書きたいことは大抵ツイッターでつぶやいてるので記事にするとなるともういいかな?って思ってしまうとんねこさんです。いかがお過ごしでしょうか?
本日5月7日は大槻唯さんの誕生日です。単に俺の昔からの推しというだけなので別に祝えとかいう気はないですけどたまにはオタクムーヴっぽい文字列を書いておきたくなることもありますね。閲覧者とリアルで遭う機会のなさそうな場所に限りますが
というわけで今回はハンプティデッキdis回です。理由になってない。
個人的にはライブラリーアウトという勝ち筋は嫌いではないです。カードゲームらしさはあるし何より盤面で勝てない所を工夫して勝つというのは戦略として優れていると思いますし、何より盤面で勝負することもできてライフとどっちも狙えるスタンスとか、勝ち切れない時の一押しにライブラリーアウト切り替えたりとかそういう戦法も奥が深いとは思います。(現状のハンプティの効率を度外視すれば)
主にTCGでデッキを削る方法は直接デッキにダメージが行くか、相手に引かせるかの2択であると思うのですが、マナシステムで縛られている状況で手札上限があるゲームでの後者は前者と比べより凶悪な性質を持ちます。
未来の手札を際限なくハンデスするようなもので、やられた方の大半のデッキは機能不全に陥ります。これはプレイヤーにストレスを与える意味でも効果的であり、相手にゲームをさせないという意味では最高クラスのゲームコントロール能力を持ちます。
これは盤面をコントロールして相手の打点を防ぐ、などという行為とは一線を画しており、盤面コントロールして相手にゲームをさせないというのであれば、除去の性質と性能を考慮し盤面のユニットの質や出し方を変えていくことで対応可能ですが、手札圧迫でのコントロールはそもそものデッキタイプを含めた戦略を大幅に変更しないと対応できない種類の攻撃です。相手にゲームをさせないのではなく、相手とゲームをしないというスタンスに近くなります。
もちろん、やられっぱなしではつまらないので、あまりにもつまらない場合はやられた側も戦略を変更してハンプティを駆逐するしかありません。ひたすら速攻が可能で手札が打点に全て還元するようなカードを搭載したデッキが望ましいでしょう。引いたカードが即打点となるような・・・さてどんなデッキを思い浮かべましたか?
おそらくですが、現状の赤ルチア速攻隆盛はルチアや伏兵だけが強すぎるということが理由ではなく、ハンプティが存在することでコントロールデッキが全て駆逐されるため、それに相性の良い速攻+伏兵+直接打点を多く詰める赤が圧倒的なアドバンテージを得る環境になっているからと考察しています。
(もちろんその2者に両方強みを持てる対抗馬の白反撃ジークがCSナーフにより消えた側面は大きいですが)
勿論、赤に勝てないハンプティが消えて赤メタのデッキが台頭して、それにまたハンプティがとぐるぐるしていけば問題はないとは思うのですが、これに際し、
・青の自力の回復と除去で赤等のアグロを凌いでLOを決められる試合もあること
・一度ハンプティ路線に乗ったら、それを握り続けてる人が多いこと(手放して別デッキを使ってもトータルで同様の勝率は見込めない、勝率上げのために揃えている青パーツの投資が勿体ない、別デッキ換装の費用もバカにならないなどの理由から?)
・プレイ人口不足(と新規へのハンプティ勧めによりアクティブ総人口ハンプティ比率が変化しづらい?)
などの理由から、仮に赤速攻に負け超してもトータルではハンプティの方が勝てる!という判断をしているきらいがあり、さらにそれはあながち間違いではないという状況から、結局他のコントロールデッキをハンプティが駆逐し続けメタが回りにくい、偏った環境になりがちなのかなぁと推測しています。
先ほど少しデッキ換装費用に触れましたが、クリスペのカード単価が比較的高いことは無視できない要因でしょう。
そもそもデッキを変える、といってもシルバー以下でコンセプトを維持しつつ格上喰いが可能なのはそれこそハンプティか、あとは伏兵ぶっぱ赤かジークぶっぱソルジャーとかアミル2CSブッパとかのワンチャン系脳筋アグロになってしまいます。
それに高いゴールドを買い足してデッキにして、結果ハンプティより勝率低くなって「でも面白いからよし!」ってにっこりできる人は、今の人口だとそこまで望めない気がしますよね・・・(_・ω・)_カナシミ
最初に害悪とか書いてますが、ハンプティは本当に面白いデッキではあるのです。
盤面コントロールしてライフを維持しつつ、手札を集めつつ、最後に卵を出し入れして勝利する。はっきりしたコンセプトで相手をやりこめる良いデッキなのです。相手と試合をするフリをしてライフ管理と卵バウンス集めをしている作業でも、それは多かれ少なかれどんなデッキでも作業を行うので一緒といえば一緒ですし、ライフ管理も立派な試合運びの一つです。副産物でハンド圧迫されて面白くない試合をしている対戦相手を見る必要はないし、自分もアグロされて面白くない試合をしないといけない状況とまぁトントンでしょ、という感情も否定できません。与えてる相手と受けてる相手違うけどそれも気にしない。日常茶飯事、ハンプティはクリスペの洗礼よガハハ!
しかし私見だとやはりやりすぎ感は否めないと感じます。再利用の可能性がほぼ無い状態でリリースされた1コスト3枚与ドローは、再利用カードが増えた現状だと明らかな害悪と言っていいと思います。
現状のコスト比のまま害悪でなくするには手札上限の撤廃かライブラリーアウトの定義の変更(一度くらいリカバー有)とかないとそうはならないでしょうが、それは技術的にも条件的にも無理だと思うのでやはり害悪認定します。
そもそも1コスト3枚与ドローと書くと温い感じがしてしまうので書き直すと、
「1コスト:登場時相手の初期デッキ枚数の1割を削る」
と書けばいいでしょうか。いやあたまおかしくないですか? これまともなTCGでもまともじゃないTCGでもエラッタナーフ禁止即行きでは??と感じませんか?
やはりこれは再利用不可能であり、低コスト高スタッツでのデメリットをどうするかで生まれた存在であったと思います。ドラリコを発行したしゃちさんを非難はできません(0100番よく譲ってくれる補正)が、流石にそのあと洪水をあのコストで出した運営は頭ハンプティだと思っています。
ハンプティがコストアップできないなら洪水は10コスリセットカードくらいが妥当なのではないでしょうか? なおハンプティいなけりゃ別に今の6コスでいいかなとも思う(_・ω・)_使うのは好き
・ライブラリーアウトは良いデッキ戦略であり使用を制限されるものではない
・しかし30枚デッキでの再利用可能今のコスト比はやりすぎ
・速攻の隆盛と他全コントロールデッキの否定は運営の意図した環境か?
こんな感じです。ハンプティデッキ使い●ね!とはほとんど思いませんけど、ハンプティというカードにはいつも消えろって思っているハンプティ差別主義者の日記でした。ハンプティ差別主義者のぼくは嫌いになってもぼく本体は嫌いにならないでください。そこはハンプティっていうとこじゃないんか?
おしまい。