ハーブの人気種の一つカモミール。育て方は意外と簡単でしかも栽培後は香りを楽しみながら色々な場面で利用ができます。カモミールの育て方を習得して、早速ハーブに囲まれた生活を始めてみませんか?カモミールは香りにリラックス効果があることから、安眠効果やイライラ解消、また女性の体にも大変メリットが多いといわれています。
カモミールを使ったスキンケア商品も多く、自分で栽培できれば好きな時にあらゆる場面で利用できるハーブです。お風呂の中に入れたり、ハーブティとして使うなど、日頃の疲れをとる為にオススメのハーブです。では早速ですがカモミールの育て方の5つのポイントをご紹介しましょう。
カモミールの育て方の基本でまず知っておきたい点が栽培時期。種から育てる場合はホームセンターなどで購入した種を秋から10月までの間にまくのがベスト。発芽に必要な温度は15℃~20℃ぐらいとされています。カモミールはジャーマン種とローマン種と呼ばれる種類が主に一般的に栽培される品種。ジャーマン種は秋頃に種まきをするのに対して、ローマン種は3月ごろが種まきの季節になっています。
種はとても微細種子のため、用土のうえにばらまくように種をまいたら薄く土をかぶせませましょう。水やりの時は種が流れないように注意すること。スプレーや腰水吸水させるといいですよ。
カモミールの育て方で知っておきたいのが栽培する場所。最近はマンションのベランダなどで手軽にガーデンニングを楽しむ方も増えています。カモミールは種をまいてから発芽までの間は半日陰に置きます。プランターでなく花壇に直まきする時は日当たりのよい場所で、水はけがよいところを選びましょう。
カモミールの育て方で注意したいのが直射日光。寒さには意外と強い品種なのですが、暑さには弱い為直射日光が避けられる場所のほうが育ちやすい特性を持っています。冬は苗がまた小さい間、霜などに十分注意して管理をしましょう。
カモミールの育て方で注意したい点は水やり。土は常に湿っている状態に保つことがポイント。水は表面の土が乾燥したタイミングであげましょう。水はけがよい場所で乾燥させすぎないようにすることが大切です。また肥料ですが、ジャーマン種の場合は植え付けの時に肥料を用土に混ぜればそれだけでOK。ローマン種の場合は開花する時期に肥料を与えます。
このときの注意ですが、肥料の中にチッソが多く含まれているタイプだと、葉が多くついて花の付き方が少なくなる場合もあります。また肥料をあげすぎると、カモミールにはアブラムシがつきやすくなりますのでご注意くださいね。
カモミールの育て方で初心者に向いているのはジャーマン種。ジャーマン種はこぼれ種で増えていく特性がありますので、わざわざ増やす為の株わけなどは必要ありません。開花後に花を全部取ってしまうと、次のシーズンの時に発芽しなくなってしまいますので、多少残した方がよいでしょう。
ローマン種の場合は挿し芽でふやしていきます。この品種は地面を這うように広がっていきますので、枝を固定しておくだけも簡単に根が付きます。どちらの品種も比較的に増やしやすいですが、花壇などの広いスペースの場合はローマン種のカモミールのほうが増える楽しみがありますね。黄色の綺麗な花が開花すると、鑑賞としても楽しめます。
カモミールの育て方で知っておきたい収穫の時期ですが、一番オススメなのが晴れている日の午前中。開花後に花の中心部分が盛り上がる状態になったら一つずつ花を摘み取っていきます。収穫した花は風通しのよいところで陰干しにしましょう。乾燥したら保存用のガラス瓶などに入れておきます。
カモミールのジャーマン種は開花時期が3月中旬から5月後半。ローマン種の開花時期は6月から8月の中旬までとなっています。害虫のアブラムシは風通しが悪い環境だとつきやすくなってしまいます。見つけたらすぐに駆除しましょう。またカモミールは高温多湿で蒸れないように風通しのよい場所に置くことがポイントですよ。
カモミールで最も人気のある利用方法がハーブティ。味にクセもない為誰にでも飲みやすい味が魅力の一つです。またカモミールの乾燥した花はポプリにしたり、お風呂に浮かべるなど使い道も色々。生のお花はそのままで食用にもなりますので、サラダのトッピングやデザートの飾りとして使ってもよいでしょう。
カモミールティは市販のティーバッグで購入することが多いと思いますが、自分で栽培するのもとても楽しいですよ。ガーデニングの種類の一つに加えてみませんか?黄色の可愛いお花は鑑賞用、そして素敵な香りのどちらにも癒し効果が抜群です。
まとめカモミールの育て方で知っておきたいこの5つ
・栽培時期
・栽培場所
・水やりと肥料について
・増やし方
・収穫方法
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