こんにちは、MALISです。
私いまニューヨークに住んでいます。
ニューヨークは素晴らしいところで、美味しい寿司も、かつ丼も、讃岐うどんも、炊き込みご飯も、ポッキーも、鰻も、そしてグミもいただけます。
しかし、そんなニューヨークにもまだカバーできていない日本の食がある。もはや日本の食品会社、および商社の怠慢としか思えません!
これは罪!罪です!
というわけで、ニューヨーク食品界における
をご紹介しましょう
皆さんいいですか?
断言しますけど、日本はゼリー大国です。
ニューヨークでは美味しいゼリーはまずありません!
いや、そもそもゼリーが売っていません。スーパーに行けばゼリーのもとが売ってるので、おうちで食べろってことかもしれませんね。
しかし私が食べたいのはそんなんじゃない。
フルーツたっぷり、アロエ&ナタデココたっぷりのあいつらなんです。
そう、コンビニに売ってるやつ!
お気に入りはたらみ。たらみのゼリーは妙に無糖とかじゃなくて最高ですね。ジューシー。
日系スーパーに時々我らがたらみのフルーツゼリーが売っていますが、これだけじゃ到底満足できない。私のゼリー消費頻度をなめているのか?
本格進出を願います。
皆さんいいですか?
断言しますけど、日本はプリン大国です。
見てくださいよ!プッチンプリンから始まり、スーパーにはプリンアラモード、カフェにはオリジナルのクリーミーなプリンが並ぶ、なんなら抹茶プリンにほうじ茶プリンだと!?もはやプリン都市だらけではないですか!?
アメリカぁん?
まずね、プリンが販売されているのをほぼ見かけません。高級レストランで時々あるかな?しかしセブンイレブンのプリンには到底及ばぬ。なんで星付きレストランが日本のコンビニに負けるのか、どういうことなのか。
プリン不毛の地、ニューヨークにいると食べたくて仕方がない。特に風邪ひいたときにつるっとプリンをいただきたくもなります。
あー食べたいなぁ。。。
皆さんいいですか?
断言しますけど、日本はバームクーヘン大国です。
日本人のバームクーヘンへのこだわりは異常です。何が異常って、和菓子屋の職人がガチでバームクーヘン研究して焼いてるじゃないですか?あのお伊勢さんの老舗「しらせ」でも、古くからバームクーヘンを年輪にみたて「神宮スギ」の名で販売していました。まぁしらせは洋菓子屋だけど。
そもそもですね、バームクーヘンというのはドイツのザルツヴェーデル発祥。限られた職人のみに許されたクラフトマンシップの結晶だったんです。それを研究し尽くし、抹茶味やらほうじ茶味やらを編み出し、世界最高峰のバームクーヘンを編み出した日本。
異常です。
アメリカはって?まぁまず売ってないよね。
あー食べたいなぁ。。。
皆さんいいですか?
断言しますけど、日本はパン大国です。
(特に神戸)
どこに行ってもパン、パン、パン、、、
それだけなら「食の西洋化」なんですが、日本のすごさは本場を超えるクオリティを追及してしまったところ。大体ですね、東京の安いコーヒーチェーンで出てくるパンが、ニューヨークの高級パン屋とほぼ変わらぬ味。どういうこと?
さらに、アンパン、クリームパン、ウィンナー入りパン、ピザトースト、といった「日本のパン」という謎カテゴリーを確立してしまいました。
ニューヨークはどうだって?
かつてニューヨークは「パン砂漠」と呼ばれ、美味しいパンを探し求める日系パン難民が続出していました(らしい)。
今では続々と美味しいパン屋さんができています。
が、日本と同じ感覚で町のちょっとしたパン屋に入ると痛い目にあいます。なんじゃこりゃ?私の地元でもこのクオリティは出さないというか何日前のパンだよこれ?(怒)
さらに「日本のパン」となると皆無。
ところが最近!マンハッタンに台湾人経営のおしゃれカフェができたのですよ。ここがなぜか「日本のパン」を再現してくれているのです!ウィンナーいりクロワッサンとか、ラピュタめしみたいなパンもあります。
ジュースのゴクリもネクターも缶コーヒーのBossも売っているし、原材料にはわざわざ「日本の小麦」と記されているこの店。日本へのリスペクトが詰まりすぎており、足しげく通っています。
何が言いたいかというと、
木村屋さん、神戸屋さん?さっさとカフェ形態で進出してくれますか?
皆さんいいですか?
日本人のパスタ好きは異常です。
これは韓国人に指摘されました。彼女は日本の大学を卒業したんですが、日常的にパスタを家で調理し、しかも和風にアレンジを加えている姿に驚愕したそうです。
確かに、、、日本て喫茶店でもパスタ出しますもんね。
アメリカもパスタ屋さんは多いですが、例えばカフェでサクッとパスタ出してくるところはありません。ついでにバーで出てくるパスタはゆるっゆるに茹でられたパスタが大量にサーブされ、やばい味がします。
美味しいところは本格イタリアンで、たらこパスタとかじゃこパスタとか間違っても出てきません。
「じゃこパスタと、食後にコーヒー」
みたいなのしたいなぁ。。。
和風パスタ専門店、どなたか進出してくださいませんか?
ジャンルとして確立されていると思いますよ?
アメリカは酪農大国だけあって乳製品が美味しいので、ヨーグルトも超美味しいやつがあります。特にお気に入りはトレーダージョーズの「ヨーロピアンスタイル・オーガニックヨーグルト」。
しかし、こういったヨーロピアーンなヨーグルトになれると懐かしくなってくるのが日本の酸っぱいヨーグルト。
そう、雪印の「牧場の朝」です!
誰でしょうか、この名前をつけたのは?爽やかな酸味と適度なボリュームがまさに「朝」です。
、、、って、あれ?
「ぼくじょうのあさ」じゃないの!?
「まきばのあさ」なの!?!?
パッケージに明記されてる!?いやいや、、、家族全員ぼくじょうって呼んでた気が、気のせいか!? いやー、書く行為を通じて様々な発見があるものですね、ALISに感謝です!
ちなみに、フルーツがごろっと入っているヨーグルトもアメリカではまず見かけません。入っていてもフルーツピュレです(しかも高い)。品質管理の関係なのか、はたまた食品加工技術の問題なのか。もしかしたら、カットフルーツたくさん売っているので入れて食えよ?ってことかもしれません。
いずれにせよ、進出を心待ちにしています。
しめを飾る7つ目の大罪は「おでん」です。
今月は最高気温がマイナス10度以下の日が続き本当に寒く、おでんを食べる妄想にうなされています。ニューヨークでおでんがいただける場所は非常に限られており、まだまだマイナーなのです。
が、さらに私が食べたいのは普通のおでんじゃない。
名店の味なんて求めません!私は、
セブンイレブンのかまくらを指定したい!
しかも長らく誰も注文していなかったんだね、、、というひたひたに染まったやつが最高!味のしみ込んだ下部と、フレッシュな味わいを楽しめる上部のハーモニーがたまりません。
ニューヨークでセブンイレブンのかまくらをいただける確率は0%。
セブンイレブン、値段3倍でいいんで「おでんやさん」をつくってくれないですかね?いや、誰か「Kamakura」って名前でおでん屋さん始めてください。内容はそっくりそのままセブンのおでんでいいです。内装はNYCに進出している日系ラーメン屋をもろパクリでいいでしょう。
ついでに「柚子胡椒」も広めてくださいね。
以上、ニューヨークに進出すべき7つの大罪(日本の食)をご紹介しました!
あ、これ別に持って来いって言っているわけじゃないですからね?持ってきてもらってもいいけど、そういうわけではないですからね?
ね?
MALIS