こんにちは、「世界一簡単なカードゲーム販売の教科書」著者、後藤寛です。
以前の記事で、「死神の鎌」の採用率が低いという話をしました。
【関連記事】→ 【クリスペ】「死神の鎌」の採用率が低い理由と、「デーモン・ハンド」の違いとは?
この記事を書いた後で、「死神の鎌」よりいろいろな意味で悲しいカードがある事に気づきました。
それがこの「崩れゆく世界」です。
コスト7
黒文明
スペル
味方の天使と悪魔がいる時全てのユニットを破壊する
能力は超豪快で、なんと場のすべてのユニットをコスト・攻守に関係なく破壊します。
効果だけ見ると強力なのですが、実際は様々な要素から使いづらい事この上ないカードです。
このカードの悲しい点は、この性能でゴールドレアという点。
数あるゴールドレアの中でもトップレベルで使いにくいカードと言えます。
今回の記事では何故「崩れゆく世界」は使いにくいのか、そしてデュエマのとあるカードについても書きます。
このカードが使いにくい1番の理由はこれでしょう。
自分の場に天使と悪魔がいないと発動できないため、実質3枚の手札が必要になります。
ユニットは除去される事も多く、意外と発動条件を満たすのは難しいです。
そもそもこのカードは劣勢の状況を覆すのに使いたいのに、追い込まれている状態で2体のユニットを維持するのは非常に難しいです。
また天使と悪魔は特にシナジーがあるわけではなく、現状ブロンズの天使が11体で選択肢が少ないのも痛い所。
「業火の崇拝者」「ホルスの門番」など汎用性の高いカードも多いですが、投入しすぎるとバランスが悪くなってデッキ構築難度が激増します。
そもそも手札に天使・悪魔が集まらない事も多く、カードの発動は運に大きく左右されます。
ただでさえ発動条件が厳しいのに、このカードはコスト7と高いのも問題です。
同じターンに天使・悪魔を召喚してこのカードを使うのはゲーム後半でも難しく、手札で腐る場面が多くなるでしょう。
コスト0の「スケルトン」「ティンカーベル」をデッキに入れれば7コストですぐ打てますが、それなら他の強力なカードをデッキに入れた方がいいという話になります。
発動条件の割にコストが高すぎるので、どこかで調整して欲しい所です。
上記の問題点を乗り越えてこのカードを発動しても、一発逆転とはなりません。
何故ならこのカードは自分の場のユニットも破壊してしまうからです。
相手ユニットを除去して自分ユニットで一斉攻撃という流れができないのは大きなマイナスでしょう。
発動後にユニット展開しようにも、このカードの発動でマナを使い切っているので大した事はできません。
出来れば自分の場が空の時に使いたいですが、発動条件に天使と悪魔が場にいる必要があるので絶対に自分も被害を受けます。
このカードを使う場合、最低でも相手の場に強力なユニットが3体以内と割に合わないのに、その状況ではこのカードを使う余力がない場合がほとんどです。
正直このカードより「死霊の導き」をデッキに入れた方が活躍する場面は多いでしょう。
発動条件もなく全体にー3/ー3のデバフなら大抵のユニットは破壊or無力化できます。
使いやすさや場面を選ばないことを考えると、「死霊の導き」を入れた方が間違いないく活躍します。
要するに、効果とコスト・発動条件の重さが絶望的に噛み合っていないのが理由のすべてです。
このカードの採用率を上げるには、もうシンプルにコストを下げるのが一番でしょう。
とにかくコストが重すぎるので、低コストの天使・悪魔を出し後すぐ打てるぐらいにした方がいいです。
効果は非常に強力なので、バランス調整や今後の新カードによって大きく評価が変わる事は十分ありえます。
文明の存在するカードゲームの場合、将来的に文明や種族を複数持つユニットが高確率で出てくるので、天使/悪魔の種族を持つユニットが出たら大化けするでしょう。
色々書きましたが、「崩れゆく世界」について運営を責めることはできません。
何故なら確定除去カードはバランス調整が非常に難しいからです。
確定除去がポンポン打てるようになると高コストユニットが出してもすぐ破壊され、爽快感がなくストレスの貯まりやすいゲームになってしまいます。
また「崩れゆく世界」のような全体除去カードは他のカードとのコンボでバランス崩壊を引き起こす事もあり、将来的な面を考えると雑な調整はできません。
数年前のデュエマでも、使いにくいと思われていた高コスト全体除去が過去のカードとの組み合わせで環境に躍り出た事があります。
オールデリート
コスト11
闇文明
呪文
各プレイヤーは、バトルゾーン、手札、シールドゾーン、墓地にある自身のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。
それがこの「オールデリート」です。
コスト11と非常に重い代わりに、自分と相手の全てをリセットできます。
本当にすべてリセットでありフィールドはもちろん、手札・墓地・シールドも全て山札に戻す豪快すぎる1枚。
クリスペで例えると「お互いの手札・フィールドのカードを全て山札に戻してLPを1にする」効果になります。
コストが重すぎる上に自分の手札・場も空になってしまうので、当初はインパクトはあるが弱いカードとみられていました。
しかしシールドを操作して「ラッキー・ダーツ」で「オールデリート」を1コストで使用できる事がわかると評価は一変し、一気に強カードになりました。
場にカードが残らない問題も、「伝説の禁断ドキンダムX」の存在がすべて解決しました。
「ドキンダムX」はゲームの初めに山札の上から6枚が封印として置かれ、それが全て取り除かれると召喚できるクリーチャーです。
封印が説かれるまでこのカードは場に存在しない扱いになるので、「オールデリート」をつかうと封印カードが全て外れて即攻撃可能なクリーチャーが残るのでそのままゲームエンドに持ち込めます。
「オールデリート」自体は使いにくくても、他のカードと合わせれば大会レベルになる。
これがカードゲームの醍醐味であり面白さと言えます。
「崩れゆく世界」も今後のカードプールで思わぬ活躍をするかもしれないので、末永く見守っていきましょう!
それでは。
ユーザー名:キン肉マン3世
ID:069121
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