ニューヨークの食を語るうえで外せないのが
の存在。渡米するまでは「あれは中華」と認識していたのですが、仲良くなった中国人に「Japanese food食べに行こうよ!」と言われ送られてきたリンクがRamenだったあの衝撃。
そう、Ramenは和食です。
謎の大ヒットによりニューヨーク中に広まるラーメン屋さん。「Ippudoができたんだねー」なんて言っていたころが懐かしい。むしろ東京よりラーメン密度が高いような気もする昨今のマンハッタン。
とはいえ、日本と全く同じではない。
今日は唐突にニューヨークのラーメン事情をお伝えしたいと思います。これから米国進出を目指すRamen Alisistaの皆さん、熟読してくださいね。
はい、ファストフードじゃありません、レストランです。
って、券売機システムがないのでまぁそうなりますよね。のりはおしゃれ居酒屋、こじゃれ和食屋って感じです。
単価も高く、前菜、ラーメン、スイーツ、酒、と頼む人が多いので一人30-50ドルくらいしてるんじゃないかな?(ラーメン1杯は15ドル前後からです)
客層も、赤ちゃん連れてみんなで食事していたり、カップルがワイン片手に楽しんでいたりいろいろ。とはいえカウンター席もあるラーメン屋が多く、一人飯処の少ないニューヨークでは孤独な人々の救世主となっている可能性大。
ラーメン屋ヒットの理由の一つかもしれません。
ちなみに内装は、おしゃれ系レストランとして「Ippudo(一風堂)」がヒットを生み出しました。暗い店内、入り口にはバーカウンター、ずらっと並ぶSake(日本酒)。2時間待ちはざらという人気ぶり。
が、最近はやりすぎない内装の方が「本物」感がありうけているように感じます。これはニューヨーカーが味に厳しくなり、内装じゃ誤魔化されなくなってきたのかも。ラーメンのNY進出も随分とこなれてきた、ということでしょうか。
さて、ニューヨーク進出において取り急ぎ皆さん用意されているのがこの
「ベジタリアンメニュー」
ニューヨークはベジタリアンが多いです。
健康上、環境上、宗教上、色んな理由でベジタリアンメニューを選ぶ方がいる。
この前、近所のラーメン屋さんに行ったら横の4人組が全員ベジタリアンラーメン食べていました。材料は柚子胡椒が入っているらしく、もしかしたらおいしいのかもしれない、、、
気が向いたら挑戦してみます。
これは誰が始めたのでしょうか?
ニューヨークでは餃子よりもバンズの方がメジャーです。これは中華まんのようなしっとり生地にチャーシューをはさんだもの。おそらく、中国かシンガポールの方が始めたのが鉄板になっちゃったのではないかと推測。
ちなみに私は
「チャーシューバンズと餃子、サラダ、以上」
という注文を頻繁にします。
ラーメンなしです。すいません。
チャーハンセットって日本だとよくあると思うんですが、ニューヨークのラーメン屋ではなかなか見かけません。代わりに、チャーシュー丼、ジャパニーズカレー丼、高菜丼あたりをよく見かけます。
のせるだけの丼ものに比べ、チャーハンは難易度が高いのかもしれませんね。
日本のしっとりチャーハン食べたいな。
先に申し上げた通り、アメリカではラーメン屋でのんびりだらだら酒を飲むってのがあります。
というわけでお酒の種類も豊富!ビールから焼酎、日本酒、ワインまで!
オシャレ感出すとこだと↓↓
こんなことになります。
一品とカクテルだけで帰る人もいるんですよね。美味しいJapanese Restaurantにきちゃった💛って感覚なのかもしれません。
ここまでいかがでしたか?
思ったより変わった点は少なかったような気がします。え、そんなことない?
正直、ニューヨークはラーメン屋が飽和状態。犬も歩けばラーメン屋にあたるってほどラーメン屋があります。
そんなわけで今後進出を考えている方には以下をお勧めしたいです。
ニューヨークでは圧倒的にとんこつ、チキンスープがメジャーで、美味しい醤油ラーメンが少ない! 個人的には一風堂か、「つくし」という割烹が出す醤油ラーメンが美味しいです。
もっと増えてほしいですね。
さらにですね!
なぜかスイーツにはアイス(またはMochiアイス)を提供するラーメン屋が多いのですが、ぜひ
を今一度考えていただきたい。
ラーメン屋でデザート?それ重くない?と思うやつはアメリカ人の胃袋をなめ腐っておりますね。いいか、前菜2つにラーメン、抹茶ケーキをSake飲みながら平らげるやつらですよ?ミッドタウンの高級ラーメン屋Tonchinのスイーツ充実ぶりを見習っていただきたい。
MALIS