NOVA BLITZというゲームがあります。ゲーム自体の完成度は高いのですが、
・ブロックチェーン化予定だったが、開発が一向に進まない
・ゲーム人口が極端に少なく、マッチング相手が大体sara(NPC)になる
・プレイヤーとマッチングするとほぼ100%負ける
という状況で、経営不振に陥りサービス停止・・・のはずだったのですが、
ブロックチェーンゲーム「CryptoSpells」の開発会社「CryptoGames」がNOVA BLITZを買い上げたというニュースが入りました、どうやら本当の様です。ツイッターでも中の人がしきりにつぶやいてましたし。
で、どうやら勢いで買ってしまったので、CryptoGamesにはお金がありません。
だからNOVA BLITZに大した改修をかけないで再リリースを行いたいです。
でも、全く改修をかけないでサービスを継続すると、上記の問題がそのまま残るので、新規プレイヤーは、「最初の街をでたらいきなりバラモスが立っていた」という状況で戦わないといけなくなってしまいます。
CryptoGamesのボスである小澤 孝太さんのツイッターによると
①エコシステム - 発行枚数無制限モデルのアセットは、購入金額の期待値以上の価値上昇は見込めない
②賭博罪 - ランダム性を用いたアセット販売を売買できてしまうと、日本では賭博に該当する
③何をブロックチェーンに載せるか
が課題であるようです。ツイッター上で僕は①と②の回答として、
「ゲームのカードをブロックチェーンに載せない」という案を提出しています。
そうすると①はそもそもカードの価値上昇を気にする必要がない、通常のカードパック課金を踏襲できますし、②賭博罪も該当しないです。
でも、当然なにかをブロックチェーンに乗せないとdappsじゃないという事になります。で③をどうするかという事ですね。では本編です。
案①:ワイルドカード
これについても、一応ツイッターで提案しています。
今MTGArenaというオンラインカードゲームがあるのですが、このゲームでまれに「ワイルドカード」というカードが出現します。
これをburn(破棄)する事で、好きなカードを取得する事が出来るというものです。
例えば、1パックカードを買うと、必ず「コモンと交換できるワイルドカード1枚」がセットで付いてくるという仕様であれば、ランダム性が0なので、賭博罪には当てはまらないはずです。そして、このワイルドカードだけが取引可能で、廃棄しないと恩恵を受けるとこは出来ないという事になります。また大会の賞品にも使えると思いませんか。きっと需要はあるので取引も出来ると思います。
ところでワイルドカードはNon-Fungible Token (NFT)扱いになるんですかね?イーサエモンのレベルストーンはNFT扱いになっているのでいけそうな気はします。
もしだめなら、必要のないステータスをつけるという手があるのかもしれませんが。
案②:特別な「ブロックチェーンカード」
GODS UNCHAINEDってゲームで「ミシック」という特別なカードがありましたよね。あれを作ります。あのカードって基本的に大会で使えない仕様らしいのです。
だから、それも踏襲します。つまり絵柄しか作らない。最初は。
ただし、「ミシック」は4枚しか作られませんが、こちらはそれなりの種類をそれなりの枚数作りだします。大体マイクリのヒーローくらいのイメージ。20~1000枚くらい。そして、普段のゲームでは使えませんが、オープンから半年後の特別な大会でのみ使用できるようになります。それまで断続的に払い出される「ブロックチェーンカード」を集めてもらって、定期的に使える機会を与える。基本的に「ブロックチェーンカード」は集まらないので、持っている人ともっていない人で不平等が広がってしまいます。なので所有している意味を維持しつつ、毎日のゲームでは影響を与えないようにします。また、ここが重要なのですが、
その「ブロックチェーンカード」を使える大会を開催するまで、システム改修を先延ばしにする事が出来ます。カードだけ配っておいて、裏で改修を行い、完成したらちょっと使わせてあげて、また新しいカードのための改修を続ける。
また、「ブロックチェーンカード」の大会は一種のお祭りになるのでカードの強さはちょっとおかしいくらい強くても全然OKになるはずです。出来ればピーキーな性能が並んでいた方が盛り上がるでしょう。
「1マナ、0/3 initiative:+10 strangth」とか
「4マナ、1/1 Flying プレイヤーに戦闘ダメージを与えたら追加で30点のダメージ(つまり勝利)」とか
「4マナ、全員のマナの最大値を0にする」とか
その辺のアイデアは無限大ですね。
案③:自分で能力をエディットしたカード
夢ですよね。自分の作ったカードを使えるって。
当然バランスブレイカーを作られると困るので、エディターをゲーム内に作ります。
色、パワー、タフネス、キーワード能力、特殊能力(いくつか用意された選択肢から選ぶ)を決めると、マナコストが決定されます。その内容でOKなら、料金を払うと自分のカードをNFTトークンとして受け取る事ができます。
マイクリのアートエディットをパクって、自分の絵柄を設定できるとなお面白そうですね。そうすれば、世界で唯一のカードを所有できます。もちろん取引も可能です。
案④:会員証
これをもっている限り、特別なホームページに入る事ができます。
開発の裏話など、ゲームについてより深い情報を得る事が出来ます。
例えば、このゲームをいくらで買い取ったのかなども教えてくれるかも知れません。
また、開発陣とのホットラインとしても活用できます。
案⑤:サプライ
あとは、カード以外のものですよね。プレイマット、カードスリーブ、バックの音楽、NPCの画像・・・売れるものは何でも売っていいと思います。
あ、カードが詰まった「構築済みデッキ」を販売してもいいと思いますよ。
いかがでしょうか。この内容、というかこの記事そのものを開発にぶつけてみようと思います。