養源院は、三十三間堂の東隣にあります。
淀殿が、父浅井長政のために創建した寺院。
その後、焼失。
徳川秀忠の正室 江によって再建。
歴史が凝縮された寺院です。
白象図や唐獅子図など杉戸に描かれた
俵屋宗達の絵画も出迎えてくれます。
予想していなかったのでびっくりしました。
そして、本堂と廊下の「血天井」。
慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いの直前
伏見城の戦いで敗れ自刃した武士の血染めの板を使った天井。
はっきりと残っている血染めの手の形。
供養のため、天井板に使われたとか。
重すぎです。拝観注意!
徳川の時代へ至る戦乱の時代
戦さの悲惨さ、愚かさを今に伝えるとともに
供養している寺院の一つです。
歴史の重みを感じたい方は是非。