遂に届いたイナゴの甘露煮!
アマゾンでは発送者は確か京都の業者だったような気がしたが、
製造元を見ると長野県。
そうなのだ、我が国の昆虫食のメッカは長野県なのである。さすが内陸県。そういえば、前述のコンゴ民主共和国もほとんど内陸国に近いレベルだったなあ。
①魚が採れない→②動物を獲るのは結構めんどい→③虫を「パクっ!」、意外とイケるやん!
みたいなのりだったであろうことが容易に想像できる。
続いてラベルをチェック!
食品表示というのは、原材料の使用料が多いモノから表示される決まりなのだ。当然ながら、「イナゴ」が断然トップである。
この中にこっそりと「便所コオロギ」とか入ってたら、ちょっと焦るが、その点は安心なようである。
そして甘露煮だけあって、砂糖、醤油、水飴と続いている。
なお、表面のラベルには「開封後は10日以内で召し上がれ」と書いてあるぞ。
ぱっと見で300~400匹はあろうかという大群を僅か10日間で喰い干せなどと何とも無謀な話である。
そして恐る恐る食べてみた。意外と、、、というか、
全く普通。
恐らく小エビで甘露煮を作ったらほとんど味覚的な区別はつかないであろう。・・・っていうか、甘露煮が強いため、特にイナゴ固有の味は皆無に等しい。
ちなみに英語で甘露煮を調べるとCandiedと出てくる。そう、キャンディ、つまり「飴ちゃん」にされたという意味だ。だから普通に甘くて普通に美味い。ゴハンのお供にもってこいである。たった今からワタクシの身体の組成成分の一部が昆虫から形成されると思うと何だか恍惚とする。
ただし、この数量は恐れ入る。約300匹を10日間にてとは!
しかし、ここで協力な援軍が現る!我が息子である。無類の昆虫好きでしかも甘いもの好きである。
「パクパク、パクパク」
オモシロイほどに頬張ってくれている。これほど我が子が逞しく成長してくれた姿を頼もしく思った時はない。
以降、我が家ではゴハンのおかずとしてはもちろんのこと、親子丼のトッピングやら、
「稲庭うどん」ならぬ「イナゴのうどん」を通じてイナゴ消費に励んだのである。
かくして約1週間が経った頃、今日も覚悟して冷蔵庫を開けると、イナゴがパックに僅か3匹半(“半”というのは、ちなみに切れた脚が数本という意味である。)しか残されていなかった。
そうである。息子がほとんどを昨晩、平らげてくれたのだ。
遂に我が家が昆虫食の登竜門、イナゴの甘露煮を制覇した瞬間であった!!
まあ、考えておくけど、暫くは時節柄「おせち料理」なんかを普通にエンジョイさせてほしいwww