前回、インターステラーの記事コメントにてオススメされた「ゼロ・グラビティ」ふ
(前回映画レビュー▶「インターステラー(ネタバレあり)」)
せっかくのGWだったので、アマゾンプライムを使って観てみました!
第一印象的には、
「な~んか面白くねぇなぁ…。」
と感じていました。
それもそのはず、自分が観ていたのは
「ゼロ・グラビティ」ではなく「ザ・グラヴィティ」
だったからです!
平均★2!レビュー数3!(えぇ…)
素で間違えたのは、中学のときの
「トランスフォーマー」ではなく「トランスモーファー」
を間違ってレンタルしたとき以来です…。
完全に時間を無駄にしました。
さぁここからは、ちゃんとした「ゼロ・グラビティ」のレビューです。
「ゼロ・グラビティ」は、人が重力のない宇宙空間に取り残される恐怖や、生き抜くための精神力などを描いた映画です。
宇宙空間でしか起こらない過酷な条件や、心理的不安の描写が良く伝わってくる作品です。
音楽も壮大で、映画館で観ることができなかったことを後悔しました。
もしかしたら宇宙のことをよく知らない方が、楽しめるかもしれません。
先入観があると、「いやそんなのありえないでしょ」、「偶然でしょ」など余計な考えが入って楽しめないかもしれません。
自分は宇宙空間の細かい事象などの知識はないので、「はぇ~」と関心しながら楽しむことができました!
宇宙空間での任務完了が目前に迫る主人公達。
冒頭では主人公達の情報は一切なく、スペースシャトルの修理をしているシーンから始まります。
しかしここでハプニング発生!
突如現れる宇宙ゴミ(スペースデブリ)が、主人公達のシャトルを襲います。
デブリが発生した原因は、ロシアの衛生がミサイルによって破壊されたからです。(なぜ衛生がミサイルの標的なったのかは分かりません…)
ここからがゼロ・グラビティ(無重力)の怖いところ。
突然のアクシデントのため、命綱のない状態の主人公達。
一度シャトルから離れてしまうと、慣性によって彼方まで飛ばされてしまいます。
主人公の一人の「ライアン」博士も、シャトルから投げ出されてしまい、高速で宇宙から離れてしまいます。
仲間から離れていくライアン博士。
目視できる範囲の情報を伝え、仲間に位置を伝えます。
通信衛星も壊れているので、通信範囲の限られている無線に頼るしかありません。
通信を続けていると、シャトルから離れてしまったもうひとりの主人公「マット」が、ジェットパックを背に駆けつけてくれます。
シャトルに戻ろうとするも、ライアン博士の酸素は残り6%。
スペースデブリも時速8万kmで飛翔してくるので、ゆっくりしている時間はありません。
焦るライアン博士をマットがサポートする形で、シャトルへ向かいます。
ついでにデブリの犠牲になった仲間の遺体も回収しながら進みます。
(遺体の状態がだいぶグロかったので気になる人は本編にて!)
シャトルに到着するも、全壊して機能を失っているどころか、乗組員が全員死亡しています。
希望が潰えた主人公達。
しかし宇宙ステーションが近くにあることが分かり、そこを目指すことに。
酸素もジェットパックの燃料も残り僅か…。
お互いに励ましながら宇宙ステーションを目指します。
何とか目標に接近するも、ジェットパックの燃料切れにより、方向の制御が不能に。
全身を打ち付けながら何かに掴まろうとします。
宇宙服を着ているため掴むこともままならない状況です。
ライアン博士はギリギリのところで、宇宙ステーションから出た線(紐)に足を引っ掛けることに成功。
マットはモノに掴まることができず、ライアン博士のいる方向へ流されてきます。
ライアン博士は流れてくるマットを掴もうとするも失敗。
しかし、何とか命綱を掴むことに成功。
マットは一命を取り留めます。
とはいきませんでした。
紐に足をかけている程度では、マットの動く方向の慣性に耐えることができません。
紐から足が外れて、マットもろとも宇宙に流されてしまいます。
ライアン博士だけでも生き延びさせようと、マットは自分で命綱を外します。
死が確定したマットがゆっくり離れていく様が不気味で悲しいです。
無線だけは繋がっているので、死にゆくマットにアドバイスを貰いながら、シャトルを探索します。(宇宙服を脱いだ時点でマットとの通信は途切れています)
シャトル内の損傷も激しく、火災なども発生。
必死の消化も虚しく、激しく火が燃え上がります。
何とか脱出用ポッドに避難することができたライアン博士。
脱出用ポッドで壊れゆく宇宙ステーションから脱出しようとするも、パラシュートが引っかかり制御不能に。
船外へ出てパラシュートを切り離そうとしたところ、再びスペースデブリが博士を襲います。
何とかパラシュートも外すことができ脱出用ポッドに乗り込みましたが、デブリのお蔭で宇宙空間を制御不能のまま漂うことに。
絶望した博士は、自らポッド内の酸素濃度を下げ死を選ぶことに。
しかし、そこに思わぬ救世主が。
マットです。
宇宙に流されて死んだはずのマットが帰ってきました。
どうやら予備のバッテリーを見つけたようで、そのままジェットパックで脱出用ポッドへ向かってきた模様。
弱気なライアン博士にマットが叱咤激励し励まします。
そんな中彼女は徐々に眠りに…。
次の瞬間。
マットはいませんでした。
さっきまでのマットは彼女の極限状態が生み出した幻影でした。
しかし、幻影のマットのお蔭で生きる気力を生み出したライアン博士。
通常の操縦とは違う方法で脱出用ポッド動かすことに成功。
ポッドの行く先はさらに別の宇宙ステーション。
パラシュートは切り離したため、別の脱出用ポッドに乗り換える必要があります。
無事ポッドから宇宙ステーションに乗り移ることができたライアン博士。
宇宙ステーションは大気圏に地球の引力に引っ張られ、大気圏に落ちる寸前です。
ギリギリのところで脱出用ポッドに乗り大気圏突入用のプログラムを実施します。
無事地球に帰ってこれました。
というストーリーです。
無重力の怖さを思い知る映画です。
それ故、地球の重力のありがたみを知る良いきっかけにもなりました。