こんにちは。
食べることが大好きなMALISです。
先日、日本からのお客様を迎えアメリカンレストランに行ってきたのですが、「お、ここ量少なめやん?」と思ったお料理に
「うわー日本の3倍ある!」
と言われ、私って、私って、、、と糖尿病を心配しだしています。
ちなみに完食しました。
そんなわけで唐突に、過去様々なシチュエーションで割と高めのお店に行った際に”イラっとした瞬間”をお伝えしたいと思います。
レストランについて先ずすべきは、
着席
今も日本では、レディーファーストすべき、しないべき?というくだらない論争が巻き起こっているらしい。
結論を言う。
やっとけよ、レディーファースト。
こと高級フレンチなんぞに行った際には、ちゃんとしたほうがよい。
確か青山のフレンチだったと思う。
ずかずか先に入り、どかっと奥のソファ席に座るおじさん&こそっと椅子にすわる綺麗に着飾った奥様の構図を見たことがあるが、見ているだけで恥ずかしかった。店員もドン引きしていたと思う。
オジサン的には「一家の主の俺、すげーだろ?」的空気を漂わせているのかもしれないが、ただの教養のないじじいだ。
そういやアメリカでも超高級店で男性が奥に座っているのを見たことがあるが、女性は明らかに売春婦だった。あれはあれで恥ずかしい構図だったけど。
そもそもレディーファーストとは文化的なものだと思う。フレンチやイタリアンのお店に行ったなら、郷に従えばいいんじゃないかな?コスプレしたら、らしく振る舞うようなもの。全力で紳士淑女を気取ればいい。
逆に、温泉宿で女性側にお櫃が置かれるのを女性差別だという声があったけど、そこまで目くじらたてんでも、、、と思う。てか、食べたい奴がよそえばよくないか? そもそもだ、サービスいいとこなら定期的に仲居さんが来てくださって、よそってくださる。
御心づけをはずんであげよう。
さらに言うと、レディーファースト云々よりも優先すべきは相手への気遣いじゃないかな?
自分がデートに誘っておいて、相手は頑張ってオシャレして(おそらく彼女の1時間またはそれ以上の貴重な時間をかけて)、何なら何時間もかけて洋服を選んだかもしれない、買ったかもしれない。そしてヒールを履いて来てくれた。
その相手を好きであれば気遣って「ソファ席どうぞ」と言ってあげるのは自然なんじゃないかな?
女の子の靴、ぶっちゃけ超疲れるからね。
こういうこと言うと「こっちが金出すねん」とかいう男性もいるけど、そこが交換条件になるなら最初から割り勘にしなよ、って思うね。
てめーより稼いでんだよこっちは!!!
あぁぁぁぁぁぁん!?
、、、、、、
嘘つきました、半ニートです。
一方、たとえば男性が出張帰りでヘロヘロ、さほどカチッとした店でもないなら、女性が「疲れているなら奥行けば?」と言ってあげるのもいいと思う。「いやいや君がソファ行きなよ」「いえいえあなたが」的問答を繰り返すカップル。
そんなん見たら悶絶するわ。
仲いいカップルって、見てるだけで幸せな気持ちになるよね?
そして相手を気遣った結果は、文化的背景を超越すると思うんですよ。
だからね、
レディーファーストとかいう言葉にとらわれて、
男性差別www
とかぬかしてる奴いるけどさ、
さあ、まだまだ続くぞ。
フレンチあるあるなんだけど、
「うわー何書いてあるか全然わからんわーw」
「フロマージュってなんやねんwww」
的なこと言うの、オシャレって思っている人いません?
いや恥ずかしいから、口開かんといてほしいから、こっちは今すぐ帰りたくなってるから。
言ってる暇あったら、ググれよ?
とはいえ!
中にはトンデモメニューを出してくる店舗もある。
先日お会いした方々に聞いた”二度と行きたくないフレンチ”では、メニューに「青い大地」と記されていたらしく、カップル揃って
「青い大地て何やねん?怒」
とキレたらしい。
ミシュランの星の数に惑わされず、素直な思いを共有できるカップルは素晴らしいと思う。
めでたく食べたいものが決まったら、お次は店員に注文を伝える。
ここでのイラっとポイント、男女問わず経験者多数だと思うけど、
店員に妙に上から目線になる人、いません?
人間的に大丈夫か?と思ってしまうので、デートでやられたら、その場で帰るか二度と会わない方がいいと思う(真剣)。
次に、、、
これは海外編なのですが、、、
アメリカおよびヨーロッパの大部分のレストランの場合、
注文は基本的に取りに来てもらうのを待つ
ウエイター、ウエイトレスさんたちは持ち場が決まっているからね。
アメリカに来る日本人で、自分のメニューが決まると即店員を呼ぶ方がいるけど、あれはちょっと恥ずかしい。というか、チップ制度があるので混乱を招いてしまう。
のんびり待とうよ、何を焦っとるねん、、、と毎回思う。
でもこれは「知らなかったんだなぁ」で済むので、そんなイラっとすることでもない。やんわり待った方がいいですよと伝えて終わり。
もっとオイオイと思うのは、
「英語わからんから注文しといて」
いやいや、、、、
君、幼稚園児か?
自信ないなら指さしでいいんだ。
注文くらい、自分でしろよ? な?
一番よくイラっとポイントで挙がるのが
食事マナー
ですよね?
が、実は私、そこまでイラっとしなかったりする。
だって、食事マナーって育ちに左右されるし、超ドメスティックに育った若者ならナイフとフォークの扱いに四苦八苦することだってあるだろう。
アメリカ人だって、箸を使える人多くなってきたけど、綺麗に使えている人はやっぱり少ない。あれ見てると、まぁ箸くらいでゴタゴタ言うなや、という気持ちになる。
自分の手先が不器用というのもある。
肉を切っていたら、なぜか横に添えられた玉ねぎが飛んで相手の皿にジャストミートしたことがある。赤面。
人は失敗の数だけ優しくなれるんだ。
頑張って丁寧に食べようとしてくれていれば、それだけでいい。
ちなみに、くちゃくちゃ食べる人も一回くらいなら「鼻詰まってるんやな、かわいそうに」と思える。これも鼻風邪になったときに、何をどう頑張ってもくちゃくちゃとしか食べられなかった経験からだ。
きっと相手は副鼻腔炎。
耳鼻科の受診をすすめよう。
ただし、マナーの悪さにも限度はある。
大人数でイタリアンに行ったときのこと。
友人の友人の友人の男性が
パスタを犬食いしていた
あれはさすがに、お、おう、、、となった。
腕の怪我やら障害があるわけでもないのに、パスタを皿からすする奴なんて初めて見たし、スーツに飛び散らないか気が気でなかった。
さて、魔のお支払いタイム。
払ってと言われたら払うし、ご馳走してくれたら「ありがとうございます♡」だし、イラっとポイントはさほどないんだけど、、、
ただこちらも、男性が払うべきか否か論争が巻き起こっているらしいね。
そんなもん、ケースバイケースでしょうが。
例えば友人に、韓国ではさぞかし色んな男性にご馳走してもらっていたであろう財閥の娘がいる。
が、今の彼氏は貧困にあえぐアフリカ系アメリカ人。彼自身は貧困のため大学に行けず、高校卒業後すぐ働きだした。マンハッタンで高卒でいい職に就くのは至難の業。だけど、もともと頭もよく性格もいい彼はどうにかホワイトカラーの給料まともな職に就いている。←これ凄いことだからね!
でも、稼ぎは全部家族に吸い取られるんだ。
だから、デート代は全て彼女が出してあげている。彼女はまだ学生なので、すなわち彼女の親の金。周りの友人に「えーあなたが払ってるの!?」と言われ傷つくこともあるみたいだけど、何とか二人で折り合いをつけてやっている。
何より二人は仲良しだ。
それで十分だと思う。
「付き合ったら男が払うべき」「いや割り勘だ」云々と他人が声高に言っている姿にこそ、イラっとする。
だからもう一度言おうと思う。
というわけで、MALISのイラっとする瞬間でした!パチパチ!
色々書いたけど、相手を気遣う気持ちがあれば、大体のことって解決するんじゃないかな。それだけに、レストラン、特にマナーの様式美トラップが多く存在する高級店では、相手の気遣い度合いが如実に表れるんだろう。
だからね、
クソみたいなマナー本やデート攻略本、もてない奴が書いた女性攻略ブログなんか読む暇あるなら、大切なあの人のことを思いやろう。大好きなあの人の笑顔を思い浮かべよう。
本当のマナーって、そういうことじゃないかな?
MALIS