カード紹介＆評価「祭儀の魔女リビー」

やんぐ
2022/09/29 03:13

「祭儀の魔女リビー」を入手してから１ヶ月ほど経ちました。

この間、自分なりに試行錯誤をして使って来ましたが、このタイミングでカードの紹介と評価を投稿してみたいと思います。

もちろん、まだまだ今後も研究されるべきカードだと思いますので、あくまで現時点の見解として、議論のたたき台にでもなればいいと思っています。

クリプトスペルズを始めようと思っている方は、ゲーム開始時、招待コード
「uAzq」
を最初の登録の際にご入力ください！
招待コードを入力すると、ゲーム内ガチャのような「採掘チケット」が20枚手に入ります。採掘はゲーム内で非常に重要な要素ですので、入力をお忘れなく。
私も少し得をする仕組みになっているので、私の記事が気に入った方に入力していただけると大変嬉しいです。

スタッツの確認

コスト　５
攻撃力　３
体　力　５
ターン終了時：自身を除くランダムな味方ユニット１体を破壊して６／６のサタンを１体出す

頭のネジが吹っ飛んでいると言われながらも購入したキラキラのリミテッドレジェンド。ターン終了時に「サタン」を出します。

コスト　６
攻撃力　６
体　力　６
死亡時：全ての相手ユニットに６ダメージ

６／６の高スタッツに死亡時に相手全員巻き込みつき。
こちらももちろん強力なユニットです。

強そうですね～！

・・・強い？

雑に出すだけだとイマイチ！

たしかに、能力を見るとなんとなく強そうなんです。
しかし、冷静に考えてみましょう。

リビーを出すことで、コストで言うと６コスト分をカット、スタッツで言うと５コストで9/11を召喚していることになります。
あれ？同じリミテッドレジェンドの「大天使フリッカ」は５コスト10/10で全回復がついてきますよね・・・・？「獅子王シュモン」は７コストで速効つき、そして最低８コスト分のビーストがついてきますよね？
しかも、リビーはユニット１体を祭儀の生贄にしているため、実際はもっと損しています。サタンの死亡時効果を踏まえても、ちょっと物足りなくないですか？

そうすると、雑に出して次のターンにリビーを除去されてしまった場合、リミテッドレジェンドの本領発揮とはいかなくなってしまいます。

次のターンさえしのげれば・・・

逆にもし次のターンでリビーが残った場合。
リビーのターン終了時効果をもう一度以上使えることになるということですが、これがえげつないことになります。
サタンを破壊して相手の盤面を壊滅しても良し。
新しい生贄を召喚し、サタンの数を増やしてさらなる攻勢に出ても良し。

こうなってくると、どんな相手でもなかなか手が付けられなくなってきます。
フリッカもケテルも怖くありません。サタンで相手盤面に壊滅的なダメージを与えては、新しいサタンがどんどん生まれていきます。

ウヒョー！！！

このように、リビーは、出したターンの次の相手ターンで死亡してしまった場合と、次の自分のターンまで残った場合とで天と地ほどの差があるユニットだと思います。

したがって、１ヶ月いろいろと試行錯誤してみましたが、リビーを使う上で最も大切なのは、圧倒的に

　「出し方」

であると思っています。

次のターンでやられたらゴミ！次のターン生き残れば神！の精神のもと、どうにかこうにか工夫して生かし切る出し方を考えたいです。

リビーを生かし切る方法

攻撃力５を確保させた段階で出さない

さすがに最低条件だと思ったのがこれです。

相手盤面で攻撃力５以上が見えている状態でリビーを出してしまうと、リビーがすぐにとられてしまう結果となり、本領発揮となりません。

ですから、攻撃力５が見えている間は、できるだけリビーを出すのは我慢し、キルケー、「アルハマートの黒雷」などを駆使して盤面を取ってからにしたいです。　

ちなみに、「前のターンに前衛を置いて、ガードの陰にリビーを出そう」という発想はなかなか取れません。その前衛をリビーがサタン召喚の生贄にしてしまうからです笑
それでも、前のターンに召喚した「クローディア」などの前衛のおかげで相手の場のユニットが捌けたりもしますので、相性が悪いわけではありません。

序盤の盤面を制圧する

重要なのは、序盤の盤面を制圧することです。

幸いに黒文明には、「リリス」「眠姫ヒュプノス」「エリー・スペリオル」「クロウ・クルアッハ」など、相手の攻撃力を下げる効果を持つ小型ユニットがふんだんにいます。

さらに、最近追加された「冥府の番犬ケルベロス」は、序盤の盤面の取り合いで絶大なパフォーマンスを発揮するユニットであり、リビーと大変相性が良いユニットとなっています。

そのほか、「闇証人エーリーン」や「屍の魔術師」など高スタッツのユニットもいるので、こうしたユニットを駆使して序盤の盤面を取り、リビーを出す５ターン目、６ターン目で攻撃力５以上を確保させない状況にしておきたいですね。

マナ差をつける

盤面を完全に制圧していざリビーを出しても、手札からのカードですぐに除去されてしまえば無意味です。特に５コスト帯くらいになると、赤文明の「魔炎」、青文明の「キラー・スウィート」、黒文明の「キルケー」など、直にリビーを取られてしまうカードが増えてきます。

そういうことをさせないために、マナクリスタルを増やすことのできるカード、つまり「新緑のドルイド」や「宝石槌のパンダ」などを利用するなど、相手とマナ差を付けた状態でリビーを出すというのが考えられます。

黒文明で特筆すべきは「黒の魔導士」です。

かなり汎用性がある上、青文明や黒文明、赤文明のドラゴンデッキにはリビー関係なく有用です。

こうしたカードは盤面の戦闘力を落としがちなのでバランスが必要ですが、相手の準備が整わない間に出すというのは一つの手段だと思います。

除去カードを確認or先に使わせておく

リビーが手札にあるからといってすぐに出すかどうかは慎重に検討です。特に除去カードが豊富な文明には、盤面をとっていてもあえてリビーを急いで出さず、ウシャやクローディアなどをデコイにして様子を見る方法もあります。

「魔女の大釜」や「キルケー」はウシャを狙いたいカードの一つであり、それが飛んでこなければ持ってないのかな？とか。クローディアへの「魔炎」「キラー・スウィート」「腐敗」「食餌」なども同様です。

「リッチの犠牲」や「リッチの魔法」で強化したユニットを暴れさせておくのもいいですね。

墓地から回収する！

こうした手段を尽くしても、相手の手札に有効なカードがあれば、リビーが除去されてしまうことは多々あります。緑文明の「プライマル・ハンター」、白文明の「戦乙女の槍撃」など、低コストでも全く油断はできません。

こうしたカードで対策されたときは、すかさず墓地から回収するという手段が考えられます。

おそらく最強なのはこの人（人じゃない）。

レジェンドのヨグ＝ソトースです。

こいつを使えば、やられたリビーをいきなり場に戻すことができ、そのターンの終了時にサタンを出すことができます。これは、リビーがやられているのに、リビーが次のターンに残ったのと同じであり、莫大なアドバンテージを得ることができます。

個人的には全文明最強のムーブのひとつだと思っていますが、アンリミのレギュレーションでしか使えないのであまり議論してもしょうがないかも知れません。笑

現実的なのはコイツでしょう。

ブロックチェーンマジシャンは墓地からカードを１枚手札に戻せますが、これは一番直近で墓地に行ったカードを戻すものと設計されています。

リビーがやられたターンに墓地に行ったのがリビーだけであれば、このカードで再度リビー召喚のチャンスを得ることができます。リビーが場に残ったのとは違いますが、デッキに１枚しか入れられないレジェンドを再利用するチャンスです。

それから、現在開発中のカードにはなりますが「デットアルケミー」というスペル、５コストで「墓地からユニットを１体出す」という効果を持つカードが発売見込みです。こちらは、いきなり場に出すので、サタンをすぐに出すことができることになっており、かなり相性が良いのではないかと思っています。

出た後

うまく波に乗れれば、出た後は相手の顔を殴るなり、相手のユニットにサタンが突撃して盤面を破壊したりして、無双しましょう。

しかし、出た後で少し迷う場面があります。

たとえば、出た直後のターンに、相手が「聖域のエルフ」などを横に並べたうえ「妖精の巨大化」を使ったとしましょう。３/３が並び、リビーがすぐに取られてしまいそうになります。サタンを特攻させて破壊することもできません。サタンを残してターン終了時にリビーで破壊してもよいのですが、その場合他のユニットの展開は難しくなります（リビーの対象がランダムのため、他のユニットを召喚するとサタン以外が選ばれ、サタンの死亡時効果が発動しないままになってしまう可能性があります）。

こうした局面で役に立つのがこちら。

黒文明の有能なドローカード「消化」です。

サタンで相手の顔を殴ってからサタンを消化すれば、相手の盤面も一掃し、さらにユニットを召喚して新しいサタンの展開をすることができます。

リッチの犠牲も非常に有用です。こちらもサタンを攻撃させた後にサタンを犠牲にすると、リビーを+3/+3しつつサタンを破壊して盤面除去ということになり、リビーの維持にも役立ちます。７ターン目なら、リビーを出すと同時に他のユニットを犠牲にしてリビー強化というムーブも可能です。

相性のいいカード

ここまで紹介したカードはいずれも相性がいいと思いますが、生贄にされても実質的に死なないウシャや、生贄にされることで相手ユニットを破壊できる「毒林檎」、５コストでリビーと一緒に隣に出せ、リッチの犠牲とも相性のいい「ロック鳥の卵」などは非常に相性がいいカードだと思います。

弱点は？

上で書いたことを逆からみるとそれが弱点ですが、やはりリミテッドレジェンドにも関わらず、他のリミテッドレジェンドと比べて全然仕事をせずに終わってしまう可能性があるところが、カードとしての弱点かと思います。

対策カード的な意味での弱点をあえて述べるならば、高出力の全体除去にはめっぽう弱いです。

例えばこの煉獄は、味方もろとも盤面をリセットするに等しい効果があり、リビーとサタンが取られてしまうのはもちろん、サタンの死亡時効果すらほぼ無効化してしまいます。

結局のところサタンは相手のLPには直接影響を与えられないカードなので、盤面をリセットされてしまうと無意味に帰してしまうおそれがあります。

使っていて難しいレジェンド

最後にまとめ的なコメントをすると「祭儀の魔女リビー」は、大変

　使っていて難しい

リミテッドレジェンドカードだと思います。
「出し方」が最重要・１ターン凌げるかが勝負、と言いましたが、リビーまでの道中に頭を使います。出した後も、どのユニットを盤面に残してどのユニットを生贄にできるように仕向けるべきか頭を使います。ただ出すだけでは本領発揮できない、黒文明らしいカードとでもいうべきでしょうか（AIが使うと弱そうw）

ですが