大阪のクロス卸と同志社大学の産学連携プロジェクトで生まれたアプリ
① クロス(壁紙)の写真を撮るとテクスチャの識別開始
② 事前に読み込んであるカタログデータから検索
③ 候補を提案
というもの。
壁紙は特に工事請負契約書や見積書などがあっても「クロス貼り」や「●●クロス」と書かれているだけで、㎡数や工数が書かれたものしかない事がほとんど。
もしもメーカー名が書かれていたとしても品番が分からなければ探すのは困難です、クロスを貼り替えるのは相当時間が経ってからなので廃番になっている場合もあります。
なので、近いものがあれば目立たない隅から隅までとされる場合が多く、メジャーな白のエンボス柄織物調っぽいやつなら、色さえ合わせればOK…なのですが
近似色すらなかなか見つからない。
事が結構多いそうで、経験値の高いクロス屋さんは大体見ただけで検討が付けられると話されていましたが、全員が全員そうではないと思いますので、こうしてデータで確認出来るのは素晴らしいですね。
かべぴたをダウンロード、開く。
とりあえずトライアルですぐに試せます。
無料の会員登録をすれば無制限で使えるそうです。
下の撮影ボタンっぽい緑丸の部分をタップ。
フラッシュはしない、影は入れない、壁紙のみ写す、10cmぐらい離れる。
OK。
パシャ。
あ、ちなみにGoogleの画像検索やAIに画像を検索させると壁紙だという事は理解してくれますがこの模様と同じものを検索するものではありませんので、広くWEBの海に転がっているデータをキュレーションしてくれるだけです。
それでも超絶便利ですけどね🤣
アクセスを許可します。
保存した写真から選択したい場合は撮影時に左下から。
アクセスを許可してあげてください。
はい、では撮影したやつを識別してもらいましょう。
すると候補を5個出してくれます。
今回は
①リリカラLB9235(旧品番LB9417)
②サンゲツSP9717(旧品番SP2817)
③サンゲツSP9786(旧品番SP2889)
④ルノンRM602
⑤東リVS1057(旧品番VS9054)
と、表示されました。
一番近いのは②の壁紙ですね、素晴らしい。
ではここで試しに②の壁紙のデータから再度検索してみましょう。
おや…?なんか木の板みたいなのも出してきましたね。
恐らくですがメーカーが物撮りした画像のように完全に整ったデザインだと現状はテクスチャの認識が難しくなるんだと思います、多分形状を完全認識させると重くなりすぎちゃうから今はシンプルに濃度の透過率調整とか反転ぐらいでざっくり認識させてるんじゃないかな。
AIおばちゃんみたいに1点1点人の手を多少かけて調整するのと完全に任せるのとではかなり精度に違いがありますからね、簡易版って事でしょう、それでも便利ですが。
はい、3回終了ですね~。
楽しかった😁
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かべぴたに使われている仕組みは「地球上に存在するあらゆるテクスチャを識別できる」との事ですので精度が高まれば昆虫や動植物、もっと言えば海洋生物の新種発見し放題じゃないですか。
現状発見されている生物の膨大なテクスチャデータを搭載した自走する捕獲ロボットに一週間ぐらい散歩させて未該当の生物持ち帰ったら新種発見みたいな。
持ち帰るロボットにするのが大変なら位置情報付きの写真撮らせまくればある程度絞り込めますね。
ついでに未発見の遺跡や民族、まったく同じ場所での撮影による差異で地質変化や表面移動、植物の生育環境の良し悪し等々現状データの明度を高める方向にも利用出来るでしょう、どれもドローンでは分からない場合もある事ですね。
実は探せば海のどこかにも高等植物がいるかもしれないし、人間がまだ作った事が無い気付きのみの素材、新たなメカニズムを発見する事で何かのヒントになるかもしれませんし、新たなエネルギー発見に繋がる可能性さえあります。
私でもうっすら知っている生体模倣の有名な所で言えばコーティングはハスの葉から、向日葵の太陽を探すメカニズムを太陽光パネルに、ハチの巣のハニカムはダンボールみたいな。
人間が行けない所ではなく、
行けるけどコストがかかるという場所…月とか深海とか密林とかそういう場所の解明にとても役立つような気がします。
どこで何に気付くか分かりませんからね、可能性の塊。
この壁紙アプリは副産物アイディアって感じかな?今後に期待👍
ではでは。