学校や職場
閉鎖的なコミュニティ環境に身を置いていると、
いつのまにか力関係ができていて
なんとなく、周りの意見に流されてしまう。
それは、流された方が無難だからだろう。
変に、権力者のカンに触ることもなく、安全圏のコミュニティから外されることもない。
だから、
「誰々とは付き合わない方がいい」
なんて同じコミュニティの誰かが言おうものなら
「あ、そうなんだ。じゃあやめておこう。」
なんて決断が簡単にできてしまう。
しかしそれは大いにもったいない行為だ。
付き合う相手は自分で決めた方がいい。
✴︎
コミュニティの外にいる人が
いい人が悪い人か、自分と合うか合わないか
それは関わってみないとわからない。
もしかしたら、
トモダチの言う通り、嫌なやつかもしれないし、
もしかしたら、
自分とものすごく気があって、
その後何十年と続く仲になるかもしれない
それは、自分で関わってみないとわからないのだ。
もし、トモダチの言う、「関わらない方がいい相手」が実は
話してみたらあなたとものすごく気が合う人物で、
毎週のように飲みに行くような仲になって、
その後何十年と付き合いが続くようなら
トモダチの意見で彼と関わらない選択を取ってしまうと、人生単位での大きな損失になる。
もったいない行為だと思わないだろうか。
✴︎
ボクが駐車場警備のアルバイトをしていたころ。
当時、仲良くさせてもらっていたスタッフさん数名から、
「浜田さん(仮)はおしゃべりで面倒だから関わらない方がいい」
と念を押されていた。
しかし仕事という関係上、一切関わらないというのは不可能だし(言うことを聞くつもりもなかったが)
浜田さんと2人きりになる機会があったので、とくにシールドを張るわけでもなく普通に接した。
すると、浜田さんは、ボクにとって興味深い話ばかりをしてくれた。
年齢は70歳を過ぎていたかと思うが、
話すことは、GAFAがどうとか、AIがどうとか、海外がどうとか、
当時のボクが興味のあることばかりだった。
(でも今思い返すと、何を話したかほとんど覚えていないw)
確かに、本当によく喋る人ではあったがwきっと興味を持っている分野がボクとは違うから。
きっと興味を持っている分野がボクとは違うから。
当時ボクが仲良くしてたスタッフさんたち
彼らにとっては、浜田さんの話は退屈なものだったのだろう。
きっと興味を持っている分野がボクとは違うから。
だから、彼らは浜田さんを、「おしゃべりで面倒なじいさん」と認識したのだろう。
でも、ボクにとって浜田さんは、「おしゃべりだけど、興味深い話をしてくれるじいさん」だった。
ボクにとって、浜田さんとお話する時間は、とても有益だった。
✴︎
目の前の相手が自分にとってプラスに働くかマイナスに働くかはわからない。
もしかしたら周りの人が言う通り、マイナスに働くかもしれない。
でも、周りの人と自分は全く違う人間。
彼らにとってはマイナスだったかもしれないが、
自分にとってはプラスかもしれない。
もしかしたら、一生付き合っていく仲になるかもしれない。
それはわからない。
わからないからこそ、
付き合う相手は、一度ちゃんと向き合って、自分でしっかりと決めた方がいいのだ。
付き合う相手は、自分で決めよう。