円熟した70歳近くの頃の築庭と推測されています。自分の描いた絵をもう一度立体的に表現しなおしたもので、彼の最後の作品が造園であったことで珍しい 作品の一つと数えられています。
(退蔵院HPより)

 

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確かに、よその枯山水より可愛らしいというか華やかというか、絵師によるものっていう感じで、見ていて楽しい。

 

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電灯とかいつのかわからないが、方丈の内装も和洋折衷な感じがいい。

 

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オリジナルはここにないのだが、説明文は多い。

 

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杉戸絵、今あるのは模写復元ってことのようだが、オリジナルの上から復元したのか、それともよそにオリジナルあるってことなのか?

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可愛らしいタッチ。

 

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ちょっと謎なメッセージ。

 

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来た時は、フランス人のスキンヘッドおじさん3人が語らっていたが、いなくなった。

 

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この、ミニ土蔵みたいなのもよく見かけるような。

 

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陰陽の庭。人の心の二面性をあらわしてるそう。

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砂の色が違う。

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奥にある庭もとても広くて、手入れされていて綺麗。

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この広大な庭園は造園家・中根金作氏の設計によるもので、昭和38(1963)年に着工し、3年の月日を費やして完成しました。

余香苑(よこうえん)は伝統的な造園手法を基盤とした厳しさの中にも優雅さを含み、京都はもとより全国でも有数の昭和の名園と言えます。構造上目立たぬ苦心が随所に払われており、正面から庭園を見渡すと、奥行きが生まれ、庭園が広く見えることなどが例としてあげられます。一年を通して、紅しだれ桜や藤、サツキ、蓮、金木犀、楓などが彩ります。
(退蔵院HPより)

再び、陰陽の庭の方へ戻る。

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雨が上がったあと。

陽の方の庭の砂も白さが増した。

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名残惜しいので再び元信の庭を味わう。

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京都混んでる混んでる混んでるってうるさい人いるけれど、時期と場所を選べば、静かでとっておきの京都楽しめる。

これは10月半ばくらいだが、9月下旬から10月半ばくらいまでは、京都の穴場回るのに良い時期のような気がする。

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↑このお堂の天井画、違う機会に見たい。

 

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雨あがった。

そして周りに人全然いない・・・

 

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↑めっちゃ広いから気になっていた妙心寺。ほとんどが入れない場所?

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ほんと、だよねえ。感謝しないとね。

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妙心寺を出て、駅に向かう。

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わすれがちなこと。

 

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右側のホームの電車乗るのだが、行ったばっかりで、間がかなりあったけれど、ぼーっとしてたら電車来た。

その電車乗った時に、棚に荷物置いたのだが、その時かどこかでお気に入りのモンベルの折りたたみ傘を落としたw

お寺かなあと思って後日電話したが、お寺にではなかったから、電車の棚か。

退蔵院の、電話口のかた、凄く感じ良くて親切で、感心した。探してくれたし。

 

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新幹線乗る前に、京都駅近くの辻利で休憩。てんこ盛り。

満足。京都タワーの建物だったかな。空いてたし。

 

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そして帰りの新幹線。

それにしても今回は社員旅行、なんでまた京都だったんだろう。

宴会の時、社長が、自分が最初に京都来た頃は、バックパッカー宿って言われるところに泊ったけれど、今はこんな立派な(オークラ)にみんなで泊まれるようになって、有難いことだ的なことをスピーチしていた。

今回は、大河ドラマにゆかりの地に行きたいとか、ラーメン食べたいとか、宝塚寄りたいとか、みんなそれぞれ目的見つけていた模様。

自分は庭巡りできてよかった。

 

長々と読んでくださりありがとうございました!

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