地中20㎞まで穴を掘り
地熱を電気に変えて
地熱発電所を作る計画があります。
この
地熱発電所を作ろうとしてるのは
マサチューセッツ工科大学の
研究者たちが集まった会社です。
このベンチャー企業の名前は
「クアイズ」という会社で
「73億2000万円」の資金調達を
成功しました。
今まで地熱発電は
コストが高すぎて利益が薄く
みんなやりたがりませんでした。
しかし今回
「ジャイロトロン」と言う
最新技術を使う事で
コストを下げるとの事です。
このジャイロトロンという物は
地球の磁場でジャイロを回転させ
ジャイロに電気をたくさん集め
高速回転させる技術です。
この高速回転したジャイロから
高電圧の電気を作り
ビームにして地中を溶かし
穴を掘って行くのです。
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地熱発電とは
地中を深く掘って行くと
だんだん高温の場所になって行き
この熱で電気を発生させる事です。
熱を電気にする方法は
まず地中深くに水を流し込み
地中の熱で水を水蒸気にします。
その蒸発した水蒸気は
ボイラーと言うタンクに
どんどん入れられて圧縮されます。
そして圧縮させられた水蒸気は
小さな出口から勢いよく出され
その勢いでモーターを逆回転させ
発電するのです。
どんな発電所でも
結局の所モーターを逆回転させ
発電させてます。
その逆回転させる力の
水蒸気を作る方法が違うだけで
電気を作る直接的な物は
全部モーターなのです。
原子力が核分裂時に出る熱を使い
火力発電が石炭やガソリンの燃で
水を水蒸気にして圧縮し
その勢いでモーターを回します。
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地熱発電があまり使われない理由は
地中深く掘った時の
地球の岩盤層の岩の熱伝導率が
凄く低い事です。
地熱発電は
この岩盤の岩の熱を利用して
水を水蒸気にします。
しかし岩は
1度水を入れて冷やしてしまうと
岩に周りからなかなか熱が伝わらず
高温になるまで時間がかかるのです。
その為
穴を掘るコストや効率の低さから
あまり手が付けられてない
発電方法なのです。
しかし今回岩盤の熱を
穴に水を入れて水蒸気にする時
水を入れても常に水蒸気なる温度に
保てち続けられる深さまで掘ります。
その深さが地中20㎞地点で
ここまで深く掘ると
岩盤の温度が500度までになります。
その為
永久に無料で熱エネルギーを使え
凄くコストが削減されるのです。
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現在世界で1番深くまで掘られた穴は
ロシアのムルマンスク州にある
コラ半島で掘られた穴で
1万2262mの穴です。
ここで掘られた穴は
「コラ半島超深度掘削坑」と言い
ドリルで掘られて行きました。
しかしここまで掘ると
地中の温度が180度以上に達し
ドリルの耐久温度を超えてしまい
これ以上掘る事が出来ませんでした。
でも今回掘る穴は
電気ビームで岩を溶かして掘るので
機械の限界と無なく
最大20㎞まで掘れるそうです。
穴をる会社の「クアイズ」は
2年以内に穴掘り機を開発し
2026年までに発電所を作ります。
発電所は
使われて無い石炭火力発電所を
リフォームして使うそうです。
そして2028年までに
穴堀を完了させ
発電所を稼働し
発電開始させるとの事です。