仮想通貨を勉強し始めて一ヶ月ほどが経ったある日。
朝目覚めた私にこんな直感が働いたのであります。
すでにZaifとBitFlyerにはアカウントを開いていた私でしたが、
どちらもリップルは取り扱っておりません。
そこで私はコインチェックにもアカウントを開くことにしたのです。
そして順調に登録を進めていくと、最後の最後に「IDセルフィー」なる見慣れない文字が。
「なになに、免許証を持って写真を撮れとな?」
「しかも必須とな?」
「何じゃ、こりゃ。恥ずっ!」
「これ、あれやん。アメリカの刑務所に入ってる奴が面通しするときのヤツ、番号札持って!」
私は迷ったのであります。確かにリップルは欲しい、欲しいがしかしこんな恥ずかしい事までして買うほどのことなのか?
迷いに迷いましたが、仮想通貨というものの持つ怪しさと神秘さに取り付かれていた私は恥を忍んでIDセルフィー登録を済ませたのであります。
登録方法は長くなるので省略しますがとにかく苦労してなんとか登録を済ませたのであります。(何度やっても書類側にピントが合わへんねん!)
そんな折起こったのがあのNEM流出事件であります。
私はその損害額の大きさにコインチェックは絶対潰れると思っておりました。
そして私のあのIDセルフィーはどこか訳の分からない会社に流れていくのだと。
当時入金していたお金のことよりIDセルフィーの行方のほうを心配していたのを思い出します。
結局コインチェックは大手ネット証券のマネックスに買収されることとなり私としてはほっと胸を撫で下ろしたのであります。
というのも私はもう10年以上も前からマネックス証券を利用しておりましたのでそこで私の情報が共有されても何も困ることはなかったのであります。
しかし、あのままコインチェックが潰れてしまっていたらと考えると....
しかしこれは仮想通貨業界の現状をよく表した事件であると言えます。黎明期だからこそ何があるか分からず危険なのであります。同時に黎明期だからこそ大きなリターンも期待できるのであります。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」なのであります。
とは言えもうIDセルフィーはコリゴリです。
ところで、その後さまざまな材料を連発しながらも全く微動だにしない「リップル」とは何なのか?
私に舞い降りた「リップルが来る」というあの直感は何だったのか?
その答えは黎明期の今はまだ誰にも分からないのであります。
ではまた。