本記事ではフランス発の新作ゲーム、CROSS THE AGES(以下CTA)のルールを解説します。記事を作成している2023年3月現在と、私がCTAを始めた昨年12月(所謂オセロ時代)ではルールが全く異なっており、先日のリリース時には見違えた仕上がりとなりました。今世界中で注目されているBCGカードゲームの1つです。
この記事をよく理解するには、ルールブック前編を読んでいる事が前提ですので、まだ未読の方はそちらを先に一読下さい。
また、2023年3月29日の正式リリースに伴い、アップデートでルールの一部変更がなされました。前編も更新しましたので、もう一度目を通して下さいね。
ここから先は、アフィニティに関しての知識は最低限必要ですし、レート1300の壁を破るのに必要な知識です。
本記事を読む事で、1200前後の初級者帯から1300台の中級者帯に移行する為の下地が出来るはずです。
◇目次◇
前編(解説済)
1 勝利条件、及びスコアリング
2 リーダーカードとリーダースキル
3 カードのポゼッション(獲得)とヘプタグラム
後編(本記事↓)
4 シングル・アフィニティアタック(基本)
5 ダブル・アフィニティアタック(応用)
6 連鎖
7 ランダムルール(ダイス)
8 あとがき
前編では、項目3 「ポゼッションとペプタグラム」まで説明しましたね。
後編では、項目4 アフィニティアタックからスタートします。
前記事の3項でペプタグラムの読み方と、属性相性について説明したのを覚えていますか?
このゲームでは数値的に弱いカードでも属性相性次第で自分のカードとすることができたり、自分のカードをより強くしたりする事が出来ます。
アフィニティにはシングルとダブルがあり、カードのバフとゲームのスコアリングに必要な知識でしたね。
ですが、これを理解しただけだとプレー中に「何これ?なんでこのカード負けたの?」という現象が頻繁に起こります。これまでの情報を複雑にしてくるのが
※アフィニティアタックという名称は、私が勝手に名付けたものですので、正式な呼び方ではありません。正式なものも無いです。
まず、私のTwitch配信での画像を使って、シングル・アフィニティアタックについて解説します。(まーらいおん配信所:日本時間0時〜1時配信)
上記のような盤面に、中央右に480光の猫がいますね。
左は空いてて、横はサラマンダー(455+100風バフ)がいます。
この状況で、手札にある460水のクラーケンを火と光の間に着地させてみます。
すると、クラーケンと一緒に自陣の光の猫が一緒に飛び跳ねて、サラマンダーに155のダメージを与える事に成功しました。
通常460水属性のクラーケンは、555のサラマンダーに対しては、
460+150(属性相性)ー555=+55のダメージになるはずですが、
今回は+155のオーバーキルとなっています。何故でしょうか。
シングル・アフィニティアタック
「シングルアフィニティを構成できるカードが自陣にあり、自分の出したカードと隣接した場合、アフィニティ効果を乗せて攻撃する事が出来る」
今回の場合、一緒に飛び跳ねた光480の猫が自陣におり、水・光シングルアフィニティの構成要素であったため、後から出したクラーケンのベースパワーに+100のバフが入りました。
さらに、火に対して弱点をつける水属性であるため、そこから+150の補正が入ります。
つまり、クラーケンがサラマンダーを殴る時の火力は、
460+100+150=710
したがって155という表記は、アフィニティボーナスを含めて計算されたものになります。
つまり、不利な状況下においても、出すカードと隣接するカードの属性相性によっては、一回り大きなパワーカードでも倒してしまう局面があるという事です。
逆に、相手カードで囲まれている状況になると、アフィニティアタックを使われる可能性も出てくる、という事になります。
属性相性を考えてカードを使いましょう。
シングルアフィニティアタックがあるなら、
先程の盤面から、3ターン程進んだ盤面です。闇の大型795のカードで、自分のアフィニティを守っているところですね。
相手は闇795が取れなかったので、火のサラマンダーを着地させ、
480の光猫を取ることで、私のダブルアフィニティを崩しに掛かってきています。
つまり、猫は相手カードになっていますにゃ。
ここで、光弱点が取れ、尚且つ闇・水(盤面中央)と相性の良い火を置いてみます。
水・闇・火のカードが全て跳ねて、光猫に250のオーバーキルを入れています。
ダブル・アフィニティアタック
「ダブルアフィニティの構成属性が自陣におり、自分の出したカードでそれが完成する場合、ダブルアフィニティ効果を加算して攻撃する事が出来る」
上の画像で言うと、火を出す前に、既に695の闇、560の水が一筆書きで連結している状態なので、不足している火を置いた時点でダブルアフィニティのバフが入ります。
要するに、ダブルアフィニティの最後のピースとなるカードをはめ込むと、バフを入れて殴れます。
計算方法は 火480+100(アフィニティバフ)+150(属性相性)=730で光猫を殴っているため、480との差である250が緑で表示されています。
常にダブルアフィニティを意識した属性どりをすることで、アフィニティアタックの発動率を高めていきましょう。
CTAではカードパワーが相手を上回ると、相手のカードをアダプト(自分のカードにする事が)出来ます。
その際に、カードを返せる連鎖というものがおきますが、連鎖の回数にもルールがあります。
1 リーダーカードの連鎖射程は3(3回相手カードを返せる)
2 その他のカードの連鎖射程は2
3 リーダーカードが場にあり、自分のカードである限り、他のカードで返しても連鎖射程は3となる。
そのため、リーダーはよく考えて使わないと、直ぐに負けてしまいます。
CTAにはランダムルールという、
このダイス効果は出目によって効果が様々であり、しかも自分のいるレート帯によって出目のヴァリエーションが増えていきます。
ダイス番号、効果、そのルールが出る可能性のあるレート帯を説明します。
ダイス番号→番号ではなく、絵柄になりました(4月アップデート)
1 CLASSIC(Rate 0-1199)
特別なルール変更は無し。
2 FIELD INFLUENCE (Rate 1200-)
3〜8ターン目にランダム土地が2回発動する。継続2ターン。先にプレイヤーが土地を発動していた場合、上書きされる。
3 FIELD OVERFLOW(Rate 1350-)
土地カードの効果が、本来のバフ効果+25となる。
4 INSPIRING(Rate 1350-)
リーダーと、そのリーダーと同属性のカードパワーを+25する。
5 EXTENDED REACH (Rate1300-)
連鎖上限が+1される(通常カードで3連鎖、リーダーカードで4連鎖)
6 LIMITED REACH(Rate 1400-)
連鎖上限が2に固定される(リーダーを撃っても2回までしか連鎖が繋がらない)
7 SCORE TWIST(Rate 1250-)
元々、スコア65を先に獲得した方が勝ちのところ、70、60、55点の中からランダムで決定。勝利点の点数が変わる。
8 REVOLUTION (Rate 1500-)
リーダーは7ー8ターン目まで使用することが出来ない。
※更に上のレート1700から、ダブルルールが適応されます↓↓(5月1日追記)
1-8のダイスルールに加えて、もう一つ上位ダイスが追加され、2つのダイス併用での試合展開となります。
セカンドダイスの効果は以下の通り
10 CLASSIC
何もなし
11 GOLDEN DRAW(Rate1700-)
手札の引き直しが1回までしかできない
11 AFFINITY INVERT(Rate1700ー)
この試合では、すべての属性相性が逆転する
12 BLITZ MODE(Rate1700-)
自分、相手の1ターン持ち時間24秒。24秒過ぎたら即敗北。
13 AFFINITY STAKING(Rate1700-)
アフィニティを保持し続けると、1ターンにつき20アフィが強化されていく
要するに、NO8REVOLUTION(リーダーは所定ターンまで出せない)+NO12ブリッツモード、というルールになることがあります。
また、自分か相手のレートが1700より下である場合は、このルールは適応されず、低いレートの人に合わせてシングルダイスでのルールとなります。
レート1400からは、ダイスの出目によってかなり作戦が変わって来ることも多く、ルールを早めに覚えておく事は決して無駄にはなりません。
個人的には、8のリーダー使用制限が環境に及ぼす影響が特に大きいと感じており、これがあるから多くのプレイヤーは、パワーミラーやパワーステーキングを採用していたりと、レートによって考える事が変わってきたりします。
レートに合わせたデッキ構築も、大事ですね!
前編、後編と複雑なルールを解説してきました。
ここまで知識を詰め込んだなら、あとはCTAの世界にとっぷりと漬かってください。
CrossTheAgesは、3月29日に正式ローンチし、これから確実に盛り上がっていくプロジェクトです。日本のプレイヤー人口も爆発的に増加します。
BCGとしての稼ぎ要素も魅力的ですが、それ以前に、知的なゲームとして魅力が溢れ、運営の愛が感じられるゲームです。
一緒に、トップランカー目指して盛り上げていきましょう!
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