未知の業界にアサイン！？コンサルの楽しい一か月！

お正月中の皆様、こんにちは。

電波の悪い地域（地元）から四苦八苦投稿するコンサルことMALIS、デジタルデバイドを体感する令和元年の年明けです。

前回、

「コンサルは1か月死ぬ気でやれば、その道を10年やっている方より深い知識を身に着けることができる」

は、ちょっとドヤりすぎではないか？とやんわーり意見しました。

とはいえ、コンサルが新しい業界にキャッチアップするために短期間で勉強する必要があるというのは事実です。

ですので宣言通り、書きましょう。

未知の業界にアサイン！？

コンサルの楽しい一か月！

始まるよ。

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１. あなたはコンサルタント

突然ですがあなたはコンサルタント、これまでは、、、

えーなんですかね？そうですね、自動車業界向けにコンサルをしていました。

自家用車のような”一般消費者向け”の商品を作っている企業をお客様にしていると、なかなか楽しい思いができますよね？なにせ飲みに行った席で「ねぇねぇお仕事何してるの？」と聞かれた時、

「コンサル、ここだけの話〇〇社の社長とこの前も会ってさー」

「えー！すごーい！」

なんて自慢ができますからね。えぇ、守秘義務が自慢欲求の前に惨敗する姿を幾度となく見てきました。

しかしこの世の春は長くは続かぬ。

次のプロジェクトはなんと地味企業向け。業界を特定すると炎上しそうなので地味とだけお伝えしましょう。業界トップの優良企業なんだけど名前を知られていない、そんな感じのお客様です。

当然、あなたはこの企業をよく知らない。

そもそも業界すら知らない。

さぁ、どうする？

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2. 睡魔で仮説思考に到達せよ

まずすべきは情報収集ですね！インプットすべき情報を洗い出し、揃えていきます。

未知の業界の場合は

・なんとか白書

・政府審議会とかの資料

・調査会社の出している業界分析

・業界紙、業界本

・自社のデータベース

あたりを読み込みーの、業界用語を頭に叩き込みーの、各種フレームワークに情報を落とし込みーの、全体像を把握します。

コンサルはプロジェクト掛け持ちが多いため、眠気との戦いでもある。

さらに、並行して業界有名人をリストアップ、プロファイルを作成。プロファイルとは相手の経歴やら趣味やら家族構成やら、、、といった情報をまとめたもの。

クライアントも当然プロファイル。相手を知らないことにはコンサルはうまくいきません。何より、役員クラスはお会いした際に経歴を知らないと大変不機嫌になりますからね。メンドクセー。

1週間これをやると、とても眠くなってきます。いや、眠気を凌ぐ集中力が脳をおかしくしてしまう。

そして勘違いが始まる。

「あー分かったわ、俺分かっちゃった」

この業界の課題、とるべき戦略、もうわかっちゃったわ俺って天才！フェーズの始まりです。この勘違いに基づき、コンサルプロジェクトが設計されていきます。

これが世にいう「仮説思考」です。

（違う）

兎に角、だいぶ初期にプロジェクトのゴールは設定されているのです。

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３. アポ入れの達人

さて、プロファイルがある程度できてくると次はアポ入れです。

アポ入れ先は専門家や関連企業、管轄省庁。

鋼の自信を持つコンサルとて、流石に机上の仮説をそのまま信じて突き進むことは出来ません。

てな訳でアポ入れ。

君は不動産屋か？ってくらい電話します。

当然、「コンサル？あ、担当が出張中でして」的な永遠の外出中対応をされることも多々あります。

しかし心を折られている暇はない。

ひたすらに淡々とアポ入れです。

そして訪問の日まで専門知識を頭に叩き込み質問項目を洗い出します。眠いなチキショー。

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4. 第六感を信じろ

疲れは外に見せないコンサル。ビシッとスーツを決め、

「今日は外出ばかりだな」(キリッ)

分刻みのスケジュールを確認。

大抵のアポ先はきちんとした組織。まず変なことは起こりません。しかし忘れてはならない。あなたが今回担当するのは地味業界。

地味すぎて情報不足、あなたの部下はアポ入れ先をミスるかもしれないーー。

「さーて、次のヒアリング先はっと...」

うん？この雑居ビル？

なんか不穏な空気を...感じるけど...？

睡眠不足で研ぎ澄まされる第六感。ビル外にまで不穏さが流れ出すのは十中八九やばい企業です。出されたお茶を濁す改め一気飲みし颯爽と立ち去りましょう。(多発はしませんが私は一度経験があります...)

「危ない危ない...」

気を取り直し、ヒアリング内容をその日のうちにメモにし共有、仮説を検証していきます。

何度も言いますが、並行して別プロジェクトが走っているのが常のコンサル。いやー、ファーム内は1日が24時間扱いされないの気のせい？気のせいですか。

そうですか、、、

眠いです、、、

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と、大分はしょりましたが、大体こんな感じの1ヶ月を過ごします。コンプリートすれば君は10年選手以上の知識を、、、

得るわけねーだろ？

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ま、クライアントと何とかお話できるようにはなります。クライアントも大人なので「流石コンサル！よ！」なんて言ってくれますが、「素人の割にまぁまぁだな」くらいの意味でしょう。

そしてプロジェクトが本格的に始まっていく。

増え続けるタスク、加速する寝不足、強化される勘違いーー。

令和2年も続くよコンサルのドヤ顏は。

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新年早々コンサルの1ヶ月体験学習、いかがだったでしょう？ 

それではイキり倒したところで、

本年もよろしくお願いします！

MALIS