夏も終わりが見えてきたこの頃。
夏休みと言えば子どもと一緒にいる時間が増える分、良い部分も悪い部分も見えてしまう季節でもあります。
元気に遊ぶ姿を見て成長を嬉しく感じる反面、いうことを聞かずに叱ってしまうことも多い時期でもあります。
では、なぜ叱ってしまうのか…?
どのように伝えたら子どもは動いてくれるのか…?
ある程度の子どもを見てきた経験上、叱ることなく子供を動かす言葉のテクニックをまとめていきます。
結論から言うと
「1次感情を伝える」に尽きます。
1次感情とは…?
怒りの感情には1次感情と2次感情があります。
・悲しみ
・傷つき
・心配
・恥ずかしさ
・寂しさ
・不安
・怒り
つまり、子どもに対して怒ってしまう前には、必ず原因となる感情があるはずなのです。
親「宿題終わったの?」
子「やってない」や「これからやろうと思ってた」
親「テメェ…」(怒り)
この時の感情は、
・勉強が終わっていると思っていた
↓
・しかしやっておらず裏切られて傷ついた
↓
怒り爆発
という手順を踏んでいるハズです。
帰りが遅いにも関わらず連絡を寄越さず遅く帰ってきた場合も、心配だったからこそ怒ってしまうパターンがほとんどです。
1次感情は色んな怒りについてまわります。
子供に対してぶつけるべき感情
ではどちらの感情が子どもを動かすきっかけになるのか…。
経験上、圧倒的に1次感情です。
2次感情である怒りを爆発させても、その場は委縮してすぐに行動する場合や、表面的に謝るパターンは多いです。
ただ、次回以降も改善されるかというと、おそらくNOでしょう。
しかし、
「そうか…やっていると思ったのにな…」
とか
「裏切られて悲しい」
と1次感情をぶつけると、その場では動いたりしませんが、長い目でみると自分から行動できるようになることが圧倒的に多いです。
しかし、2次感情で怒るのではなく、1次感情で諭すためには少なからず意識が必要です。
1次感情で諭すためには…?
1次感情を表に出すためには、2次感情をコントロールする必要があります。
一朝一夕ではありませんが、その2次感情をコントロールする方法もあります。
・怒りを感じたら5秒待ってみる
・怒りを感じたら深呼吸する
・なぜ今自分が怒っているのかを考える
(小さく言葉に出すのも効果的)
怒りを爆発させる前に少し待ってみようということですね。
子どもとの関係を良くするためのツールとしては、かなり有効な手段になると思います。
自分の感情がどんな状態なのかを分析できない、何故怒っているのかが分からないという方には、この本がオススメです。
今まで表現できなかった感情を知ることは勿論、上司との会話で使う稚拙でない表現も学ぶことができます。
単純に語彙力を伸ばす事もできるので、感情の辞書的に携帯することもオススメです。