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文系オヤジが考えたAlis起死回生策【総括】

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  • Alikecos
  • 2019/09/24 18:38
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どうもAliskecosです。よもやの連投です。

あまり自己プロフを改めてだらだら垂れるのは差し控えます。

でも、ブロックチェーン素人で、一応経済学&経営学の学位のある者っす。

ま、いわゆるド文系ですわな。

で、文系なりにいろいろとトークンエコノミーの研究させてもらっています。

ド素人なりにオモシロイです。

今日は総括的に綴りますね。

で、今日もAlisを悲観する投稿がありましたね。

ワタクシの場合、単にAlisのモデルを理解するためだけに参画してます。

怒られるかもしれないですが、失敗は失敗なりに興味があるんです。

(ちなみに大学(経済学)の専攻はマジで「市場の失敗」でしたからね。)

 ↑ 経済学ではマジでこういう分野が存在します。

 

でも、これまでの考察の結果、

こうすると「意外と簡単に起死回生できるんじゃね?」ってのがあります。

本日は、ご紹介しますね。

きっと「コイツ、全然、わかってね~よ。」って思われるかもしれません。

でも、その中にも新しいヒントが見出されたり、頭の整理、あるいは暇つぶしにでも役立てば幸いです。

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1. 原因

むしろもう皆さんの方がお詳しいですね。

一応、システムと理念の両側面からワタクシなりの言葉でまとめますね。

 

(1)システム的問題

つまりAlisトークンだからこそ手に入れられる「欲しいモノ・サービス」っちゅうのが現状、まるで無いんですわ。

で、敢えて言うなら「トークンで“法定通貨”を手に入れたい!」ってなるワケですね。

で、でもそれって売り飛ばすということですもんね

これがAlisトークンの価値の低下をさらに招くんですよね。

 

(2)理念的問題

本プロジェクトではよく①資本主義ではない社会、②信頼の可視化や、③共創 みたいなフレーズを掲げておられますね。

でも、その理念と上記のシステムがうまく噛み合ってるかどうかは、仮想通貨の市場において、他の仮想通貨プロジェクトなどとの比較で評価されてるワケですよね。

つまり、一見、言葉が矛盾して聞こえますが、ここで言う市場とはまさに資本主義そのものなワケですよね。

Alisは上記の3つを実現するため、少数者による資本参入(広告・ステマ記事)を排して独立したエコシステムを目指しておられますが、総体として結局は市場という資本主義に評価されちゃってるワケです。

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2. 対策

で、ワタクシは、つまるところ、Alisのシステムが全否定されるべきものかと言うと決してそうは思いません。マジでそう思いません。

技術論で言えば、きっとよく出来たシステムなんだと思います。

参画者にトークンが配布されるだけでも画期的でオモシロイです。

ただ単に上記の(1)システム的問題への対応がなされてなくて、(2)理念的問題への固執というか論理的な矛盾に直面しているだけの気がします。

いわゆる軌道修正というか、柔軟な発想を持つ段階、いわばその分水嶺にあると思ってます。

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3. 現実的になること

ま~そういった当初の理念を捨てて軌道修正をすることを、人は時に「つまらない大人になる。」とも呼ぶワケですがwww

でも、実はこのような事象は近現代においても、高尚であるか、世俗的であるかを問わず、見受けられる現象だと思ってます。

 

(1)高尚な例え話~お政治の世界

ワタクシが「こんなことを言ったら、ジジイって呼ばれちゃうかな?そして失礼にあたるかな?」と恐れてこれまでAlisで文字に出さなかったことがあります。

でも、今日は白状しますね。

やはりワタクシの世代にとって、①資本主義ではない社会、②信頼の可視化や、③共創 なんてフレーズを言われちゃうと、当初から

共産主義

という言葉と、それが歩んできた道を想起しちゃうんですな。

 共産主義の理念は素晴らしいんです。でも、ろくに実現できた国など存在しませんでした。

 で、先進資本主義国の一部で採用されたのは、もっと現実的な路線、すなわち

社会民主主義

っちゅうヤツでしたよね。

 

(2)世俗的な例え話~おプロレスの世界

ワタクシは世代的に猪木イズムの闘魂注入を受けております。今は女性も集う新日本プロレスですが、かつては

「プロレスこそ世界最強の格闘技」

みたいなことを前面に出し過ぎた結果、悲惨な道を歩んだことがありました。

格闘技ガチ勢の目につくところとなり、ボコボコにされ、一時は崩壊の危機に陥りました。(特に急進派のUWF系と呼ばれる団体はホントに崩壊しちゃいました。)

 でも、その直後、ブシロードに親会社になってもらったことがきっかけで、

新日本プロレスは純プロレス路線に舵を切り直し、

見事に復活できました。

 

 で、ワタクシはここで何を言いたいのか

「別に軌道修正をすることは普通なんやで。恥ずかしいことやないんやで。それも大人のあり方やで。」

ということです。

より現実的な政治システムはベストではなくてもベターだったと言えるでしょう。

 格闘技路線を捨てたプロレスの四角いマットの色は今日もセビリアンブルーのままですし(なんのこっちゃ)、ファンに感動を与えるという意味では、以前よりも強化されています。

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4. 具体案

これまで数か月間の思いが募り、廻りくどくなりましたね。そろそろ結論を急ぎます。

上記1で原因がわかっている以上、

(1)システム的問題において、Alisトークンだからこそ手に入れられる「欲しいモノ・サービス」を創出・提供し、(2)理念的問題をちょっと柔軟に修正した別世界を提供、共通通貨としてAlisを採用して使用

すれば問題解決が可能のように思ってます。

「ん?ちょっと何言ってるかわからない?」

じゃ、このニュースを参考にしていただくと理解が早いと思います。

「え“っ?Kポップ?」

いや、そういうことじゃありません。別に前述のようにプロレス団体でもAKBでもつまり誰かのファンクラブでも良いんですわ~。Alisのようなシステムは、他人にとってはどうでもいいようなコンテンツやサービスであっても、熱烈な信者からの忠誠心というか、業界を盛り上げるのを計測するシステムになってこそうまく機能するんです。

 

例えば、

新日本プロレスのAlis版

のようなものがあったと想像してみてください。

試合の観戦記、似顔絵イラスト、街角で出会ったプロレスラーとのエピソード、実現し得ないドリームマッチの空想小説、これらの投稿記事を現在のAlisのような形で募り、運営側はトークン配布します。

そして運営側は、その投稿の貢献度に応じたファンの称号を与えて特典を設けたり、

法定通貨では販売されていない財やサービス(ブロックチェーン技術を利用したレスラーのカード、レスラーとのオフ会、その他ノベルティグッズ、レスラー自らマル秘投稿)をAlisストアのような形でAlis建てでのみ販売するのです。

確かにこれらはファン以外にはどうでも良い代物です。

でも、ファンにとっては喉から手が出る程欲しいものですから、そのトークンを手に入れたいというインセンティブとして機能しますし、そもそも投稿で団体を盛り上げてくれています。

Alisと同じくトークンエコノミーのプロジェクトであるSynchrolifeは人間が生きていくうえで究極的に必要であるもの、つまり“食べ物”を間接的な交換手段として、インセンティブを実現しようとしています。

一方でAlisのシステムはコンテンツ重視ですので、対価もコンテンツ重視なサービスの方が上手くいくと思っています。

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5. で、マジでやったらどうなるか?

仮に株式会社Alisが、どこかのプロダクションを訪れ、

「Alisのこれまでのノウハウを使ってファンクラブサイトを運営させてください。このシステムはファンクラブ・サイトのようなものでこそ上手くいくんです。格安でやりますから、代わりにサイト内の流通通貨はAlisでヨロシクね。」

なんて言ったらどうなるんでしょうかね。

 

仮に受け入れられた場合、本家Alisにおける中立性や①資本主義ではない社会、②信頼の可視化や、③共創 などは阻害されるのかもしれませんね。

それこそファンクラブの悪口なんて、Alis内では投稿したら大変なクレームでしょうね。

でも、ワタクシにはそれでも大手の広告代理店に支配される現状のマスメディアよりは余程マシというか、人畜無害のようにさえ思えます。

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6. 最後に

最近、これまで膨大な時間とコストを投じて一緒に夢をみてきた参加者からの嘆きのような投稿が目につき残念に思います。

ワタクシはもともと傍観者でしたが、気がつけばこんな偽善者で、人でなし、おまけに薄情なワタクシにもAlisへの愛着なようなものと、そんな方々への心情にも配するようになってきました。

やっぱ、Alisプロジェクト、オモシロイんですわ~。

「可愛さ余って憎さ百倍」~最後に捨て台詞を残して去って行った方々の投稿を目にする度に、そんな言葉も過り、Alisは皆さんにそれだけ愛されていたんだなと感じ、責める気にはなりませんでしたし、と同時に志を持って苦悩されてる運営者の方の思いも痛い程わかります。

図らずも結局のところ、Alisは株式会社という資本主義社会の組織に組み込まれている以上、本プロジェクトにおける“共創”とは所詮、理念上のものに過ぎません。参画者に“共創”している“つもり”ではあっても、決定権はありませんので、その意味では幻想にすぎないと言えるかもしれません。

設立当初を知る方にはワタクシの提案などはとても不純に映るかもしれませんね。どうかお叱りにならずにスルーしてくださいね。

いつしかワタクシもAlisのファンになり、年配者からの視点も恥ずかしながらもご紹介させていただきました。

 

・・・で、最後に、

 

Alis、頑張れ!「えいっ!!」(闘魂ビンタ注入!)

 

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