隣の街で、まちづくりの取り組みが進んでいます。
自分が住んでいる街と同じディベロッパーが開発した街。
2つの街には大きな違いがいくつかあり
隣の街は
最寄りの駅まで遠く
街の中の店などが少ない。
バスやタクシーも利用できるのですが
それだけでは不便。
高齢化も進んでいることから
地域のモビリティサービスの検討が
始まりました。
タクシーやバスのような事業を行うには
道路運送法の規定によって
旅客自動車運送事業者として
国土交通大臣の許可が必要です。
モビリティサービスは
道路運送法があるので簡単にはできません。
Uberのようなサービスが使えればいいのですが
日本では、今の所、難しそうです。
自家用有償旅客運送
バス、タクシー等が運行されていない、過疎地域等において、住民の日常生活における 移動手段を確保するため、国土交通大臣または地方公共団体の長の登録を受けた市町 村、NPO等が自家用自動車を使用して有償で運送する仕組み。
こんな規定もあるのですが
バスやタクシーも運行されているので
無理ですね。
1他人の需要に応じ、
2有償で、
3自動車を使用して、
4旅客を運送する、
5事業が
旅客自動車運送事業である。
1~5の要件全てに該当する場合は
道路運送法に基づく許可を受ける必要があります。
無償だったら、許可は必要ありません。
では、無償とはどういうことか。
(1)サービスの提供を受けた者からの給付が、「好意に対する任意の謝礼」
と認められる場合
(2)サービスの提供を受けた者からの給付が、金銭的な価値の換算が困難な財物や流通性の乏しい財物などによりなされる場合
(3)ボランティア活動として行う運送において、実際の運送に要したガソリン代、有料道路使用料、駐車場代のみを収受する場合
(1)の謝礼というのは、運用が難しそう。
(2)の自宅で採れた野菜や地域通貨など換金性がないものはOKのようです。
(3)は、現実的ですが、面白くないですね。
自宅で採れた野菜も良いのですが、
地域通貨が一番扱いやすそうです。
でも、地域通貨というより
トークンを活用したいですね。
トークンといって思い浮かぶのはALISですが
換金性があるので、難しいでしょうか。
換金性のない、相互扶助的な利用に特化した
オリジナルのトークンであれば問題なさそうです。
昨年の今頃、
NEMのモザイク
ファーマーズコインで
週末ファーマーズ倶楽部の活動と
規格外野菜の子ども食堂への寄付
という活動をしました。
同じように換金性のないオリジナルモザイクを利用すれば
相互扶助的に地域のモビリティサービスを
実現することができるかもしれません。
ファーマーズコインは
スマートフォンを使っての運用がうまくいかず
中断状態です。
もう一度、運用方法など、調査検討してみましょうかね。