こんにちは!今回もイーサリアムのホワイトペーパーを読み進めていこうとおもいます。
今回はイーサリアムの真髄というか、どのようなアプリケーションが実装されるかという内容ですね。
イーサリアム(Ethereum)のホワイトペーパーを読んでみようPart1
イーサリアム(Ethereum)のホワイトペーパーを読んでみようPart2
イーサリアム(Ethereum)のホワイトペーパーを読んでみようPart3
イーサリアム(Ethereum)のホワイトペーパーを読んでみようPart4
今回は、アプリケーションのチャプターを読んでいきたいと思います!
証明書発行のシステム
ブロックチェイン上の 証明書発行システム (token system) には、多々のアプリケーションがあり、 USドルや金を表す副次通貨から、株式、スマートプロパティとして個人発行した証明書、堅牢で偽造不可な商品券、あるいは全くの無から新たに作られた貨幣証書でさえその範囲に含まれ、経済原理となる(人々の行動の動機付けとなる)ポイント(稼ぎ)のシステムとして使われます。
従来であれば、なんらかの「証明書」は信頼のおける第三者機関によって発行されていましたが、イーサリアムのシステムを使えば、ブロックチェーン上に保存され、全世界中に共有されるため、改ざんの恐れがありません。
金融ディリバティブ と 安定価格通貨
金融ディリバティブ は、最も一般的な、smart contract のアプリケーションであり、コード実装が最も簡単なもののひとつです。 金融契約の実装における主な試練は、その大部分が価格表示器への外部参照が必要となるということです。
デリバティブは実物商品や諸権利などの取扱いをおこなう業者が、実物の将来にわたる価格変動を回避(ヘッジ)するためにおこなう契約の一種です。(Wikipediaより引用)
ある時点でAさん、Bさんがそれぞれ1000ETHを入金し、その時のUSDでの価値(Xドル)を記録します。そして一定期間後にXドル相当のetherをAさんに送信、残りをBさんに送信します。
このようにすればデリバティブの取引が可能になります。
Identity と Reputation のシステム
すべての代替暗号通貨のなかでいちばん早くに登場した Namecoin は、 名前登録サービスに Bitcoin と似た blockchain を用いる試みを行いました。 そこでは、ユーザは他のデータとともに 名前 を公共的なデータベースに登録することができます。 Namecoin の最も広く普及した利用方法は、DNS システムとして使う方法で、 "bitcoin.org" のような名前を、IPアドレスに対応( mapping )づけたものです。 他の使用方法として、email authentication や、潜在的発展性のある reputation システム などが考えられます。
名前やIPアドレスなどをブロックチェーン上に登録するアプリケーションです。
例えば日本では戸籍がしっかりしていますが、世界にはまだまだ恵まれない環境に生まれた人々がいます。いわゆる難民と言われる人たちには戸籍のないような人たちも大勢いるわけですね。
そういった人たちにとってはイーサリアム上にIDを作成することができれば日本でいうところの「免許証」代わりになるわけですね。
EverIDというプロダクトは、瞳の虹彩や顔認証、指紋などの生体情報をハッシュ化することでブロックチェーン上に記載し、改ざんできない情報として個人識別の方法として用いることができるものです。
イーサリアムのアプリケーションについて読み進めてきました!
スマートコントラクトを用いればブロックチェーン上でこんなことが可能になるのですね!
そろそろホワイトペーパーも終盤です!
ぜひイイね!お願いします!