ALIS β版から2週間くらいたちましたが、まだまだ盛り上がってますね!
全ジャンル解禁されて本格的にローンチされるのが楽しみですね。
さて、ETHホワイトペーパー企画Part2いってみましょー!
今回は
といったチャプターを読み進めていきましょう!
まだ前回の記事を読んでいない方はこちらからどうぞ!
イーサリアム(Ethereum)のホワイトペーパーを読んでみようPart1
Bitcoin の重要なスケーラビリティ特性は「ブロックは多層データ構造で保管される」ということです。 ブロックの「ハッシュ値」とは実は、ブロックヘッダ(先頭部)のハッシュ値 に過ぎず、これは約 200 byte のデータであり、
タイムスタンプ
ノンス
直前のブロックの ハッシュ値
マークル木(ブロック内の全トランザクションを保持するデータ構造)の ルート(根の元となる部分)の ハッシュ値
を保持します。
イーサリアムホワイトペーパー日本語版より引用
ブロックヘッドには
が含まれます。
そしてマークル木とは図のようにトランザクション一つ一つをそれぞれハッシュ化し、さらに2つまとめてハッシュ化し、それをさらに2つまとめてハッシュ化、さらにまとめて、、、とまとめていって、最終的に一つのブロックに含まれる全てのトランザクションを一つのハッシュ値にまとめたもののことを言います。
最後にまとまった一番上のハッシュ値をルートといいます。
攻撃者は一つのトランザクションを改ざんしようとしたら、上に波及して全てのハッシュ値が狂ってしまい、一番上のルートの値が変わってしまいます。なので、ブロックとして成立させるためにはノンスを再計算して採掘し直さなければいけなくなるのです。
また、全てのユーザーは全てのトランザクションを把握する必要はなく、自分の必要なトランザクションのハッシュ値を辿っていくことで、ブロックの正当性の検証が可能です。このシステムを「SPV Simplified Payment Verification簡易支払い検証」といいます。
ここではブロックチェーンを用いたその他のサービスが紹介されています。
・Namecoin
2010年に作られたNamecoinは「分散型名前登録データベース」と表現されます。
例えばドメイン名は現在ICANNという組織を中心に管理されているものですがこの管理をブロックチェーンを利用してP2Pシステム上で実現しようとするのがNamecoinです。
ブロックチェーン革命より引用
・Colored coins
colored coins のプロトコルでは、 特定の Bitcoin UTXO に「色」を設定することで、 新しい通貨を "発行" します。 プロトコルは、colered coins を生成するトランザクションの入力値に「色」が付いていれば、他の UTXO も同じ「色」であるものと再帰的に定義します。
Colored coinsは「Bitcoinを土台とする方法」で作られています。この方法ではBitcoinのマークル木を用いた「SPV簡易支払い検証」を継承しないという欠点があります。
Namecoinは独自のネットワークでつくられていますが、その方法の場合は、実装するのが大変で、さらに、規模が小さすぎると採掘と検証がうまくいかないというデメリットがあります。
そして、イーサリアムはこれらの問題を解決し、分散型アプリケーションのためのプラットフォームを作る目的で開発されました。
うーん、まだイーサリアムがなにものなのかは見えてこないですね笑、、
今回はここまでにしましょう!
次回から、イーサリアムの具体的な内容に踏み込んでいきます!