ソフトバンクグループのある時の決算説明会で孫正義さんが話をしていた…右から見たらウサギ、左から見たらアヒルの絵。
ソフトバンクグループという企業を経営側から見た場合と株主側から見た場合は見え方が違う。モノの見方はいろいろあるという話をしていた時に見せていた絵がこちら。
自分を信じることは大切だけど、それが偏った見方かも知れないことを分かっているとさらに強くなれる。少し目線が変わっただけでも見える風景が変わってくるんだと思う。
2000年「ビューティフルライフ」というドラマがあった。美容師の木村拓哉と難病で車椅子に乗る常盤貴子が夕日を眺めるシーンがあった。私の記憶が正しければ渋谷区代々木公園の歩道橋の上だったと思う。車椅子に座る常盤の目の高さに合わせるようにキムタクがしゃがみ込み夕陽を眺める。立ったままで見える風景としゃがんで見える風景の違いに気付き感動するキムタク。
恋人同士の話と経済的な話はちょっと違うか…。
日々生活する中で、いろんな状況で見え方感じ方は違うもの。
相手の立場に立って物事を考えられるととても優しい社会ができそうだけどなかなかそうもいかない…なぜだろう?
自己中心的に振舞う方が自分にとって利益があると考えると、相手の気持ちは二の次になる。相手の気持ちを優先して行動した時に自分の利益につながることを体験できたら、次からその人は人に優しくなれるのかもしれない。
第三者の心を汲むこと、ビジネスにとっての大きなヒントのはず。
そんな仕組みできないかな…。