牛込神楽坂。神楽坂や飯田橋とは一風変わってひっそりと佇む隠れ家的なお店が多い街。深夜でも粋な飲み屋さんが多くて飲みに行きたい夜にはぶらりと足を運んでしまいます。「うちはよろづや屋だよ」と、創作和食からお刺身、アジフライに蒲焼と元うなぎ屋店主が経営する「神楽坂 睦」さんは毎日多くのお客さんで賑わいます。
まずはお通しで一杯。
お通しに出されたトマトのジュレかけ茶碗蒸し。トマトとジュレの甘酸っぱく濃密な茶碗蒸しにこれからの肴にも期待できます。
きんぴら牛蒡を頼みます。
岩もづくを。
やはり天然の岩もずくは美味。しゃきしゃきとした食感と磯の香り、そして粘り気が溜まりません。気心しれた仲間とたまには一杯行くのも気持ちがリフレッシュ致します。
日本酒は金光酒造のさくらふぶきを。
香りフルーティでまろやかで上品な口当たりのさくらふぶきです。
魚は銚子港から届く極上物で御座います。
真ん中上から石鯛、鮪(まぐろ)、鯒(こち)、縞鯵(しまあじ)、蛸、天然鮃(ひらめ)、ボタン海老に、金目鯛です。金目鯛のお刺身もしっかりと皮つき。
別名「テッサナミ」の異名をもつフグ刺のような鯒の薄造りの刺身です。
身の引き締まった天然鮃もぷりぷりとしていて美味。
もう一杯行きます。静岡の志太泉。
メロンや梨のような爽やかな飲み口。さくらふぶきと比べると辛口ではありますが、軽快感と香りを楽しめます。
ちょっとメインに移ります。みんな大好きアジフライ。
なんともボーイング747のようなジャンボジェットが運ばれて参りました。食べた瞬間悶絶するような旨さです。軽やかな衣に包まれた鰺フライはふっくらとしていて衣の中に旨味が凝縮されております。定食屋さんでもここまで美味しいアジフライはなかなかお目にかかれません。思わずご飯を頼みたくなります。
元うなぎ屋さんの店主が焼く蒲焼も食べたくなりました。
白焼きも、うな重も受け付けている店主さんのうなぎ。タレは百年つぎ足しものを使用。裂き3年、串8年、焼き一生との言葉のように身がふっくらとしていてタレも決して甘すぎず、うなぎの素材のもつ美味さをこの上なく引き出しております。これを食べて鰻登りのように運気を上昇させたいと思います。
最後は軽やかに。
これサクサクとしていてチーズのコクと無花果の爽やかな香り、クリスピーという最高の組み合わせです。
如何でしょうか。ビールにおいてもプレミアム超達人店に認定される「神楽坂 睦」。是非、皆様も「神楽坂 睦」で一杯行きましょう。
店名:神楽坂 睦
住所:東京都新宿区袋町17
TEL:03-6265-3863
営業時間:18:00〜翌04:00(L.O 3:00)
備考:
【味】
★★★★★
【価格】
★★★★☆
【雰囲気】
★★★★☆
【サービス】
★★★★☆
【混雑】
★★★★★
※お店の評価基準はこちらを参考にしてください。
written by たみと(たー)