表題の通りなんですが、「ゲームでお金が儲かると皆喜ぶ」って言うのが幻想であることに気づきまして。「いや、遅いでしょ」って話なんですが、自分がゲームでお金が稼げると喜んじゃう人なんで気づかないわけなんですよ。
確かに、皆がそうではないとは思っていたのですが、思ったよりずっとお金でなびく人って言うのは少数派なんだと思いました。
みんなにとってゲームは消費財であり、お金と時間を支払って精神的満足度を購入する装置な訳です。
これをブロックチェーンゲームとしては「無駄な行為である」と半ば確信犯的に談じていたわけですがそもそも多勢に無勢なわけで、仮想通貨の怪しさと間口の狭さもあいまって、中々人が集まらないと。
この辺も、ブロックチェーンに期待しまくっている人(僕とか)だと、どれだけブロックチェーンが世の中に浸透していないか分からなくなってしまうんですね。
何が言いたいのかというと、「ゲームを投資として捕らえさせる方法で人を集めるのは限界がある」と。そして「もうすでに限界である」と。
「ゲームが消費財である人間を呼ばないといけない」と。
「ブロックチェーンゲーム儲かりますよ」といっているのは「パチンコ儲かりますよ」といっているのと、まあ構造的に一緒な訳です。
儲かっている人がいるのは事実で、その上でお店が利益を上げているのも事実で、つまり大量に負けている人がいるのも事実なわけです。
パチンコは現在どんどん規模が縮小されていって大ピンチらしいですが(僕もやめたし)ブロックチェーンゲームもまあ、同じなわけです。
「お金を投資して回収する人」は、一定量いてもいいわけですよ。先攻でお金入れて皆を煽ること自体が盛り上がりになったりして、結果的に「宣伝効果」っていう資産をゲームに提供しているわけで。でも、投資した人全員が元本回収できないことって皆知ってますよね?当たり前の話ですけど。「ゲームの運営費」ってやつがあるわけで、僕らはあくまで遊んでいるわけですから。
なので、「お金は使いっぱなしでOK」って最初から考えている人が、まあ全体の90%くらいを占めてないと、崩壊すると思うんですよ。
なので、現在は崩壊の危機であると僕は考えているわけです。
お金を使ってくれる人を呼びましょう。
気持ちよくお金を支払える仕組みを作りましょう。
そのためには「ブロックチェーン=投資」以外の軸が必要です。
客は馬鹿じゃないんで、満足いかないものにお金を支払いません。
さらに問題として、製品のクウォリティでは勝負ができません。
資本力で圧倒的に負けています。
さあ、どうしますか。
因みに僕に答えが分かっていたら最初からそれを提案しています。このままでは良くないと思いながら、なにも提案できないので、この文章を書いているわけです。正直言って決定打が何もない。
ブロックチェーンってすごく将来性があると思うんですけど、僕にとっての将来性は「世界通貨」としての将来性なんですよね・・・だからブロックチェーンゲームは副産物なんですよ。だからブロックチェーンじゃないといけないって物が特に無いんですね。折角、変な人が界隈に集まっているんでね、なんか生まれる気がするんですけどね。
1年以内に何とかしないと、大手のゲームが普通にブロックチェーン化されて、今のゲームのパイを全部持っていくので、文化を創るなら本当に今しかない。
はい、煮え切らないのですが以上です。